トウキエキスについて学ぼう

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トウキエキスは様々な効果・効能が期待できる成分です。主に漢方薬に使用されていますが、化粧品や育毛剤など幅広い製品に配合されています。
今回はトウキエキスの「効能・効果」「副作用」などについて紹介します。

トウキエキスとは?

トウキエキスは、日本原産のセリ科の「トウキ(当帰)」の根から抽出されるエキスです。トウキのほかに、近緑(きんえん)植物の根から抽出されることもあります。

当帰は昔から漢方生薬として使用されており、主に「貧血」「冷え性」「生理不順」などの婦人科系の疾患に効果があるとされています。
また、「解熱」「鎮痛」「血圧降下」「血液凝固」などにも効果が期待できます。

さらに、トウキエキスには「鎮痛作用」「抗炎症作用」「血行促進作用」「保湿効果」があり、生薬のみならず、「入浴剤」「化粧品」「育毛剤」など様々な製品に配合されています。

トウキエキスの作用・成分

トウキエキスには様々な活性成分が含まれています。
鎮痛作用のある「ファルカリンジオール」「ファルカリノロン」、抗炎症作用のある「シトステロールグルコシド」、中枢抑制作用・血小板凝縮阻害活性作用・向精神作用のある「リグスチリド」「ブチリデンフタリド」などが含まれています。

そして、子宮に対する作用のある「フェルラ酸」、放射線防御効果のある「メタノールエキス」、抗アレルギー作用・T細胞活性化、抗体産生能増強作用のある「当帰水製エキス」が含まれています。

さらに、免疫系への作用がある「アラビノガラクタン」、抗腫瘍活性作用のある「ペクチン様多糖体」、癌毒素の脂肪分解促進作用のある「ガラクトグルガン」が含まれています。

この他にも、ビタミン類クマリン誘導体なども含まれています。

このように、トウキエキスには多種多様な成分が含まれており、様々な疾患に効果があるとされているのです。

トウキエキスに副作用はあるのか

トウキエキスにはほとんど副作用がないと言われています。
ただし、多量に摂取したり長期間にわたって摂取を続けると、稀に、咽喉痛・鼻孔の灼熱感といった症状が表れることがあります。
また、トウキは活血作用効果が強いため、性器出血過多の人などは医師に相談してから服用してください。

トウキエキスは漢方薬にも使用されており、代表的な漢方薬として「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」があります。
当帰芍薬散は副作用を起こす可能性は低いとされていますが、「体質に合っていない」「服用中の薬との飲み合わせが悪い」「当帰芍薬散が症状に合っていない」などの原因により副作用が起こることがあります。

副作用の症状は「体のだるさ」「発疹」「食欲不振・胃の不快感」「嘔吐」「腹痛」「下痢」などが挙げられます。
命に関わるような重大な副作用が起こる可能性はほとんどありませんが、これらの症状が見られたときにはすぐに服用を中止して医師に相談しましょう。

漢方薬は医師の処方箋なしに薬局でも購入できますが、副作用を防ぐためにも病院で処方してもらいましょう。

 

まとめ

トウキエキスには活性成分が豊富に含まれており、様々な製品に配合されています。
副作用が起こる可能性はゼロではありませんが、医師の診察を受け処方してもらうことにより、安心して服用できます。

薬局で購入することも可能ですが、特に持病や服用中の薬がある人、妊娠・授乳中の人などは必ず医師に相談してから購入するようにしましょう。