年齢を重ねると急に気になってくる、肌のくすみ。
実は日常生活の様々なことが原因となっており、大人女性の肌に現れやすい症状なのです。
そこで今回は、くすみ肌の原因から対策までを一気に解説します。
さらには、自分が本当にくすみ肌なのかを診断するセルフチェック方法や、くすみを目立たなくするメイク方法、やってはいけないNGスキンケア方法も紹介!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
肌のくすみとは?
なぜか「疲れているようにみられる」「老けて見られる」という人はいませんか?
それは肌のくすみのせいかもしれません。
ひとことで肌のくすみと言っても、様々なタイプがあります。
肌の赤みが減少して黄みが増すタイプ、肌の透明感やツヤが減少するタイプ、肌の明るさが低下して暗く見えるタイプ、などです。
そして原因や改善方法もそれぞれ異なってきます。
もし「肌がくすんでいるかも?」と感じることがあれば、まずは本当にくすみ肌なのか、またどのタイプのくすみ肌なのかを知ることがとても大切です。
次の項目では簡単にできるセルフチェック方法をご紹介しますよ。
私の肌は「くすみ肌」?セルフチェックしてみよう!
肌のくすみには様々なタイプがあり、自覚することが難しいという声も多いです。
自分がくすみ肌かどうか分からないという方は、まずは下記のポイントに当てはまるかどうかをチェックしてみてくださいね!
□肌の透明感やツヤがなくなってきた
□肌が灰色がかって見え、暗く感じる
□肌の血色が悪い
□肌が茶色っぽく、黄ぐすみがある
□肌に色むらがあり、黄みがかっている
1つでも当てはまれば、残念ながらくすみ肌と言わざるを得ません。
ここでくすみ肌を自覚できたことを良しとして、しっかりと対策を行っていきましょう。
改善していくためには、まずは肌のくすみの原因を知ることが大切です。
次の項目をしっかりとチェックしてみてくださいね。
肌がくすむ4つの原因
肌のくすみの原因は様々ですが、大まかに4つに分けることができます。
何が原因かによって肌のくすみ方も変わっていますので、その特徴と合わせて解説していきますね。
原因その1 乾燥
加齢や生活習慣などで肌の乾燥が進むと、肌のキメが乱れてくすみを引き起こします。
キメが乱れることで肌の表面に凸凹ができて、光が乱反射することで肌がくすんで見えてしまうのです。
具体的な症状としては、肌のツヤや透明感を失ってしまいますので、老けて見られることが多くなるでしょう。
原因その2 血行不良
加齢や疲労、睡眠不足などが原因で血行不良が進むことでも、肌はくすんでしまいます。
血流が悪くなることで顔全体の血色が悪くなり、ひどい場合には青黒く見えてしまうこともありますよ。
人から「疲れてる?」などと心配される場合には、このタイプのくすみ肌になってしまっていることが多いです。
原因その3 紫外線
紫外線を浴びることでメラニン色素が作られ、それが排出されずに残ってしまうと、肌のくすみの原因となってしまいます。
メラニン色素が肌に沈着してしまい、ムラっぽいくすみ肌となってしまうのです。
「メイクをしても肌の色がなかなか均一にならない」といった場合には、このような紫外線が原因の肌くすみのせいかもしれません。
原因その4 生活習慣
不規則な生活をしていると、肌のターンオーバーが乱れて角質が厚くなり、肌がくすんでしまいます。
ひどい場合には灰色がかって見えるので、メイクをしても顔全体が暗く見られてしまいます。
また、偏った食生活、特に血糖値が上がるような生活を送っていると「肌の糖化」によっても肌がくすみやすくなってしまいますよ。
糖化が原因の場合には、肌は黄褐色にくすんでしまい、老化が一気に進んだ印象を与えかねません。
このように、肌のくすみは様々な原因で引き起こされてしまいます。
日々の積み重ねで生まれてしまうものですので、年齢を重ねるにつれ、肌のくすみリスクはどんどんと高まってしまうということですね。
そこで次の項目では、くすみ肌の改善に役立つケア方法を解説していきます。
くすみ肌予防にも繋がりますので、ぜひスキンケアの一環として取り入れていきましょう。
どれも簡単に実践できるものばかりをご紹介していきますよ。
肌のくすみ対策におすすめ!4つのケア方法
肌のくすみは毎日の生活の積み重ねで引き起こされてしまうことがほとんどです。
それを改善・予防するためには、ちょっとしたケアを毎日コツコツ続けていくことがとても重要です!
