
「ファンデーションを塗った10分後には小鼻周りがテカってくる…」
「化粧直しがTゾーンのテカりに追いつかない!」
「ふきとり化粧水やあぶらとり紙を使っても、すぐに皮脂で顔がテカテカになってしまう。」
そんな肌の悩みはインナードライあるあるではないでしょうか。
実は、そのふきとり化粧水やあぶらとり紙が、インナードライの原因かもしれません。
今回は、そんなインナードライの原因と、その対策が出来るプチプラの化粧水を紹介します。
インナードライとは?
まずは化粧水を選ぶ前に、自分の肌の状態を理解しましょう。
インナードライとは乾燥性脂性肌という肌質で、肌に水分が少なく、皮脂が多い状態のことを言います。
インナードライの肌は表面が皮脂でテカテカしていますが、肌の内部は水分が足りず、乾燥しているのです。
その乾燥によって皮脂が必要以上に分泌され、頬以外のTゾーンなど顔の表面がテカるんです。
乾燥でひび割れた土の表面に、油を大量にこぼした状態をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
インナードライを、ニキビができやすいオイリー肌と間違える人も多いようですが、オイリー肌は水分が多く皮脂が多い状態なので、スキンケアの仕方が違います。
そして怖いことにインナードライは、加齢によって衰えている「加齢肌」と同じ状態なのです。
インナードライには特効薬などは無く、自分で肌のバリア機能を高めて改善していくしかありません。
では、インナードライの肌トラブルにはどんなものがあるのでしょうか。
インナードライのよくある間違った対処法と一緒に紹介します。
インナードライの肌トラブル
インナードライの肌トラブルの特徴は、アルコールなどが入っている使用感のさっぱりした化粧水を使って、皮脂を抑えようとすることで、さらに肌の乾燥が進んでしまうことがあります。
さっぱりした化粧水は保湿成分が多くはないので、インナードライには逆効果です。
間違って選んだ化粧水で、肌の乾燥が進み、皮脂がもっと分泌されて、さらに顔がテカってしまう悪循環に陥ってしまうのは嫌ですよね。
そして、その分泌された皮脂によって毛穴が詰まり、ニキビができてしまいます。
ニキビがいきなりできることも、インナードライの特徴なんです。
インナードライとニキビについてもっと詳しく知りたい人はこちらもどうぞ
「インナードライもオイリー肌も見分けがつかない!私はどっちなの?」
という人は多いのではないでしょうか?
次は、インナードライとオイリー肌の見分け方を解説します。
インナードライとオイリー肌の見分け方
インナードライと違い、オイリー肌は「水分と皮脂が多い状態」をいいます。
実はこの二つを、簡単に見分ける方法があるんです。
見分け方は、洗顔後に10分間、何もつけずに放置して鏡で観察することです。
洗顔後は美容液や化粧水をつけたいですが、ぐっとガマンしましょう。
肌が最初からしっとりして、少しずつ皮脂でテカってきたらオイリー肌です。
インナードライ肌は最初から肌がつっぱり、乾燥しているのに皮脂で顔がテカりはじめます。
笑ったりしたときにひっぱられる感じがあれば、つっぱっている証拠です。
10分間の肌の変化を鏡で観察して、うまく見分けましょう。
見分けることで、自分に適したスキンケアが分かります。
では次に、インナードライの原因にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
インナードライの原因
インナードライの原因には、肌の保湿不足や、オイルなどによる油分の与えすぎがありますが、いちばん大きい原因は乾燥です。
洗浄力の強すぎるクレンジングでの洗顔のし過ぎや、あぶらとり紙などの皮脂を取るスキンケアで、肌が乾燥して皮脂が異常に分泌されてしまいます。
では、インナードライを防ぐためにはどのような対策が必要なのでしょうか?
