何度も繰り返してしまう顎のニキビ。
「なんで大人になってからニキビができるの?」
「顎にニキビができる原因ってなに?」
思春期でもないのにできてしまうニキビに悩んでいる人も多いのでは?
顎にニキビができる原因はなにか、繰り返さないためにはどうすればいいのかについて紹介していきます。
また、大人ニキビの治し方も紹介するので、気にしているという人は参考にしてみてくださいね♪
大人の顎ニキビの特徴はずばりこれ!
ニキビは思春期だけのものではありません!
大人になってもニキビはできるって、あまり知られていないかもしれないですね。
「私のこの顎にぷちっとできてるのも大人ニキビ?!」
そんな声も聞こえてきそうです。
大人ニキビは思春期のニキビとちょっと違っています。
大人の顎ニキビの特徴はずばりこんな感じ。
- 乾燥肌の人もできる
- 口や顎などの口のまわりにできることが多い
- 1つだけ大きくぷちっとできる
- 何度も繰り返しできることがある
- 夏でも冬でもできて治りにくい
思春期と違ってたくさんでるわけではなく、突然ぷちっと1つとか、たまに2つとかできるのが特徴です。
気になるところにでることが多いので、気になって触りすぎないように気を付けましょう!
吹き出物とニキビは違う?!
「大人ニキビって、つまり吹き出物でしょ?」
そう思ってる人いませんか?
そうです。実はニキビと吹き出物に違いはないのです。
ニキビも吹き出物も正式名称ではなく、本当はどちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気です。
10代では「ニキビ」、20代からは「吹き出物」って言うことになっているようですが、別にどっちでもいいんです。
でも「吹き出物」って響きが嫌じゃないですか?!
だから「大人ニキビ」って言っておきましょう♪
顎ニキビの原因はなに?
「顎にニキビができて気が滅入る…」
「何回も繰り返すのはなぜ?」
顎にニキビができてしまうと、気になってつい触ってしまったり、メイクを厚塗りしてごまかしてみたりしますよね。
でもなかなか隠れなかったり…。
触りすぎて赤くなってさらに目立ってしまったり…。
ニキビは思春期にできるものだと思っていたら、大人になってもでてくる原因はなんなのか、確認しておきましょう。
大人と思春期では原因が違う!
まず、思春期にできるニキビといえば、おでこや鼻なんかのTゾーンにできますよね。
皮脂腺の働きが活発になって皮脂の分泌が増えることで毛穴が詰まってしまうのが原因なのが思春期のニキビ。
思春期ニキビはこまめな洗顔などによって治療や予防ができます。
でも大人のニキビは、頬にできたり顎にできたり。
大人の顎ニキビの原因は皮脂の分泌過剰なんていう単純なものではなく、食生活やストレス、スキンケア方法の間違いなんかも原因なんです。
大人の顎ニキビの原因をもっと詳しく見ていきましょう!
大人の顎ニキビの原因はずばりこれ!
大人になってできやすい顎ニキビの原因はいつくかあります。
自>分が当てはまるものがないか、確認してみましょう!
睡眠不足
夜遅く帰ってきてあまり寝ないでまた早朝に出ていくというような不規則な生活を続けていると、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れます。
不規則な生活は男性ホルモンの分泌が促進されてしまい、男性ホルモンが多くなりすぎると、皮脂が過剰に分泌されてニキビができやすくなったり、毛穴が詰まりやすくなったりします。
ストレス
大人になったら誰もがかかえているストレス。
ストレスはつい食べること、お酒を飲むことで発散してしまうという人も多いですよね。
この食べ過ぎ飲みすぎによる胃腸トラブル、自律神経の乱れがホルモンバランスを崩す原因となり、顎ニキビの原因になることがあります。
間違ったスキンケア
ほとんどメイクを落とさず寝てしまう人や、朝が忙しくてほとんどスキンケアしていないという人もいるかもしれません。
そんな間違ったスキンケアを続けていると肌を乾燥させたり、油分の多い肌タイプの人は更に皮脂を分泌させる結果になることがあります。
どっちにしても肌の油分バランスが崩れてニキビができやすい状態になってしまうんです。
直接的な刺激
顎やフェイスラインは頬杖をついたり、衣類が当たったり、髪の毛先があたったり、無意識のうちに様々な刺激を与えていることがあります。
マフラーやマスクをつけていると、顎がかゆくなることありませんか?
顎は手や指で触ることも多いので、刺激で雑菌の付着からニキビができてしまうこともあります。
顎は、紫外線対策がしにくいのも特徴的です。
意識して顎に日焼け止め塗ることはあまりないですよね。
紫外線があたると肌は炎症や乾燥を起こしやすくなります。
そして肌を守るために角層が厚くなるため、毛穴づまりを起こってしまいます。
顎ニキビはどうやって治したらいいの?
顎ニキビはとにかく早く治したい!
そんな人が多いですよね。
ニキビには段階によって対処法が違ってきます。
ニキビの段階別の治療法を見ていきましょう!