簡単に実践できるケア方法を4つ、ご紹介します。
朝からしっかりとした保湿ケアを!
保湿ケアは、くすみ対策としてだけではなく、スキンケアの基本中の基本です。
そのため、忙しい朝でもしっかりと保湿ケアをしていきましょう。
もしかすると「メイク前に肌がべたつくのが嫌だから」などと、朝は保湿ケアを軽めに済ます方もいるかもしれません。
しかし、それで許されるのはオイリー肌でかつ10代の方までです。
年齢とともに女性の肌は急激に油分が減少し、乾燥するようになってしまうので、朝からしっかりと保湿ケアを行っていきましょうね。
くすみ肌におすすめのマッサージ方法
血行不良を予防するためにも、スキンケアの一環としてマッサージを取り入れてみましょう。
1分もあれば簡単に行える基本のマッサージ方法をご紹介します。
こちらの手順で実践してみてくださいね。
全ての工程で、両手を使って左右対称に行っていきましょう。
1.下準備
すべりを良くするため、顔全体にマッサージクリームもしくはオイルを薄く塗り拡げる
2.額
眉間から外側にかけて、額全体にらせんを描くようにくるくると指を滑らせていく
3.目周り
左右同時に3往復ほど優しく円を描くように
4.口周り
下唇の中心から上唇へと口周りをなぞるように3往復ほど動かす
5.小鼻
上下に5往復ほど動かす
6.頬
内側から外側へ、下から上へ、指全体を広く使って流していく(5回ほど)
7.リンパに流す
耳の前から首筋を通り、鎖骨の上まで流して終了
慣れてくると1分程度で行うことができます。
朝のメイク前に行うと、肌の血色がよくなりメイクのノリもUPするのでおすすめですよ。
年間通して紫外線対策をしっかりと
紫外線は夏に多いイメージですが、実は年間を通して気をつけなければなりません。
特に、くすみやしわなど肌に深刻なダメージを与えるとされる紫外線A波は、季節によって大差なく降り注いでいますよ。
寒くなる冬などは、油断してケアを怠ってしまいがちですが、対策をしていないと紫外線を多く浴びることになってしまいます。
くすみ肌を予防するためにも、紫外線ケアは年間を通してしっかりと行っていきましょう。
食生活や生活の乱れを正そう!
くすみ対策のために生活の乱れを正すのであれば、ポイントは2つです。
・肌のターンオーバーの乱れや血行不良を防ぐために
=規則正しく生活を送り、十分な睡眠をとること
・肌の糖化対策として
=糖分の高い食べ物はなるべく避け、血糖値が上がるような食生活は送らないこと
まず、肌のターンオーバーの乱れや血行不良によるくすみを予防するには、十分な睡眠をとることがとても大切です。
睡眠の質を上げることは、血行が良くなるうえに、肌の修復機能を高めることができます。
その結果、ターンオーバーが正常となり肌のキメも整うようになりますよ。
規則正しい生活を送ることは、くすみ対策としてだけではなく美肌のためにはとても大切ということですね。
次に、糖化によるくすみを予防するためには、血糖値を上げないことが大切です。
甘いものばかりを食べたり、空腹状態からいきなり糖質が多いものを食べることは避けましょう。
空腹の場合は、まずは野菜などの低糖質なものから順に食べるようにするだけでも、血糖値の上昇は抑えられますよ。
日々の生活を改めることは、忙しい大人女性にはなかなか難しいことかもしれませんが、まずは意識することから始めてみましょう。
しかしながら、このように様々な対策を行ったとしても、すぐにはなかなか改善しないのがくすみ肌の辛いところです。
そんな場合には、メイクの力を借りていきましょう。
ちょっとしたコツを取り入れるだけで、肌のくすみを目立たなくしてくれますよ。
くすみ肌の人のメイクのコツとは?
