春になると多くの人を悩ませる「花粉症」の季節がやってきます。
花粉症になる人は増え続けていて「日本にいたら花粉症が嫌だから外国に行った」という人もいるとか。
そんな悩ましい「花粉症」ですが、「花粉サンドイッチ」という言葉を聞いたことはありませんか?
雨の降らない日が続いた後に雨が降ると、そのあとに起こる「花粉爆発」などによる花粉飛散現象のことなんでが、あまり聞いたことがないという人が多いですよね
今回は「花粉爆発」と「花粉サンドイッチ」について、詳しく解説していきます。
花粉症に悩む人は参考にしてみてください。
花粉サンドイッチってなに?
「花粉サンドイッチ」と聞くと食べ物?なんのこと?ってなりますよね。
花粉サンドイッチとは池袋大谷クリニックの医院長が発表した、雨のあとに起こる花粉現象のことを指します。
花粉サンドイッチが起こる原因を順番に見ていきましょう。
雨が降ったら地面に花粉がたまる
「雨が降っている日は花粉が飛散しない」という話を聞いたことがありませんか?
だから雨の日は花粉症の症状が楽になると思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはないんです。
雨が降ると確かに花粉は飛散しません。
でも、雨によって地面に一気に花粉が落ちてきます。
だから、人によっては雨の日の方がつらい!と言っている人もいるぐらい、地面には花粉がたまってしまっている状態なんです。
そして、雨がやんだあとにはその地面にたまった花粉が一気に飛散!
おそろしいですね・・・。
花粉症の私もこれを書いているだけでかゆくなります・・・。
雨によって雄花が爆発する?!
花粉症の主な原因となっているのは、スギやヒノキの雄花にたまった花粉が飛散することによるものです。
晴れの日には盛大に飛散する花粉も、雨の日には雨の影響で飛散することはありません。
しかし!雨の日に雄花は雨を含んでふくらみます。
そして、時間が経過すると雨を含んだ雄花が爆発!
雨を含んだ雄花の中には、花粉以外にもPM2.5などの大気汚染物質をためこんでいて、それらが一気に空気中に飛散します。
雨がやんだあとに花粉爆発が起きると、花粉は当然飛散しますよね。
さらに先ほど紹介したように雨で地面に落ちた花粉も飛散します。
これを「花粉サンドイッチ」と命名したのが、池袋大谷クリニックの医院長だそうです。
雨が降ったあとは、地面からと花粉爆発によって大量の花粉が飛散してしまうんです。
だから、雨が降った後は花粉症の状態がひどくなる人も多いんだとか。
花粉サンドイッチはマスクでは防げない?
雨が降ったあとの地面からと花粉爆発による「花粉サンドイッチ」のおそろしさは飛散が増えるというだけではありません。
実は花粉爆発による花粉はマスクを通過してしまうんだとか!
おそろしいですね・・・。
なぜマスクを通過してしまうのか、その原因についてみていきましょう。
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花粉爆弾の中には大気汚染物質が含まれている
花粉症の季節に雨が降ると、当然ですが空気中にただよう大気汚染物質も地面に落ちます。
空気中の大気汚染物質とは、中国からの飛散で問題になっているPM2.5や自動車の排気ガスなどです。
実はスギなどの雄花には雨が降るとこれらの物質が中にため込まれます。
そして花粉と大気汚染物質が結びつくんです。
まさにアレルギーの最強タッグ!!
埼玉大学・王青躍准教授によると、花粉は大気汚染物質と結びつくとアレルギー物質が壊れ、別のアレルギー物質の30分の1程度まで細かくなってしまうんですって。
だからマスクを通過して体内に入り込み、花粉症が重症化してしまうんだとか。
中には喘息症状が出てしまう人もいるほどです。
マスクがきかないなんて!!
花粉症患者には恐ろしすぎる話ですよね。
花粉サンドイッチや花粉爆発への対処法は?
聞くだけでおそろしい「花粉サンドイッチ」と「花粉爆発」ですが、マスクを通してしまうのならいったいどうすればいいのかと悩んでしまいますよね。
花粉サンドイッチにはどのような対処法があるのか、順番に見ていきましょう。
花粉症の薬を早めに飲んでおこう
まず、花粉症の症状が出る前や出始めたら、早めに花粉症の薬を飲むようにしましょう。
花粉症対策の薬はたくさん市販されていますし、病院に行けば強い薬も処方してもらえます。
ただし、花粉症の薬は人によって合う合わないがあります。
そういう私も、花粉症の薬には合わないものが多くて、5種類ぐらい試して今の薬にたどり着きました。
中には飲んだら昼間起きていられないぐらい眠気におそわれるものもありましたよ!
確かにアレルギー症状はおさまるんですが、眠気がしんどくて飲むのをやめました。
今飲んでいるものは比較的軽い薬なのですが、副作用が少ないので今はこの薬に落ち着いています。
色々な薬に変更できるという点では、やはり市販のものを買うよりも病院で処方してもらう方をおすすめしますね。
洗濯物はできるだけ外に干さない
花粉の季節は外に洗濯物を干すと、花粉が付着して家の中に入ってきてしまいます。
花粉症がひどくなるのは、この洗濯物に付着した花粉が原因になっていることも多いんだとか。
そのため、重症患者の人はなるべく外に洗濯物を干さずに部屋干しするようにしましょう。
それでも「日光に当てたい」「布団を干したい」ということもありますよね。
花粉は午前11時から午後2時の間によく飛散するんですって。
そのため、干すのなら早朝に干して午前10時頃までに取り込むようにしましょう。
といっても乾いてないことも多いと思うので、少し日光に当てたらあとは部屋干しという形になるかもしれませんね。
そこでおすすめなのが、部屋干しの強い味方ニューブリーズ
です。
環境省花粉観測システム「はなこさん」を確認してから外出する
外に出る時には、今日の花粉の状況が気になりますよね。
テレビの天気予報でもやっていますが、ほかにも花粉の飛散状況を確認する方法を発見しました!
それが環境省花粉観測システム「はなこさん」です。
環境省花粉観測システム「はなこさん」は、花粉飛散状況を地図と表、グラフでみることができます。
花粉飛散データは、観測地点から自動送信されていて、1時間ごとに更新されているので、外出時点でどういった状況なのか分かりやすいですね!
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まとめ
雨が降った後におこる「花粉サンドイッチ」は花粉症の症状が悪化する可能性がある怖い現象です。
アレルギー物質がマスクを通過してしまう可能性が高いので、できるだけ花粉症薬などで早めに対処しましょう。
また、洗濯物は室内に干すことをおすすめします。
