2021年4月、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営する「スタディサプリ進路」は、高校生の進路選択をサポートする学校向けの新サービス「スタディサプリ for SCHOOL」の提供をスタートします。
このサービスは高校生1人1人の適性に合った進路選択をデジタルでサポートしますが、具体的な内容を見ていきましょう。
「スタディサプリ for SCHOOL」が誕生
「スタディサプリ for SCHOOL」が誕生して、4月から提供がスタートします。
新たなサービスが始まったことで、進路選択がスムーズになりました。
「スタディサプリ for SCHOOL」が誕生した理由
「スタディサプリ for SCHOOL」が誕生した理由は、高校生1人1人がスムーズに進路選択ができるようになるためです。
高校生は1年生の時から進路選択の授業があります。生徒は授業時間(50分)の間に、自らが必要とするものを1人1人が調べていくようになっていました。
株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、高校生への教育や進路選択の支援をしていました。
しかし、適性診断検査を用紙でするため、結果が出るまでに約3週間かかっていたのです。
「スタディサプリ for SCHOOL」が誕生するメリット
生徒は「スタディサプリ for SCHOOL」を使うことで、スムーズに適性診断検査や進学先を調べられます。
スマートフォンやタブレットで適性診断検査することで結果を早く知れます。
その結果から生徒1人1人に合った希望や適性の進学先を見つけられるでしょう。
また、進学を希望する学校の資料も集められます。
希望する学校の先輩からの意見も聞けるため、進学後のイメージがしやすくなります。
「スタディサプリfor SCHOOL」は2020年4月から希望する高校から導入しており、全国の高校で使われているのです。
「スタディサプリ for SCHOOL」の内容とは
「スタディサプリ for SCHOOL」では、適性診断検査を受検します。
この適性診断検査は全部で138問あり、自らの強みや仕事の適性を調べられるのです。
適性診断検査で使用される教材は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズの開発チームと共同開発しているものです。
この教材は社会人や学生から調査しており、毎年多くの生徒が適性診断検査を受けています。
このサービスは先生向けの「スタディサプリ for TEACHERS」と連携しています。
先生のサポートすることで教育現場の環境に繋がっているでしょう。
「スタディサプリ for SCHOOL」の評価は
「スタディサプリ for SCHOOL」を導入した学校からは、様々な声がありました。
- 「生徒の適性把握から資料請求まで50分できる」
- 「進路選択の授業時間内で終わるため、便利」
- 「生徒1人1人の進捗を把握できる」
- 「生徒への声かけがしやすい」
このサービスを使うことで授業がスムーズに進むだけではなく、生徒と先生の関係も良好になっています。
高校教育の環境の変化と問題点
1990年から2019年の間に高校教育の環境が大きく変化しました。
生徒の大学進学率や大学の数が増えて、グローバル化や地域創生なども影響しています。
2019年、リクルート進学総研が高校生にアンケートした結果、進学先を選ぶ時に重視する点を「学びたい学部・学科・コースがある」・「雰囲気が良い」と回答していました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、全国の大学や専門学校はオープンキャンパス中止しています。
生徒が進路選択する時に情報収集が大事になっているのです。
そのため、「スタディサプリ for SCHOOL」の導入は学校にとって、大きなプラスになるでしょう。
「スタディサプリ進路」とは
「スタディサプリ進路」は「リクルート進学ブック」から始まって、50周年を迎えています。
このサービスのコンセプトは「偏差値だけによらない進路選択」で、生徒が現代社会を生き抜くためのサポートがしているのです。
高校生活で「自己理解」や「学校研究」など様々なことに対応した教材を無料提供しています。
学校向けスタディサプリとは
「スタディサプリ for TEACHERS」は、「宿題の配信・進捗管理・コミュニケーション」の機能を使って、先生が生徒の学習サポートできるサービスです。
生徒と先生が良好な関係で学習できるようになっています。
まとめ
この記事では、新サービス「スタディサプリ for SCHOOL」について、詳しい内容を見てきました。
高校教育や日本社会が大きく変化する中で、このサービスは大きな影響を与えるでしょう。
今後、生徒と先生の両方が効率的に進路選択や計画を立てるようにしていくことが大事になります。