中学生にもなると、高校受験を控えて「学校以外の勉強にも力を入れたい!」と思う人もいませんか?
そうですよね、『気になったGP!』の編集部員の中には、子育て世代が多くその気持ちよくわかります!
「塾は高いし、本屋で参考書を買うにもいっぱいあって分からない」
「通信教育は続くか心配だ」
こんな声もあるとあるかと思います。
まさしく、そんな心配は『気になったGP!」編集部員の悩みでもありました。
そこで、事前に通信教育の情報を知っていると、また違った見方で通信教育を見ていけると思います。
通信教育は塾に行くよりも、比較的安価で利用が可能です。
今回は通信教育でも人気の高い【Z会】と【進研ゼミ中学講座】
を紹介します。
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Z会高校受験コースの口コミや評判
イード社のアワード通信教育で中学部門の顧客満足度をほぼ総なめにしている「Z会高校受験コース」ですが、はたしてどういった通信教材なのか資料を取り寄せて【進研ゼミ中学講座】とどっちがいいのか比較検討をしました。
【Z会高校受験コース】の口コミや評判を見ると本当に評価が高いです。
口コミや評判が高いのですが、【進研ゼミ中学講座】とどっちがいいのか悩まれる人も多いようです。
『気になったGP!』の編集部員の家庭も、その口コミや評判の高さからどっちがいいのか子どもが中学1年になるときに比較検討をしたのですが、会費が安い【進研ゼミ中学講座】にして現在に至っています。
中学になる前は、【進研ゼミ中学講座】の問題量で本当に中学の成績が思ったような曲線を描いてくれるのか不安があったため、どっちかと言うと口コミや評判の高い【Z会高校受験コース】」に乗り換えるか迷いました。
そして、今回記事を担当したものの娘ために資料請求をしたのと同時に、お兄ちゃんである息子のためにもう一度資料を取り寄せてどっちにするか比較検討をしなおしました。
小学講座と同様にこの2つの教材は、本当に似ておりどっちにするか迷ってしまいますね。
口コミや評判からみると【Z会高校受験コース】は本当に高評価で、顧客満足も2012年からのイード社のアワードでずっと中学部門の総合満足度で最優秀賞を獲得しています。
部門ごとに見ると【進研ゼミ中学講座】と【Z会高校受験コース】が分かち合って部門賞を獲得していますので、どっちにするか本当に迷ってしまう教材だと思います。
昔から受験というものに目を向けてきた両教材ですので、中学部門はこの【進研ゼミ中学講座】と【Z会高校受験コース】が大きく抜け出ていることがうかがえる顧客満足度であると思われます。
本当は【Z会高校受験コース】から送られてきた資料の中身など、少しでも掲載できるといいのでしょうが、著作権や肖像権の問題もあるので、写真掲載については控えたいと思います。
進研ゼミプラス中学講座について
進研ゼミプラス中学講座の会費
まず、【Z会高校受験コース】の検討をする前に【進研ゼミ中学講座】についておさらいをしておきます。
会費について左から月払い、半年払い、1年払いとなっています。
■ 進研ゼミプラス中学講座
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 6,980円 | 39,240円 | 72,540円 |
2年生 | 7,190円 | 40,680円 | 78,000円 |
3年生 | 7,980円 | 45,120円 |
■ 進研ゼミ中高一貫講座(中高一貫校に通う中学生対象)※ハイブリット講座のみ
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 9,850円 | 55,680円 | 103,200円 |
2年生 | 9,850円 | 55,680円 | 103,200円 |
3年生 | 9,850円 | 55,680円~59.080円 | 103,200円~109,580円 |
入会する月によって若干金額が異なりますが、基本的に10月からスタートした場合は上記の受講費となります。(2020年9月現在)
また、【進研ゼミ中学講座】は2016年4月から【進研ゼミプラス中学講座】にかわり、これまでテキスト教材のみだったものが、タブレットを使用するハイブリッドスタイルも追加されました。
●ハイブリッドスタイル
進研ゼミ専用タブレット(チャレンジパッド2)やiPadを利用したデジタル授業。
定期テスト対策の暗記ブックや厳選予想問題は従来通りテキストで送付されてきます。
デジタル授業は講義や、演習をタブレット上で行い、学習計画や赤ペンもすべてタブレットで行います。
また、定期テスト対策で出る順・ニガテ度で優先順位をiPadが選択してくれて、復習するところを効率よくできるようにしています。
田貫家では特にハイブリッドにする理由もないので、オリジナルスタイルにしています。
手持ちのiPadを使う場合、利用できる機種、通信環境の指定がありますので対応可能かどうか忘れずに確認しましょう。
専用タブレットのチャレンジパッド2は学習専用のタブレットです。初期設定後、「ゼミ」や学習に必要なURL、保護者以外のサイトにアクセスできないようになっているため安心して学習に集中できます。
ハイブリットコースであれば6ヶ月以上、中高一貫コースであれば4ヶ月の継続利用でタブレット代が0円です。
しかし、6ヶ月未満(中高一貫コースでは4ヶ月未満)で退会またはオリジナルスタイルに変更された場合は最大で14,800円専用タブレット代金の請求があるようです。
「進研ゼミプラス中学講座」の特徴
こちらは、通信教育の老舗であるベネッセコーポレーションさんが提供している強みが売りの教材なのは小学講座と変わりはありません。
会員数も昔からシェアを占めている教材なので情報が豊富です。
また、中学3年生で行われる、学力テストの問題を作成しているところも今のところはベネッセコーポレーションが独占している状態です。そういった面で問題の質はいいと思います。
