
「髪がいつもパサパサになる!」
「髪の指どおりが悪い!」
「まとまりが悪くて広がる…」
髪の毛の乾燥に悩んでいる人は案外多いのではないでしょうか?
特に硬い髪の人、くせ毛の人、髪が細い人などは髪がパサパサになりやすいようですね。
なぜ髪は乾燥するのか、髪の毛が乾燥する8つの原因と対策を紹介します。
髪に必要なケアを知って乾燥知らずの髪の毛を手に入れましょう!
髪の毛が乾燥する原因はなに?
髪が乾燥する原因にはどんなことが考えられるでしょうか?
根本的な原因を知っておくと、どんな行為が髪を乾燥させるのかもわかりやすくなるんです。
知っておくべき原因3つをご紹介します。
髪がパサパサするのは水分不足が原因!
髪の乾燥の原因は、ずばり!水分不足です。
乾いたスポンジを思い浮かべてください。
パサパサして軽く、密度がないですよね。まさに髪があの状態になっているのです。
通常、髪の内部には適切な量の水分が含まれ、髪にしなやかさをつくっています。
この水分が髪の外側に流出することが、イコール髪の乾燥なんですね。
くせ毛や細毛の人は乾燥しやすい?
結論を先に言うとくせ毛や細毛の人は特に乾燥しやすいです。
その理由は、水分と水分を保持するたんぱく質が少ないためです。
くせ毛はうねりのためにたんぱく質が少なめ。比例して水分量も少なくなるのです。
細毛はたんぱく質や水分がそもそも不足している状態で、そのままにしておくとやはり乾燥しっ放しになります。
頭皮の乾燥も関係ある?
頭皮の乾燥も髪の乾燥に影響します。
髪は頭皮の内側から生えているので、頭皮の状態は髪が育つ環境そのものです。
頭皮の血行が悪くなると髪へは栄養が十分に行き渡らなくなります。
そのため髪はやせ細って内側のたんぱく質や水分が足りなくなり、髪が痩せ細って乾燥につながるのです。
植物が育つ土が乾くと植物にも元気がなくなる、それと同じことなんです。
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あなたはやってない?髪が乾燥する原因 8 選
ここで、髪を乾燥させてしまうヘアケア方法と、乾燥させないための対策をご紹介します。
よかれと思ってやっていることが意外と多いかも知れません。あなたのヘアケアを振り返ってみましょう。
頻繁なヘアカラー・パーマ
頻繁にヘアカラーやパーマをかけるということは、それだけ髪に負担をかけているということです。
髪の外側を覆うキューティクルがはがれ落ちて、それまで守られていた水分やたんぱく質が外に流れ出ます。
ヘアカラー・パーマ対策
ヘアカラーやパーマ後には必ずトリートメントを欠かさないことが大切です。
キューティクルを補修して、髪の傷みを和らげることができます。
強めの成分でつくられている家庭用ヘアカラーの使用は一旦休み、カラーが必要な場合は美容院でヘアマニキュアや微酸性のヘアカラーをを入れてもらい、髪を保護しましょう。
毎日のコテ・アイロン
コテやアイロンの熱は、長く当てれば当てるほど、そして頻度が多ければ多いほど、髪から必要な水分やたんぱく質を失います。
一度失った水分やたんぱく質をもとに戻すことはできません。
コテ・アイロン対策
使用前には必ず、コテ・アイロン用の耐熱スプレーをかけましょう。
また濡れたままの髪へは使用してはいけません!
水分を一気に失い、たんぱく質は変質してゴワついた髪になります。
この状態はもとに戻せないので注意が必要です。使用時の温度は低めの設定でも十分に効果はあります。
100~140℃程度にして様子を見てください。
ドライヤー使用前、使用後のケアをしていない
前章でも触れましたが、髪は熱にとても弱いです。ドライヤー熱にも弱いことは言うまでもありません。
ドライヤー使用前・使用後のケアはもちろんのこと、ドライヤーのかけ方を意識する必要があります。
ドライヤー対策
ドライヤー使用前には専用のアウトバストリートメントで髪、特に毛先を重点的に守りましょう。
ドライヤー使用時はドライヤーを斜め45度にして温風を当て、同時に髪の根元まで風が行き届くように手ぐしを使います。
8割方乾いたら毛先の方向に髪をなでてキューティクルを整えると効果的です。ドライヤー後の髪にもオイルなどのトリートメントを忘れずに。
シャンプー後は自然乾燥しがち
シャンプー後、髪をそのまま自然乾燥させていませんか?