効果的なインナードライの対策方法を見ていきましょう。
インナードライの対策
インナードライを改善するスキンケアは、肌の乾燥対策がポイントです。
洗顔やメイククレンジングは、保湿力の高いものをつかって、優しく洗いましょう。
私の場合ですが、オイルクレンジングではなく、クリームクレンジングにしたらテカりがかなり改善された気がします。
洗う時も、熱めのシャワーを直接顔に掛けるのではなく、できればつめたい流水を手ですくって洗い流しましょう。
そして、洗顔の後は、保湿に重点を置いたスキンケアを心がけることが大切です。
最初に化粧水で肌に潤いを与えたら、美容液、乳液、クリームの順でスキンケアをしてきます。
化粧水の前にプレ化粧水を使って、皮膚に潤いを与えるのもオススメですよ。
「テカるから、乳液やクリームはいらないんじゃない?」と考えがちですが、乳液とクリームを塗らないと、化粧水が肌からどんどん蒸発していってしまうのです。
そのうえ、蒸発するときに、もともと肌にあった水分まで一緒に出て行ってしまい、皮脂発生の原因になってしまいます。
きちんと乳液とクリームで肌にフタをしましょう。
次に、インナードライにおすすめの化粧水を見ていきましょう。
インナードライにおすすめの化粧水とその価格
ネットにあるインナードライにオススメの化粧水を価格順に表にしました。
商品名 | 価格 |
ジュジュ アクアモイスト 発酵ヒアルロン酸の化粧水 | 547円 |
レシピスト バランスととのう化粧水 (RICH) | 590円 |
レシピスト しっかりうるおう化粧水 (MORE RICH) | 590円 |
ナチュリエ スキンコンディショナー | 593円 |
肌ラボ 極潤 ヒアルロン液 | 605円 |
無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ 200ml | 690円 |
ちふれ 化粧水 しっとりタイプ | 702円 |
CEZANNEスキンコンディショナー 高保湿 | 702円 |
菊正宗日本酒の化粧水高保湿500ml | 703円 |
なめらか本舗 化粧水 NA | 816円 |
無印良品 バランス肌用化粧水 | 960円 |
AQUALABELホワイトアップ ローション(Ⅱ) | 1,279円 |
ロゼット セラミドローション | 1,296円 |
イミュハトムギ化粧水 | 1,512円 |
松山油脂 肌をうるおす保湿浸透水 | 1,512円 |
ファンケル モイストリファイン 化粧液IIしっとり | 1,620円 |
オルビス薬用クリアローション | 1,620円 |
Avèneアベンヌウオーター300ml | 1,796円 |
アルビオン 化粧水オードリン | 1,800円 |
ミノン アミノモイスト モイストチャージ ローションⅠ | 1,807円 |
キュレル 化粧水Ⅲ | 1,944円 |
ちふれ化粧水とてもしっとりタイプ | 1,944円 |
ORBIS(オルビス) アクアフォース ローション | 1,944円 |
Curel(キュレル) 皮脂トラブルケア 化粧水(医薬部外品) | 1,944円 |
dプログラムアレルバリアミスト | 1,950円 |
ソフィーナジェンヌ混合肌のための高保湿化粧水 | 2,052円 |
ルナメアAC スキンコンディショナー | 2,314円 |
オードムーゲ 薬用ローション | 2,807円 |
ヒフミド エッセンスローション | 2,900円 |
ソフィーナボーテ高保湿化粧水 | 2,916円 |
オルビスユー | 2,916円 |
トップバリュー グラマティカルリフトローション | 3,024円 |
資生堂 エリクシール シュペリエルリフトモイストローションW Ⅲ(医薬部外品) | 3,422円 |
POLA(ポーラ) モイスティシモ ローション | 3,456円 |
ETVOS(エトヴォス) モイスチャライジングローション | 3,456円 |
日本盛 プモア ミルキーローション | 3,456円 |
エトヴォスセラミドスキンケアモイスチャライジングローション150ml | 3,706円 |
味の素 Jinoアミノモイスローション | 3,780円 |
山田養蜂場 RJローション(普通肌〜乾性肌タイプ) | 3,897円 |
クリニークモイスチャーサージハイドレーティングローション | 4,104円 |
SiBODY(シーボディ) イデアアクト プラチナVCローション | 4,104円 |
米肌(まいはだ) 肌潤化粧水 | 5,000円 |
ACSEINE(アクセーヌ) シーバムクリーンウォーターACモイスト(医薬部外品) | 4,320円 |
アルビオン化粧水オードリン | 4,860円 |
DECENCIA(ディセンシア)アヤナス ローション コンセントレート | 5,400円 |
アクセーヌモイストバランスローション | 5,400円 |
ディセンシア「サエル」ホワイトニングローション クリアリスト | 5,500円 |
エストザローション | 6,480円 |
ライスフォースディープモイスチュアローション | 8,640円 |
※2019年4月15日のアマゾンと公式サイトの単品での価格を参考にしています。
インナードライにおすすめの化粧水で、15,000円のSK2のローションを勧めているサイトもありましたが、今回はプチプラということで省略します。
表には、8,640円までの物が載っていますが、プチプラという価格設定には様々な意見があることでしょう。
そのことを踏まえて、コスパのいい化粧水の見極め方を紹介します。
化粧水のコスパがいいってどういう意味?
