
夢のマイホームを建てたい!
一生ものの買い物である家を、自分好みの間取りや設備にこだわりたい人なら、建売住宅よりもやっぱり注文住宅を検討しますよね。
数あるハウスメーカーの中から、「大和ハウスで家づくり」を考えたら、どんな家が建つでしょう?
平屋や2階建てはもちろん、快適で程よい距離感がある二世帯住宅や、中庭のついたテラス付きの家を建てることだって夢ではありません。
そんな憧れのマイホームを手にするために、大和ハウスで家づくりする際の注意点やチェックしておきたいポイント、そして資金計画を上手に行う方法などをまとめました。
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36坪の坪単価67.5万円の真実
家を建てる際によく耳にする坪単価という言葉。
これは住宅を建てるときの1坪当たりの値段です。
大和ハウスの坪単価は標準仕様であれば50万円以下が目安とされ、36坪の坪単価は約67.5万円となります。
ここで注意したいことは、坪単価にはどんな費用が含まれているかということです。
家づくりの費用には、建物の本体価格のほかにも給排水工事や電気工事、ガス配管工事などのほかにも、各種申請費用や地盤が軟弱だった場合の地盤改良費などがあります。
また標準仕様以外の床材を希望したり、キッチンやお風呂を好みの設備にした場合にオプション費用が発生することもあります。
つまり、一般的な坪単価という言葉を考えた時に、「本当にその金額で家が建つ」のか、それとも「建物の建物価格だけ」なのかをしっかり確認する必要があるわけです。
つまり、坪単価に建築予定の床面積を掛ければ、建築にかかる総費用が分かるというわけではないのです。
そのため注文住宅の新築を検討する時に、単純に坪単価だけでハウスメーカーを比較するのはあまり良い方法ではありません。
なおハウスメーカーではなく、地元の大工さんに頼むと、坪単価を下げることも可能です。
しかし住宅に使う素材のクオリティが下がる可能性もあるために、数字上では坪単価が安くなったと感じても、必ずしも「坪単価が安い=コストパフォーマンスが良い」とは限りません。
ハウスメーカーの場合は建築資材を社内で統一することで品質を一定にし、ランニングコストを抑えています。
その結果、長い目で見ればコストパフォーマンスが良くなる可能性があるのです。
ただしハウスメーカーの坪単価には、テレビCMといった広告費用なども含まれていることもあり、予算に合わせて住宅に使う素材を選択できないことも相まって、どうしても大工さんより高くなってしまうのです。
コストを安くする間取りのポイントは「四角い家」
新築計画で料金を値引きするコツは、例えば四角い家を建てることです。
凹凸がある外観はオシャレで間取りの自由度も増します。その分、柱の数や外壁の面積が増えたり、また屋根のかけ方も複雑になればなるほどコストが増加することになります。
一方、四角い家は柱の数も外壁の面積も複雑なものに比べて少なくなり、また屋根もシンプルな切妻や片流れなどを選ぶことができ、トータル的にコストを抑えることが可能となります。
各ハウスメーカーを坪単価を比較するコツは「同仕様の見積り」を取ること
そこで家づくりをするときは、まずは自分が住みたい家の設備や仕様をすべて入れた見積もりを取りましょう。
そのためにも、どんな家を建てたいのか、ある程度希望を明確にしておきましょう。
- 外壁はタイルがいい。
- 浴室は○○の商品がいい。
- 床は無垢材で、壁は漆喰は必須。
- スキップフロアやロフトを作りたい。
家づくりの雑誌がいろいろ販売されています。
新築計画が持ち上がると、そういった雑誌が目に留まりやすくなるでしょうから、積極的に情報収集をしましょう。
そうして、ある程度希望が出そろったところで、各ハウスメーカーに対して同じ仕様内容の見積もりを依頼します。
ハウスメーカーが決まってから、具体的な仕様を決めていくことになるので、ここではまだ見積りの段階ですから、高額になっても驚く必要はありません。
あくまでも、同じ内容の仕様を各ハウスメーカーで依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのかを確認するだけです。
また同時に、各ハウスメーカーの特徴やおすすめなどもチェックしたり、あるいは営業担当者の接客態度やキャンペーンなども考慮しながら、最終的に計画通り、希望通りの家が建てられそうなハウスメーカーを選ぶようにすると、家づくりの失敗を減らすことができるでしょう。
そのためにも、大和ハウスを含めた各ハウスメーカーの資料をぜひ揃えておきたいものです。
1社ずつ資料請求するのは大変ですが、カタログ一括請求機能の持ち家計画などのサイトを利用すれば、簡単に資料を請求することができます。
なお、カタログ請求は料金がかかりませんので、ご安心ください。
今回は、大和ハウスについて見ていきましょう。
大和ハウスって?