シャンプー後の髪の毛は、髪の外側のキューティクルが全面解放されていて、乾かない間は水分とたんぱく質が流れ出ています。
この時間を少しでも短くする必要がありますので、やさしくタオルドライしトリートメント後、ドライヤーをかけるようにしてください。
紫外線ケアをしていない
当然のことながら髪にも日々紫外線が当たります。
肌の老化を促進させると言われている紫外線A波は髪のダメージもじわじわ進行させて、本来髪や頭部を守っているメラニン色素まで壊します。
結果、水分・たんぱく質の流出につながるのです。
髪の毛のための紫外線対策
髪用のUVケアスプレーの活用をおすすめします。
スタイリング後の髪に10~15cm離してスプレーして気軽にUVケアが可能です。
2~3時間おきにかけると効果が続きます。
ヘアスタイルの崩れが気にならなければ戸外では日中帽子をかぶるのも有効です。
また、外線を浴びたその日には、髪のみならず頭皮も専用の美容液でケアしましょう。
特にシャンプー・リンスにこだわりがない
髪がパサつきがちなのにさっぱりした感触のシャンプー・リンスを使っていませんか?
髪や地肌のコンディションに合わせたシャンプー・リンスを使っていないことが、髪の乾燥を加速させることがあります。
シャンプー・リンスの選び方
髪の乾燥が気になる時は、髪や地肌への保湿効果に優れたシャンプー・リンスを使うことが大切です。
それに加えて髪に関する細かな悩み、望む仕上がりや洗浄力に応じた製品が各社から発売されています。
また、いつもはドラッグストアだけど通販で探してみる、など視野を拡げて探すのもお気に入りの一本を見つける秘けつですね。
一日中会社の空調の風にあたっている
オフィスを過ごしやすく快適にしてくれている空調の風も、髪に少なからずダメージを与えています。
髪が風に当たることで髪内部の水分が飛ばされるためです。
オフィスでは風をよけたりコントロールすることもままなりませんよね。
髪の毛のための空調対策
オフィスの空調対策にはぜひ、洗い流さないタイプのトリートメントを常備しましょう。
最近はサラッと軽い感触の、水分補給をメインにしたトリートメントも数多く発売されています。
少なくとも朝・昼・夕には塗るようにするのがベストです。仕事中に洗面所にゆき、サッとひと塗りできるような一品を見つけましょう。
偏った食生活をしている
偏った食生活が髪の乾燥の原因になることがあります。
健康で艶やかな髪に必須と言われる栄養には、たんぱく質、アミノ酸、ミネラル、L-システインが挙げられます。頭皮にはアスタキサンチン、フコイダンやリコピン、βカロチンがよいとされています。
髪の乾燥対策になる食事とは?
髪の乾燥対策にいいとされる食事は、どのようにして摂るのがいいでしょうか?
先に挙げた栄養素は、身体の健康にもよいおなじみのものばかり。
これらを含む食材を、効率よく吸収できるように調理したいですね。
注目はアスタキサンチンのように抗酸化力です。髪を生み出す地肌のことも考えるとよいでしょう。
成分名 | 主な食べもの |
---|---|
アミノ酸 | 赤身肉、大豆、乳製品、魚介類 |
ミネラル | 牡蠣、豚レバー |
L-システイン | 小麦粉、羊肉、牛肉、鮭、オートミール |
アスタキサンチン | 鮭、海老、蟹、
トマト、にんじん、パプリカ |
リコピン | |
βカロチン | |
フコイダン | コンブ、ワカメ、もずく |
もう髪をパサパサにしない!おすすめのケア方法
もうこれ以上、髪の乾燥に悩まされたくない!