初期の白ニキビの場合
顎ニキビのほとんどは、最初は炎症がない白いニキビです。
その段階では手でつぶしたりせず、コメドプッシャーやニキビ専用のケア商品でニキビケアをしましょう。
ニキビケア専用商品を使う
市販品でもニキビケアに特化した殺菌作用のあるニキビケア商品が売られています。
ニキビケア専用商品を使用すると、比較的早くニキビを治すことが出きる場合があります。
ただし、ニキビケア商品は赤い炎症ニキビには使用しないようにしましょう!
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コメドプッシャーを使用する
コメドプッシャーって聞いたことがない人も多いですよね。
コメドプッシャーは毛穴のつまりを解消したり、ニキビの芯を取り出せるアイテムです。
実物は下記のようなものです。
コメドプッシャーには金属の棒の先に丸い輪のようなものが付いています。
輪の部分をニキビの気になる部分にそっと押し出すようにあてると、ニキビにつまっている角栓などの芯がにゅるっとでてきます。
芯はピンセットなどで取り除きましょう。
ただし、コメドプッシャーを使う場合には下記のことに気を付けましょう!
- 赤くなったニキビには使用してはいけない
- コメドプッシャーは消毒してから使う
- コメドプッシャーを使う前はきちんと洗顔をして、できれば蒸しタオルで毛穴を広げる
- 使い終わったコメドプッシャーはきちんと消毒して保管する
- 最後にきちんと保湿をする
- あまり頻繁にしないようにする
コメドプッシャーは初期の白ニキビにしか使用しないようにしましょう!
あと、消毒してから使うことも大切です!
また、無理をして毎日使うなどするとかえってニキビが悪化する原因になります。
痛みがあるなどの場合は無理をせず、違う方法でケアしましょう!
悪化してきた黒ニキビや赤ニキビの場合
白ニキビから悪化して黒ニキビや赤ニキビになってきたら要注意です。
黒ニキビのあいだはニキビ専用のケア商品でも治る場合がありますが、赤くなって炎症をおこしている場合はコメドプッシャーはもちろん、自宅でのケアはなるべくしないようにしましょう。
早めに皮膚科などで診てもらうことをおすすめします!
顎ニキビはセルフケアで予防できる!
顎ニキビは生活習慣や食べ物、ストレス、ホルモンバランスの崩れなどが原因なので、普段の生活に気を付けることで予防することができます。
気を付けるべきポイントをいくつか見ていきましょう。
質の良い睡眠をとるようにする
夜の22時から深夜2時までの時間帯は一日の中で最も成長ホルモンが分泌されている時間なんです。
この時間帯に睡眠をとることで、細胞の修復効果をより多く得られるといわれています。
絶対にこの時間帯に睡眠がとらなければならないというわけではありませんが、毎日適切な睡眠時間を確保し、生活のリズムを整えることはホルモンバランスの乱れを整え、健康なお肌作りにつながります。
バランスのとれた食生活
栄養バランスのとれた食事は体内環境を整え、健康な肌を作ります。
特に取りたい栄養素は下記のようなものです。
◆ビタミンA(皮膚や粘膜を健康に保つ)
ビタミンAを多く含む食品
- ほうれん草
- にんじん
- かぼちゃ
- レバー
- うなぎ
◆ビタミンC(シミの原因になるメラニン色素の生成をおさえる)
ビタミンCを多く含む食品
- パプリカ
- ブロッコリー
- カリフラワー
- キウイフルーツ
- レモンなどの柑橘類
◆タンパク質(身体の細胞を作る)
タンパク質を多く含む食品
- 赤身(牛や豚など)の肉
- 鶏むね肉
- 鶏ささみ肉
- アジ
- イワシ
- 卵
- 豆腐
また、生理前の女性の場合は体を冷やさないような食事が大切です!
特にトマトやナスなどの夏野菜は体を冷やすので、生理前には控えておきましょう。
定期的なストレス解消
ストレスは精神的なものだけでなく、肉体的にも負荷がかかります。
そのような状態が続くと病気になってしまうこともあるため、ストレスは積り積もってしまう前に早めの解消が大切です。
自分にあったストレス解消法をみつけてストレスをため込まないように心掛けましょう。
適切な洗顔
ニキビができやすいからといって、一日に何度も洗ったり、ゴシゴシあらったりするのは逆効果です。
過剰な洗顔は肌に必要な油分を落としてしまうし、ゴシゴシ洗ったりタオルで拭いたりすることは、肌を傷つけてしまいます。
洗顔をするときは、弾力のある泡で、肌と手のひらは触れないように泡を転がして洗ってください。
すすぐときはぬるま湯程度のお湯ですすぎ残しのないようにすすぎましょう。
またタオルで肌をこすらないように注意してください。
洗顔の後は保湿をしっかり!
朝忙しいからと適当なスキンケアをしていませんか?
肌は乾燥すると肌のバリア機能が低下して肌荒れの原因になります。
自分の肌タイプに合った化粧品を使って、十分な保湿を行いましょう。
ニキビができているからといって、化粧水だけにしておくのはよくありません。
化粧水の後に乳液やクリームを塗るのは与えた化粧水や肌の水分の蒸発を防ぐ働きがあり、塗らないことの方が肌を乾燥させてしまうことになります。
肌の状態にもよりますが、油分が気になる人は化粧水をさっぱりタイプに変更するなど、自分の肌状態を把握して色々と試してみてください!