また、【進研ゼミ中学講座】は「進研ゼミ小学講座」より歴史が古く、1972年から名称は違うものの、ベネッセコーポレーションで出しているサービスです。
そのため、情報量は豊富で電話でのサポートサービスは、高校入試情報のみならず、日ごろの授業についての対策など多岐多様にわたって情報を聞き出すことが可能です。
この情報は昔からシェアが高いベネッセコーポレーションならではの質と量だと思います。
塾に通わなくとも、塾で得られる情報はほとんど得られますので、利用の仕方では受験対策など有利に進められると思います。
Z会高校受験コースについて
「Z会高校受験コース」の会費
【Z会】は増進会出版社が持株会となっている【Z会
】が作っている教材です。
そもそも【Z会】というのは増進会の伏字の名称とも言われています。
口コミや評判だけで広まった通信教材のため、難関大学志望者が増進会を【Z会】と呼びそれが定着したということです。CM、DMを使わずにここまで広まってきた通信教育ということで内容は確かなものであるということはうなずけます。
どんなにCMしようが、DMを出そうが内容を伴っていなければ大きくはならないでしょうし、そもそも【Z会】は口コミや評判だけでシェアを拡大してきたということは、相当な質の良いサービスを展開していたと思われます。
また、【Z会】は中高一貫校や都道府県トップ公立高のワーク類を出版しており、良問を数多く取り揃えるノウハウがある教材です。
【進研ゼミ中学講座】もそうですが、【Z会
】は小学生コースより高校生向けの教材から発展した経緯があるため、受験までのカリキュラムにはノウハウがあり口コミや評判において高い評価を得ています。
1科目から受講可能で、基本料金2,000円と口座数によって受講費が変わってきます。
会費について2020年9月現在の作文講座を含めずに5教科全て受講したものを金額で記載します。
左から月払い、半年払い、1年払いとなっています。
●受講費(テキスト・iPad<特進/進学クラス>)
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | iPad12,000円 テキスト13,000円 |
iPad67,920円 テキスト73,620円 |
iPad119,640円 テキスト129,840円 |
2年生 | iPad12,000円 テキスト13,000円 |
iPad67,920円 テキスト73,620円 |
iPad119,640円 テキスト129,840円 |
3年生 | iPad17,250円 テキスト18,250円 |
iPad97,860円円 テキスト103,560円 |
iPad173,160円 テキスト183,360円 |
●受講費(テキスト・iPad共通<中学3年特進クラス>)
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
3年生 | iPad19,750円 テキスト20,750円円 |
iPad112,080円 テキスト117,780円 |
iPad198,720円 テキスト208,920円 |
「Z会高校受験コース」の特徴
【Z会高校受験コース】の特徴は1科目ごとに受講が可能なこと、作文コースもあること、中学3年になると入試特訓専科コースがあることなどがあげられます。
受験高校に合わせてコースが違い、難易度の高い高校を受験する場合は【Z会高校受験コース】がいいと思います。
受験についてのノウハウが【進研ゼミ中学講座】同様に高いものを維持しており、テキストの内容、カリキュラムについては他社の追随を許さないと思います。
ただし、通信教材としては高額なところもあり、ある程度偏差値が高い高校を受験する人向けの教材かと思われます。
難関校に対する実績は高いものを持っており、各都道府県のトップ校の合格者は【Z会高校受験コース】を受講している人も多いようです。
まずは、【Z会高校受験コース】の資料を取り寄せて一度内容をご自身で確認してみるのがいいと思います。
資料は無料ですので、【Z会高校受験コース】の合格実績や教材の内容については目で見て確認してみてください。
Z会高校受験コースと進研ゼミプラス中学講座を比較検討してみる
最後に【進研ゼミ中学講座】と【Z会高校受験コース進学クラス】の毎月払いの比較を記載しておきます。
教材名 | Z会 | 進研ゼミプラス中学講座 | ||
---|---|---|---|---|
受講費 | 1年生 | 12,800円 | 1年生 | 6,336円 |
2年生 | 12,800円 | 2年生 | 6,336円 | |
3年生 | 17,600円 | 3年生 | 6,665円 |
こう見ると【Z会高校受験コース】はちょっとお値段が高めになっています。
いや、高めになっているというか倍近い金額になっていますね。(-_-;)
【Z会高校受験コース】は確かに塾よりは安いですが、決してリーズナブルな料金設定ではないですね。
逆に【進研ゼミ中学講座】の質の高さがこの料金で分かります。
息子が【進研ゼミ中学講座】を利用していますが、添削あり、実力テストあり、定期テスト対策あり、個別での電話相談あり、質の良い受験情報の提供ありと本当にリーズナブルです。
どっちにするかはどこの高校を受験するかによると思います。
しかし、【進研ゼミ中学講座】も各都道府県トップの公立校の合格者数は【Z会高校受験コース】の合格者数に引けを取りませんので、リーズナブルな料金設定になっている【進研ゼミ中学講座】
が一般的にはおススメです。
息子の学力について、今のところ理想としたところを推移しています。
あえて、この料金の差を払ってまで【Z会高校受験コース】にせずともいいかな~と思っています。
昨年の合格者で志望校の実績を比較するとどっちも変わりがないので、低料金な【進研ゼミ中学講座】でこのまま継続しようと思っています。