家電や料理などの「コスパがいい」と聞きますが、化粧品の場合はこのコスパにも注意が必要なんです。
化粧水は毎日使うものなので、使いやすい価格であることは大前提ですが、きちんと見極めて選ばないと、結果的に損をしてしまうことになってしまいます。
そして、化粧品は高額だから効果があると言い切れません。
いくら高額でも、自分の肌質や悩みに合っていないと、効果は期待できませんよね。
化粧水を選ぶときは次のポイントに注意しましょう。
大容量だけで選ばない
化粧水は安くて量が多いから、コスパがいいということではありません。
安くても、一度でたくさん使わなくてはいけない場合は、思った以上にお金が掛かり、出費がかさんでしまいますよね。
これでは、コスパがいいとは言えません。
化粧水を買う時は、容量だけではなく、一度に使う量を考えましょう。
では、量の他に、どんなことに注目すればいいのでしょうか。
成分にも注目しよう
インナードライの化粧水選びは、ただ肌を潤すだけではなく、保湿成分も重要です。
インナードライの人におすすめな化粧水の成分を表にしました。
パッケージの裏に書いてある配合成分に注目して、化粧水を選びましょう。
アミノ酸(NMF、PCA等) | 保湿効果が高い |
加水分解ヒアルロン酸 | ヒアルロン酸Naと比べて水に非常に溶けやすく、保湿力がある |
アセチルヒアルロン酸 | 保湿力があり、アセチル基によって肌への付着性にも優れている |
ヒト型セラミド | 角質が健康な状態を保つための重要な成分 |
低分子コラーゲン | 保湿成分に優れ、肌を保護する |
複数の保湿成分が配合されているものがベストですが、プチプラとなるとなかなか難しいですよね。
そして、化粧水を選ぶときは、低刺激処方でマイルドな使いごこちの物を選びましょう。
次に、インナードライの人は避けておいた方がいい化粧水を表にしました。
ミネラルオイルや天然油脂などオイルが入っている化粧水 | 油分が過剰に与えられる |
アルコールやエタノール入り | 成分により肌が乾燥しやすい |
メントール入り(さっぱり化粧水、涼感化粧水、メンズ化粧水) | |
水溶性ビタミンC誘導体(美白・ニキビ化粧水) |
水溶性ビタミンC誘導体は肌が乾燥しやすく、インナードライが悪化する可能性があります。
インナードライの改善をしたいときは、美白を少し休んで、保湿を優先してみてはいかがでしょうか。
そして、化粧水がとろみのあるテクスチャーだと、表面のみの保湿になってしまう場合があるので注意しましょう。
では、プチプラの化粧水でインナードライにオススメのブランドを紹介します。
オススメの化粧水ブランド
ETVOS(エトヴォス)
肌のうるおいや保水力に着目した保湿化粧水です。
敏感肌・乾燥肌向けスキンケア【モイスチャーラインお試しセット】のローションに配合されているホスホリルオリゴ糖カルシウムが肌を保護し、ヒアルロン酸やリピジュアが肌の乾燥を防ぎます。
シリコン、パラベン、界面活性剤、鉱物油、合成香料、タール系色素不使用で、低刺激処方なのがうれしいですね。
なめらかで肌なじみがいい化粧水が、角質層まで浸透します。
オルビスユー ローション
オルビスユーは30代からのエイジングケアシリーズとして、新しく生まれ変わったばかりの基礎化粧品です。
不要なものまでたくさん与えずに、必要なもので基本的なエイジングケアを完了するというオルビスの考え方をもとに作られました。
オルビスユー 一週間トライアルセットはアマモやモモ葉、ヤグルマギク花のエキスが肌に潤いとハリ感を与えます。
オルビスユー 一週間トライアルセットの「とろぱしゃ化粧水」で肌環境のコントロールを目標にしましょう。
オルビス 薬用クリアシリーズ
有効成分の医薬部外品であるグリチルリチン酸ジカリウムが、肌荒れを防いで肌を健やかに保ちます。
100%オイルカット処方と高浸透コラーゲンで、べたつかない高保湿を実現しました。
薬用化粧水で肌を保護し、整えます。
では、インナードライの化粧水はただつけるだけでいいのでしょうか?