また、男性はシェービングの後に化粧水などで、十分な保湿を行い皮脂とのバランスをとりましょう。
紫外線から肌を守る
紫外線は肌の奥深くまで入り込み、健康な肌を傷つけてしまいます。
特に顎は日焼け止めやファンデーションの塗り忘れが多い箇所なので、意識して顎にも丁寧に日焼け止めを塗るなどしてケアするようにしましょう。
顎ニキビは生理前にできやすいって本当?
「生理前になったら肌が荒れるんだけど…」
そんな経験がありませんか?
女性は排卵期から生理前までの黄体期といわれる期間に黄体ホルモンが分泌されます。
黄体ホルモンが分泌されると古い角質が剥がれるサイクルが乱れ、毛穴が詰まったり角質が厚くなったり、バリア機能が低下してニキビができやすくなるんです。
肌荒れが増えるのもこの時期ですね。
生理前のニキビを予防するには、ホルモンバランスを崩す原因に関係するストレスをためない生活をすることが大切です。
生理前はなるべくリラックスして過ごすようにしましょう♪
また、バランスの良い食事をとること、規則正しい生活をすることも大切。
体がだるい時期ですが、スキンケアも怠らないようにしっかり行いましょう!
顎ニキビは男性も注意が必要
男性は日々シェービングで直接的に肌を刺激しています。
このような状態の肌は常に自己防衛のため、皮脂を多く分泌していますが、シェービングの際に削ぎ落とされてしまいます。
そんな自己防衛力の落ちた肌に雑菌が入り込むことによってニキビができてしまうことがあります。
男性でもシェービング後はしっかりと保湿ケアをするようにしましょう。
また、女性と同じように生活の乱れも男性の顎ニキビの原因になります。
規則正しい生活を心がけること、また油っぽいものばかり食べないように食事にも気を付けましょう!
顎ニキビがひどくて治らないなら皮膚科を受診しよう
最近では、ニキビを皮膚科で治療する人も多いようです。
軽度のニキビの人はもちろん、セルフケアではなかなか改善しないニキビでお悩みの方は専門の先生に相談してみましょう!
皮膚科に行くべき顎ニキビは色でわかる?黄色や紫はすぐに受診を!
皮膚科に行ったほうがいい顎ニキビは下記のような場合です。
- 痛みがあるニキビ
- 赤ニキビ
- 黄色ニキビ
- 紫色ニキビ
ニキビは色によって状態がかわってきます。
白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄色ニキビ→紫色ニキビ
特に赤ニキビ以降は炎症をおこしているんです!
赤ニキビが悪化すると膿がたまって黄色ニキビになり、さらに悪化すると出血がまじる紫色ニキビに!!
紫色ニキビにまでなると跡が残ってしまう場合が多いので、ここまで来る前に皮膚科に早めに受診しましょう!
ニキビの具体的な治療方法
ニキビの治療といっても様々な治療方法があるようです。
◆外用薬(塗り薬)
ニキビの原因になるアクネ菌を殺菌する効果のあるタイプや、毛穴の詰まりを解消したり、詰まりにくくするタイプの薬があります。
その他にもターンオーバーを整えたり、男性ホルモンを抑えたりするタイプの薬等もあります。
◆服用薬(飲み薬)
健全な肌や粘膜の維持を目的としたビタミン剤や、ニキビの炎症を抑える目的で処方される抗生物質などがあります。
◆ケミカルピーリング
肌に薬剤を塗布し、古くなった角質を取り除く事で、ニキビのできにくい肌をつくっていく治療方法です。
肌タイプによっては、強い刺激になって乾燥や炎症反応がでてしまう場合がありますので、医師とよく相談して治療しましょう。
◆レーザー治療
レーザーの種類もいくつかありますが、炭酸ガスレーザーは皮膚に小さな穴をあけて皮脂を取り除く治療方法です。
赤みを緩和したり、ピーリングや除毛に効果があるといわれるのが、ロングパルスYAGレーザーです。
どちらも今の症状を緩和する対処法の一つで、根本治療ではありませんので再びニキビができてしまう事があります。
◆イオン導入
専用の機械を使って、健康な肌の維持に有効といわれるビタミンCやDを肌の奥まで浸透させることによって、保湿効果やターンオーバーのサポート、ニキビによる炎症の抑制などの効果が期待できる治療方法です。
ピーリング治療とセットで用いられることが多い治療方法ですが、単独でもお肌の改善に効果的な治療方法です。
他にも、LED治療や高周波治療、面皰圧迫に局所注射、点滴治療などもありますので、皮膚科で相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ニキビは肌を清潔に保ちながら、十分な保湿とバランスの良い食事そして規則正しい生活をすることが大切です。
顎はニキビができやすく、直接的な刺激を受けやすい部分でもありますので、根気強くセルフケアを行いましょう。
また、セルフケアでは解決できない場合は専門医師に相談することもおススメです。
早期ケアで健康的な肌を維持しましょう。
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