大和ハウスとは、大和ハウスグループの一員である大和ハウス工業株式会社の略名で、大阪に本社があります。
注文住宅だけでなく、建売や分譲住宅、土地の販売も行っており、日本全国で対応可能です。
大和ハウスの注文住宅の特徴や強み
大和ハウスと言うと、有名俳優やタレントを起用した面白いCMを思い出す人も多いのではないでしょうか。
高い知名度と信頼感がある大和ハウスでは、家を建てることはゴールではなくスタートと考えています。
2階でも天井が高く広々とした建て方や、環境ブランドの「For Nature」による外張り断熱などの工法が有名ですね。
断熱工法は鉄構造の住宅は、外張り断熱通気外壁の工法で建てられ、木造の住宅は遮熱外張り断熱工法で建てられます。
住宅を建築した後も、初期保証30年の長期保証と点検プログラムの「AQサポート」による保証期間の延長で安心、安全な暮らしを維持することに力を入れています。
平屋や二階建てだけではなく、5階建てまでの住宅や賃貸住宅や店舗を併用した住宅もラインアップに揃えられており、目的別に多くの選択肢からプランを選ぶことができます。
そのほかに、大和ハウスは家のIoT化の推進を行っていて、住宅の性能としてGoogleアシスタントを搭載したGoogle Homeによるコネクテッドホームを提案しています。
例えばGoogle Homeに「おはよう」と声をかけるだけで、シャッターやカーテンが開いたり、あるいはコーヒーメーカーが作動してタイミングよくコーヒーが飲めたりするなど、忙しい毎日を快適に過ごすアイデアが盛り込まれています。
大和ハウスの4つの「強さ」
大和ハウスは「強い家をつくろう」をコンセプトとし、「xevo(ジーヴォ)」工法は4つの「強さ」を売りにしています。
研究開発による最先端の工法と実証実験により「地震に、強い」所続型の耐震性を持ち、また防水・防湿対策を徹底することで結露や雨水による劣化を防止する「経年に強い」ことも特徴として上げられます。
このほか、創業60年以上の歴史と良質な経営母体による「土台の強さ」と、「チームワークの強さ」で家づくりとまた建築後のサポートも万全です。
大和ハウスの外観デザインと間取り
大和ハウスは注文住宅を建てるときに、「どんな暮らし方がしたいのか」から間取りを考えることが大切だと考えています。
子育てしやすい家、人もペットも快適に過ごせる家など希望を伝えることにより希望の間取りの実現が可能です。
好みのインテリアや、家具デザインが決まっている人は、それに合わせて外観や内装を決めてトータルコーディネートするのもオススメです。
資産活用のために賃貸併用住宅を建てたり、街中で広く暮らすための3階建て住宅も建設できます。
大和ハウスのホームページには間取りの傾向や、外観デザインの実例が画像付きで詳しく紹介されているので参考にしてはいかかでしょうか。
大和ハウスの価格相場は?
大和ハウスでは、建物の純粋な価格(本体価格)のほかに、いろいろな費用が発生します。
総建築費用のおおまかな内訳は以下のとおりです。
- 建物標準本体工事費
- 本体工事費
- 追加変更工事費
- 設計料
- 工事管理料
このほかにも、諸費用がかかります。
- ガス設備工事費
- 屋外給排水設備工事費
- フロアコーティング費
- 太陽光発電システム
- 付帯工事費(外構工事や解体工事など)
希望する設備によってかかる諸費用も変わってきます。
例えば、オール電化にするならガス設備工事費は不要です。
太陽光発電システムを割引して購入できる
太陽光発電は、太陽光から電気を作って自宅でその電気を使うことで電気代の節約が出来ます。
そのうえ、余った電気を電力会社に売って、収入を得ることが出来るのです。
大和ハウスで、2017年4月1日以降に太陽光発電システムを2kw以上搭載した戸建て住宅商品の建物請負契約を結んだ人は、太陽光システムを1kwあたり税抜き43.2万円の販売価格で購入できます。
そのうえ、大和ハウスのホームエネルギー・マネジメント・スタイルのD-HEMSの採用と大和ファミリークラブに入会することで、2kw以上5kw導入で1kwあたり税込み37.8万円の割引が受けられ、5kw導入で1kwにつき32.4万円の割引が受けられるのです。
ただし、分譲住宅は対象外であるということと、将来追加で必要となる太陽光発電の出力装置は含まれません。
大和ハウスの省エネ住宅は補助金がもらえる
大和ハウスの省エネ住宅を建てると国から補助金がもらえます。
省エネ住宅ZEH(ゼッチ)はZEHとはネット・ゼロ・エネルギーハウスの略称で、太陽光発電などのその家が作り出すエネルギー量が、家で使うエネルギー量を上回り、住宅のエネルギー使用量が差し引きゼロ以下になる住宅を意味します。
そして太陽光発電などでエネルギーを作ることと、一定の断熱基準を守ることを条件としてZEHを建てると、国から補助金がもらえるのです。
