
年齢肌のサインとして代表的なほうれい線。
なんとか改善したくても、スキンケアでは追いつかないイメージがありますよね。
かといって「美容整形に手を出すのはちょっと…」という方も多いはず。
今回の記事では、実際のところどのような対策が効果的なのか、ほうれい線に効果のある美容液は存在するのか、など詳しく解説していきます。
さらには具体的なおすすめの美容液や、スキンケア以外の対策方法もご紹介していきますので、参考にしてみてください♪
ほうれい線におすすめの美容液の選び方は?
最近はスキンケア商品の研究が大きく進み、ほうれい線に確かな効果が認められるものも増えてきました。
しかし商品が増えてきた分、本当に効果のある美容液を選ぶのも大変になってきましたよね。
そこで重視したい、ほうれい線に効果的な美容液選びのポイントは大きく2つです。
- 保湿力が高いこと
- しわ改善に適した成分が配合されていること
この2つをクリアできているものを選んでいきましょう。
次の項目ではその理由から詳しく解説していきますね。
ほうれい線ができる原因とは?
ほうれい線とはしわの一種です。
肌内部の真皮に存在する「コラーゲン繊維」や「エラスチン繊維」の働きが弱まり、肌の弾力をキープできなくなってしまうことが直接の原因となって発生します。
では、真皮の繊維の働きが弱くなる原因は?といえば、「肌の乾燥」や「紫外線の影響」「表情筋の衰え」などが挙げられます。
このうち肌の乾燥に関しては、スキンケア選びによって大きく改善できるポイントとなります。
肌の乾燥を補えるような、保湿力の高いものを選んでいきましょう。
次の項目では保湿成分の選び方も解説しますよ。
ほうれい線対策にはまずは保湿成分をチェック
ひとことに保湿成分と言っても、最近では様々な種類があり選ぶのも一苦労という場合も多いですよね。
そんなときには、効果的な成分をある程度覚えてしまうのがオススメです。
そこでぜひ覚えていただきたい3つがこちら。
1.コラーゲン
角層内の水分をキープして保湿する。
外気の湿度が下がっても水分を抱え込み、肌の弾力をあげる効果がある。
2.ヒアルロン酸
コラーゲンと同じく角層内の水分をキープする。
人間にもともと備わっている成分のため、どんな肌質の方でも使いやすく、肌馴染みが良い。
3.セラミド
皮膚にもともと備わっている保湿成分の一種で、角層内で水分をはさみこむ働きをする。
コラーゲンやヒアルロン酸よりも潤いのキープ力は高く、長時間保湿が可能。
この3つはとても保湿効果が高く、かつ敏感肌の方でも使いやすい成分です。
ほうれい線の大きな原因となる「乾燥対策」としては欠かせないものなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
では次の項目では、ほうれい線=しわ対策として直接効果的な成分をご紹介します。
ほうれい線によいとされる有効成分も確認しておこう
ほうれい線改善のためには、しわ改善効果のある有効成分を取り入れていくのも大切です。
代表的なのがこちらの3つ。
1. レチノール
ビタミンA誘導体の一種で、しわやたるみ、毛穴悩みなど様々な肌悩みに対応できるとされている注目の美容成分です。
2017年には資生堂の「純粋レチノール」が、厚生労働省よりしわ改善効果を認められています。
2. ナイアシンアミド
ビタミンB群の一種で、ターンオーバーを促して肌荒れを防ぎ、セラミドを生成する手助けもするので保湿効果も高いというマルチな成分。
2018年にはコーセーが、厚生労働省よりしわ改善効果を認められています。
3.ビタミンC
美白効果のイメージが強いビタミンCですが、実はコラーゲンの生成を助ける働きがあり、結果としてほうれい線の改善に役立ちます。
そのほかにも美白や毛穴対策など様々な効果のある、とても有能な美肌成分です。
どの成分も、ほうれい線対策としてだけではなく、美肌効果に優れたとても優秀な成分となっています。
先ほどの保湿成分と併せて覚えておくと、迷うことなく確実に、ほうれい線対策に適した化粧品を選べるようになりますよ。
無理なく続けられる価格の美容液にすることも大切
ほうれい線に効果のある美容液を選ぶ際に、成分以外でも1つ注意したい点があります。
それは、無理なく続けられる価格かどうか。
特にレチノールやナイアシンアミド配合の美容液は、成分の希少性から値段も高くなりがちです。
無理して買って、ケチケチと使うことになるようでは、本来の効果が得られずに逆にもったいないことになってしまいます。
毎日適量を惜しみなく使える美容液を選びましょうね。
では次の項目では、具体的におすすめの美容液をご紹介していきますよ。
ほうれい線におすすめの美容液5選
ほうれい線におすすめの美容液を5つ、ご紹介していきます。
保湿力の高さはもちろん全てがクリアしていますが、そのほかそれぞれの特徴も簡潔に解説していきます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
ランコム ジェニフィックアドバンストN
ランコムの大ベストセラー美容液、ジェニフィックアドバンストN。
人がもともと持っている「美肌菌」=「素肌を元気にする菌」の動きを活発にさせることができる美容液です。