そんな人のために、髪のパサパサを抑えてしなやかな髪をつくるケアをご紹介します。
これまでに紹介したケアをよりくわしく紹介していますので、乾燥対策に役立ててくださいね♪
トリートメントを使用する
髪の乾燥対策、まず第一はトリートメントを使用することです。
トリートメントには入浴時に使うインバストリートメントと、タオルドライまたは乾いた髪に使用するアウトバストリートメントの2種類があります。
乾燥対策をはじめ、様々な髪の悩みに合った製品が揃っていますので、現状に合うものを採り入れましょう。
ヘアオイルを使用する
ヘアオイルはインバストリートメントとしてもアウトバストリートメントとしても使用できるものもあります。
どちらも髪にしなやかさを与えて水分の蒸発を防ぎます。
洗った髪に適量をなじませてタオルを巻き、しばらく置いた後に洗い流したり、またはタオルドライした髪に適量をつけ、ドライヤー後にまたつけてもOK。
一本あるととても便利です。
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サロンでトリートメントをしてもらう
1ヶ月に一度など、サロンで定期的なスペシャルケアをしてもらうのもおすすめです。
サロンではプロが髪の状態も診てくれます。
髪が生まれる周期からすると、セルフケアでは及ばないところをケアしてもらうのにちょうどよいサイクルです。
トリートメントの他、ヘッドスパなどのメニューがあるサロンもあります。
【パサパサ対策】シャンプー後の髪の正しい乾かし方
シャンプー後の髪の乾かし方が髪の乾燥に影響します。
普段の何気ない乾かし方が髪のダメージを更に強めている場合もあり、乾かし方を改善するだけで乾燥から髪が復活することもあります。
これまでの乾かし方を見直しましょう。
タオルドライはこすらないように
お風呂から上がったらまずするのは髪のタオルドライです。髪をタオルでゴシゴシこするのはやめてください。
濡れた髪は水分とたんぱく質がむき出しになっており、濡れた髪はやさしく扱う必要があります。
毛先に沿って髪をやさしく拭き、すぐにドライヤーを使わないならタオルキャップをかぶせるなどして、水気を吸収しましょう。
乾燥が気になる箇所にはヘアオイルを使用する
乾燥が気になる箇所には、ドライヤー前にヘアオイルをつけましょう。
毛先につけるとなお、乾燥対策になります。
毛先につける場合は毛先から5cmくらいのところから、毛先に向かってつけてください。
ヘアオイルにはドライヤー前につけるタイプのものもあり、ドライヤー熱から髪を守ることをうたっている製品もあります。
ドライヤーは左右に振りながら使用する
ドライヤー使用中、ついやってしまいがちなのは1か所に集中して熱を当ててしまうことや、髪に近づけすぎてしまうことです。
いずれも髪に大きなダメージを与える原因です。
うまく乾かすにはその他にどんなコツがあるのでしょうか?
根本から毛先へ風をあてる
コツのひとつは、髪の根元から毛先にドライヤーの風を当てるようにすることです。
根元から毛先の流れはキューティクルの流れに沿っています。
そのため、キューティクルや髪内部の水分やたんぱく質を必要以上に壊さずに済みます。
また、手ぐしを使って必要な熱が髪の広範囲に渡るようにすることも大切です。
乾いたらブラシでとかす
乾いたら髪をブラシでとかします。
このとき、プラスチック製ではなく木製のクシや動物の毛由来のブラシを使うのがベターです。
静電気が起こりにくいブラシを使うことで、髪への刺激を最小限に抑えます。
また、ブラッシングすることで髪の引っかかりやほつれを均一にできます。
髪をからまっていない状態にしておくのも大切です。
最後に保湿剤でケア
仕上げに髪を保湿剤でケアします。ローションやクリームタイプもあれば美容液やオイルタイプなど、数多くの種類が発売されています。
保湿だけでなく、髪にハリやコシを与えたり、サラサラの感触にしたりと様々です。
髪の保湿を最低限の条件にして合う製品を見つけてください。髪だけでなく、同時に地肌にもうるおいや栄養を与える製品もあります。
まとめ
髪質に由来する乾燥からオフィスの空調によるもの、それに食生活まで。乾燥の原因は季節問わず潜んでいることがわかりました。
意外に意識していないのが紫外線対策ですよね!
今一度自分がしているヘアケア方法を振り返って、できることから実践してみましょう♪