くすみ肌を改善するメイクのポイントは、肌を自然に明るく見せることが大切になってきます。
3つのポイントに分けて解説していきますね。
ピンクもしくはオレンジ系のカラー下地を取り入れる
最近多く発売されているカラーコントロールができる下地は、くすみ肌には効果てきめんです。
肌色がブルーベースの場合はピンク系、イエローベースの場合はオレンジ系のベースを取り入れると地肌にもなじみやすいですよ。
カラー下地を取り入れる場合は、頬を中心に顔全体に塗っていきましょう。
一気にくすみが飛んで、顔全体が自然と明るくなりますよ。
また、目元のくすみには、同じくピンクもしくはオレンジ系のアイシャドウベースを取り入れるのが効果的です。
目元が一気に明るくなるので、さらに若々しい印象を与えることができますよ。
自然なツヤ感の出るベースメイクを心がける
くすみを目立たなくさせるには、ツヤ感が出るようなベースメイクを心がけましょう。
逆にマットに仕上げてしまうと、毛穴などの肌ムラが目立ちやすく、くすみ肌には向かないので避けてください。
また、ツヤ感を出したいからと言って、あまりにもパール感が強いものを使うのも要注意です。
逆に毛穴を目立たせてしまったり、白浮きしてしまう可能性が高いです。
あくまで、自然なツヤ感の出るものを選びましょう。
おすすめなのは、下地にツヤ感を取り入れることです。
ベースメイクの1番最初に塗るものなので、肌の内側から自然なツヤが出ているように見せることができますよ。
チークとリップは明るい暖色を取り入れる
血色感を与えるのにとても効果的なのが、チークとリップのポイントメイクです。
くすみ対策を重視するのであれば、ピンクやオレンジなどの暖色を取り入れましょう。
ベージュやブラウンなど暗い色味は、くすみ対策には向かず、逆に血色を悪く見せてしまう場合が多いので避けてください。
色選びに自信のない方には、どなたでも似合いやすいコーラルピンクがオススメです。
また、ナチュラルメイクに仕上げたいときには、チークとリップの色味を揃えてみましょう。
メイクが一気に顔に馴染むので、自然に血色良く仕上げることができますよ。
これらのポイントを取り入れると、くすみを簡単にカバーすることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
では次の項目では、くすみに悩む方にはぜひ読んでいただきたい「NGケア方法」を解説していきます。
くすみ肌の人にはNGなケア方法5つ
くすみだけでなく、あらゆる肌トラブルの原因となる可能性が高いNGなケア方法を5つ集めてみました。
どれも、意識しないとついついやってしまいがちなことばかりです。
基本に立ち返るつもりでチェックしてみてくださいね。
【NG】ごしごしとしっかり洗顔をする
洗顔をする上で最も難しいのは、力加減です。
たっぷりの泡で、優しく優しく撫でるように洗いましょう。
洗顔時に、指の圧を感じず泡の感触しか肌に伝わらない程度が理想的です。
泡をクッションにして、泡でマッサージをするようなイメージですね。
中指と薬指を中心に使っていくと、力が入りすぎないのでオススメですよ。
【NG】熱いお湯で洗い流す
クレンジングや洗顔のときは、お湯の温度に注意しましょう。
お湯は、温度が高ければ高いほど油分を洗い流してしまいます。
くすみで悩む方は、肌が乾燥して油分不足になってしまっている場合がほとんどなので、熱いお湯で洗い流すのはNGです。
ぬるいと感じる30度前後で洗い流すようにしましょう。
【NG】力をいれて顔のマッサージをする
先ほど、くすみにはマッサージが効果的と解説しましたが、力加減には注意しましょう。
力を入れすぎると、肌にダメージを与えてほかのトラブルを引き起こしたり、皮膚の薄い場所ではメラニンが活性化してしまう恐れもあります。
そうなると、新たなくすみの原因にもなりかねません。
マッサージをする際には「少し物足りないかも?」と感じる程度の優しさで行っていきましょう。
【NG】顔パックを決められた時間以上につける
保湿だけでなく、くすみ対策にも効果が高い顔パック。
正しく使えば、即効性もあり頼もしいアイテムなのですが、パックをつける時間は必ず守りましょう。