洗顔後すぐに使用するタイプで、その後のスキンケアの浸透も良くしてくれます。
使い続けると美肌菌の効果で肌が細胞から強くなり、ゆらぎにくく美しい素肌を手に入れることができるでしょう。
アヤナス リンクルO/L コンセントレート
アヤナスのリンクルオイルコンセントレートは、しわ改善を目的として作られた美容液オイルです。
シワには、表皮にできるものと、ほうれい線のように真皮にできるものと大きく2つありますが、こちらはどちらにも有効な処方となっています。
シワ改善の有効成分として国に認められているナイアシンアミドのほか、高保湿成分がたっぷりと配合されています。
それでいて、成分がナノカプセル化されているので、肌への浸透もスピーディー。
オイルにありがちなベタつきも気にならず、使い心地もとても好評ですよ。
Obagi(オバジ) C25セラム ネオ
オバジの看板美容液であるビタミンC入りの美容液。
メーカー至上もっとも高濃度で配合されているのが、オバジC25セラム ネオです。
ビタミンCは水溶性成分のため安定化が難しいのですが、オバジが15年かけてようやく作り上げた最高濃度のビタミンC美容液です。
さらに、ハリ感UPに効果的な「パワークロー」というオリジナル成分や、そのほかの保湿成分もたっぷりと配合されています。
ほうれい線だけではなく、毛穴の開きやざらつき、くすみなど大人女性の様々なお悩みに応えてくれる美容液です。
POLA リンクルショット メディカル セラム
POLAが、しわ改善のために15年もの年月をかけて開発したリンクルショットメディカルセラム。
日本で初めて、深いしわの改善効果を認められた「ニールワン」という新成分が配合されています。
これまでの化粧品では肌の表面に対するアプローチしかできませんでしたが、このニールワンは肌の奥、真皮の改善が可能となりました。
これによって、ほうれい線などの深いしわにも効果が認められるようになったのです。
部分美容液としては決してお安くはありませんが、ほうれい線のみの使用であれば4か月ほど使用できます。
スキンケアのみでしわを改善できるとしたら、コスパも悪くはありませんね。
DEW モイストリフトエッセンス
「ハリ美容液」として大人気のDEW モイストリフトエッセンス。
ヒアルロン酸をベースにした独自開発の成分である「ヒアロサポートα」「ヒアロキープcp」が、お肌の弾力をUPさせてくれます。
オイルの配合量が多いですが、浸透も早く使い心地が良いのも嬉しいポイントです。
お肌の隅々の角層までしっかりと潤いを与えてくれるので、使ってすぐにハリ感を感じることができますよ。
おすすめの美容液は以上です。
では次に、スキンケア以外のほうれい線ケア方法をご紹介していきますね。
ほうれい線予防には筋トレもおすすめ!
ほうれい線予防には、顔の筋トレをするのも非常に効果的です。
その理由と、具体的な方法を簡単に解説していきますね。
ほうれい線と関係のある表情筋を鍛える
これまでにお伝えしてきた通り、ほうれい線を予防するには、お肌の真皮の状態を整えるのが効果的です。
実はほうれい線部分の真皮とは、表情筋が弱っているとそれに引っ張られるようにして乱れてきてしまいます。
そのため、スキンケアだけでなく、表情筋を鍛えることも大切なのです。
おすすめなのが簡単にできる舌回し運動です。
舌回し運動法
→歯の外側をなぞるように、1回転に2秒ほどかけて舌を回していく。
※右回転/左回転それぞれ20回を1セットとする。1日に2~3セット行うのがおすすめ。
毎日コツコツと続けていくと、必ず効果を実感できますよ。
美顔器やマッサージで顔の筋肉をほぐす
表情筋を鍛えることは大切ですが、そのあとに顔の筋肉をほぐしていくのも同じくらい大切です。
美顔器を使うか、オイルなど潤滑剤を使ったマッサージでほぐしていきましょう。
内から外へ、耳のリンパに流すように優しくほぐしていきます。
最後は耳から鎖骨まで流してあげてくださいね。
このときに決して力を入れず、「物足りないかも?」と感じるくらい優しく行うのがポイントです。
そして最後、食生活でも気を付けていただきたいことを解説していきます。
バランスのとれた食事で肌の内側からもサポート
お肌のハリやたるみは、体の内側からも改善することが可能です。
むしろほうれい線など、肌の深くの真皮が原因のお悩みは、スキンケアだけで改善するのは難しいので、内側からのケアも重視したほうが効率的ですよ。
具体的には、たんぱく質やビタミンCを多く摂取するように心がけていきましょう。
いずれもコラーゲンの生成をサポートし、ほうれい線対策に一役買ってくれますよ。
たんぱく質は納豆やヨーグルト、豆腐などがお手軽に食べられるのでオススメです。
ビタミンCは果物などに多く含まれますが、水溶性成分で吸収されやすいので、こまめに摂取するとさらに効果的ですよ。
まとめ
ほうれい線は一度定着してしまうと美容整形以外では改善が難しい、というのがこれまでの定説でした。
しかし最近ではスキンケアの進化が目覚ましく、毎日コツコツとケアを続けていけば改善できるというのが新常識となってきています。
もちろん、表情筋のトレーニングや内側からのケアも必須にはなりますが。
自分に合った美容液を取り入れて、ほうれい線のない若々しい美肌であり続けていきましょう!