次に、インナードライに効果的な化粧水のつけ方を解説します。
インナードライの正しい化粧水のつけ方
インナードライの人の正しい化粧水のつけ方は、洗顔後にすぐに適量をつけることです。
そして化粧水は、手でつけた方が、体温で肌になじみやすくなります。
ただし、赤みやヒリヒリを感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
効果はすぐには実感できないと思いますが、使い続けることが大切です。
インナードライにおすすめの乳液が気になる人は、こちらの記事もどうぞ。
では、化粧水や乳液のあとはどんなケアがいいのでしょうか?
解説していきます。
化粧水の後は肌にフタをしよう
インナードライの人は化粧水に油分が配合されている物は避けた方がいいですが、バイオイルやニベアクリームなどを最後に肌に塗るのは、乾燥を防ぐためには効果的です。
化粧水で肌を潤したあとに、良質な油分で蓋をすることで、肌の乾燥を防ぎます。
でも、「良質な油分」が使われているクリームやオイルってなかなか見つけにくいものですよね。
プチプラとなるとなおさらです。
しかし、そんな悩みを防ぐオイルがあるんです!
coyori(コヨリ)がおすすめ
化粧水の後に、乳液やクリームを塗って、肌にフタをすることはとても重要です。
乾燥を防ぐためにも、肌にフタをするための成分にも気を付けたいですよね。
美容液オイルのcoyori(コヨリ)は、美容液とオイルで構成される2層式の美容オイルです。
オイル1本で、乳液と美容液、クリームの3つの役割をし、肌にハリを与えます。
coyori(コヨリ)ひとつで化粧水の後の3つの役割が果たせるのって、とてもコスパがいいですよね。
coyori(コヨリ)には、以下の4種類の植物オイルが入っています。
- オリーブ果実油
- ツバキ種子油
- ユズ種子油
- コメヌカ油
この上質な植物オイルが配合された、coyori(コヨリ)を最後に使うことで肌に潤いを与えます。
インナードライの人は化粧水の後のケアにも、気を付けなければいけないことがわかりましたね。
化粧水の後のケアに14日間のおためしができる、coyoriはうれしいですね。
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インナードライの人がしてはいけないスキンケアは?
インナードライの人がしてはいけないスキンケアの一覧はこちらです。
- 化粧水をたっぷり使いすぎる
- 洗顔後に何もつけずに放置する
- 化粧水だけでケアを終わらせる
- 化粧水のすぐ後に乳液やクリームを塗る
- ふきとり化粧水を使う
- コットンでパッティングする
「化粧水をたっぷり使うのはいいんじゃないの?」と思う方もいると思いますが、
多すぎる水分は、肌の角質が剥がれる原因となり、シミや黒ずみの発生につながります。
肌に水分が浸透する前に乳液やクリームを塗ることも、乳液の保湿効果を下げたり、塗りムラの原因となるので注意しましょう。
ふきとり化粧水や、コットンでのパッティングも、乾燥や摩擦が肌に悪いので避けましょう。
まとめ
スキンケアの基本は化粧水で潤いを肌に与えることです。
しかし、化粧水だけでインナードライや肌の悩みを解決することはかなり難しいでしょう。
インナードライだけでなくニキビが気になる時は、化粧水のみに頼るのではなく、皮膚科の外用薬を使うなど、悩みに応じたスキンケアをすることが大切です。
自分の肌にあったケアをすることで、肌の悩みを防ぎましょう。