「パックの効果をより得たいから」などと、欲を出して長時間パックをつけてしまうのは、実は逆効果になってしまいますよ。
逆にお肌の乾燥を招き、くすみ肌を悪化させてしまう可能性が高いのです。
パックをする際は、既定の時間を守って確かな効果を得られるように心がけましょう。
【NG】夏だけ紫外線対策をする
夏だけ紫外線対策を行うという方、意外と多いのではないでしょうか。
確かに「紫外線B波」は、夏がピークでほかの季節になるとその量は大きく減少します。
しかし、くすみやしわなど肌に深刻なダメージを与える「紫外線A波」は、冬でも夏の半分以上の量が降り注いでいますよ。
一見紫外線が少なく見える冬でも、年中しっかりと紫外線対策を行うようにしましょう。
これらの注意点を守るだけでも、くすみ肌の大きな予防につながりますよ。
では最後に、くすみ肌対策におすすめの美白化粧品を3つご紹介します。
どれも医薬部外品の実力派ぞろいです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
くすみ肌の人におすすめの美白化粧品3選
くすみ肌を改善するには、保湿力の高い美白化粧品を取り入れてみましょう。
大きくこの2つのメリットが得られますよ。
・肌に潤いを与え、くすみの根本的なケアを行うことができる
・紫外線によるくすみの予防をしつつ、肌に明るさを取り戻すことができる
この2つのメリットは、くすみ改善にはとても効率的で効果的です。
しかし保湿力と美白効果は、成分の特徴上なかなか両立が難しいのが現状ですよね。
そこで今回は、その2つのバランスがうまく取れている名品スキンケアを3つ、ご紹介していきますよ。
イグニス VQコンセントレート グロリアス ウォーター EX
イグニスから発売されている化粧水である、グロリアスゥーターEX。
国から効果が認められている医薬部外品でもあります。
有効成分として処方されている「L-アスコルビン酸2-グルコシド」は高い美肌効果を持ち、具体的には下記の効果が認められていますよ。
・メラニンの還元作用による色素沈着を防ぐ効果
・抗炎症効果
・コラーゲンの生産力を高めることによる抗老化効果
つまり美白効果と、肌のハリや弾力をUPさせる効果が高いということですね。
使っていくと肌が明るくなりハリも出ますので、くすみに悩む方にはとてもおすすめの化粧水です。
ETVOS 薬用 ホワイトニングクリアセラム
「敏感肌の方でも使える美白美容液」として人気の、ETVOS 薬用 ホワイトニングクリアセラム。
アレルギーを起こしやすいとされる、シリコンをはじめとした6つの成分(※)を除去しているので、敏感肌の方でも安心です。
こちらも医薬部外品の薬用化粧品で、有効成分として「トラネキサム酸」が処方されています。
トラネキサム酸はメラニンの生成を抑制するので、シミそばかすを防ぐ効果が認められていますよ。
また、ヒト型セラミドなど保湿効果の高い成分もたっぷりと配合されているので、乾燥肌改善にも効果はてきめんです。
乾燥や紫外線によるくすみを改善し、肌を明るくしてくれる頼もしい美容液ですよ。
※6つの不使用成分…シリコン、石油系界面活性剤、鉱物油、タール系色素、合成香料、パラベン
アユーラ バランシングプライマー センシティブ EX
アユーラバランシングプライマー センシティブ EXは、2019年にベストコスメ大賞を2つも受賞した注目の化粧液。
こちらも、美白の有効成分であるトラネキサム酸が配合されている、医薬部外品です。
敏感肌の方でも安心して使えるやさしい処方でありながら、高い保湿力を評価されているのが特徴です。
使い続けることで角層の乱れを正し、肌のキメを整えることができます。
お肌の透明感とハリ感のUPを実感する口コミも多いですよ。
紫外線と乾燥によるくすみに悩む方には、ぜひ一度試していただきたい商品です。
まとめ
大人女性の大敵、肌のくすみ。
改善するには地道な努力が必要となってきますが、言い換えればほんのささいなことに気を付けていくだけでも効果は生まれます。
きちんとケアを続けていけば、肌のくすみを無くし、明るさを取り戻すことは可能です。
ぜひ、いまから少しずつでもケアを初めて、若々しい美肌を手に入れていきましょう。