他にも住宅ストック循環支援事業というエコ住宅への建て替え注文や、住まい給付金の申請、エネファームという家庭用燃料電池の導入で補助金がもらえます。
大和ハウスの口コミや評価
大和ハウスに限らず、住宅の良し悪しは実際に建てて長い間住んでいる人でなければ、本当のところは分からないでしょう。
まったくおなじ仕様で異なるハウスメーカーで建てた住宅を複数持ち、それぞれを比較できるという人はまずいません。
大きな買い物ですから他人の評価や口コミが気になるものですが、実際に体験してみなければ本当のところは分かりません。
その不安を解消するためには、モデルハウスや建築内覧会などを活用して、実際の建物はどうなのかを自分自身で体験してみるとよいでしょう。
間取りや設備類の使い心地などは口コミを参考にしつつ、疑問点などをどんどん営業担当者や設計士に質問することをおすすめします。
大和ハウスのハウスラインアップ
大和ハウスのハウスラインアップには、平屋と2階建ての他に5階建てまでの住宅や併用住宅がありますが、今回は平屋と2階建てを中心に紹介していきます。
鉄骨造
鉄骨造 | |
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xevoΣ PREMIUM | 最高峰の住宅性能で、大和ハウスの技術の結晶と言ってもいいでしょう持続型耐震と外張り断熱、天井高2メートル72センチで明るく開放感のある空間が実現しました |
xevoΣ | 高耐震で繰り返し地震に強い安心感があります。遮音性にも優れ、住居性能も高いです |
xevoΣ 平屋暮らし | 地震に強い壁と鉄構造の平屋で、天井高と大空間が実現する新しい平屋暮らしのスタイルが持てます |
xevoΣ 和暮らし | 大和ハウスの技術と日本家屋における工夫で大きな空間と大開口のリビングなど和の美意識を取り入れた工法です庭との一体感が心地いい、くつろぎの住まいです |
xevoE | より自分らしく四季を楽しめて、愛着が年を重ねるごとに湧いてくる住まいです |
xevoBK | 熊本県もしくは熊本地震によって羅災証明を取得した人が対象の早く・求めやすい価格の高耐震で省エネルギーの住宅です |
木造
木造 | |
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PREMIUM GranWood | アイデンティティ、デティール、テクノロジーを3本柱に置き、保証体制が万全な美しい邸宅を造り上げます窓が大きく、明るいリビングや夜の照明がおしゃれで、ゴージャスな中庭が売りです |
xevoGranWood大 | 和ハウスの鉄骨の技術を生かして、造る新しい形の木の家です。強さと快適さを兼ね備え、設計の自由度も手に入れることが出来る眺める平屋です |
xevoGranWood -平屋暮らし- | 古き良き日本の暮らしを受け継ぎつつ、大和ハウスの技術により進化した現代的な家が建てられます今までの平屋のイメージを超える寛ぎがあって、愉しめる平屋です |
xevoGranWoodPlus | 外観デザイン、間取り、住宅設備、断熱仕様の決定を4つのステップで楽しみながら家を作ることが出来ます |
xevoK -欅aoba- | 東北地区限定のオリジナル商品です。寒い土地でも暖かく住める断熱性能と耐震性能で強く住むことが出来ます |
なお、XevoV、xevoAI、xevoLiは販売が終了しています。
大和ハウスで家づくりをするときの流れは?
大和ハウスに建築を依頼するときの打合せの流れは、以下の通りです。
- 住みたい住宅のイメージを固める
- 住宅展示場に出向いたり、カタログ請求などで住宅の情報を収集する
- 住宅にかかる総費用や用意できる金額、住宅ローンを確認
- 土地購入の検討、または保有している土地の敷地調査や地盤調査の実施
- 金額や設備類のグレードの比較と、具体的な資金計画を作成
- プラン、スケジュールを最終確認して、依頼先と建築工事請負を契約
- 着工、基礎工事の開始(地鎮祭、近隣挨拶、地盤改良など)
- 上棟式の実施
- 工事中は、大和ハウスによるトリプルチェック(自主検査のほか、工事担当者の自主検査と、本社の品質保証部工事監理者)で施行管理
- 工事完了後、竣工立ち合いで不具合の確認
- 鍵と保証書などを受け取り、引き渡し完了。
ガス・電気・水道の開設や転出・転入の届け出をおこないます - 家の表示登記や所有権保存登記のほかにローンの借入れをしている場合は、抵当権設定登記も行います
住宅ローン控除の為の確定申告は翌年の2~3月に行う
大和ハウスの場合は、土地の決定から引き渡しまでには約8か月掛かかります。
大和ハウスの値引き率の目安
ネットでは値引き400万円や600万円値引きがあったというような口コミや、大和ハウスの値引き率は10~15%という情報があります。
実際は、大和ハウスで建てる家のグレード等によって値引き率は変わってきます。
ネット上で紹介されている値引き率は、鵜呑みにはできないものの、一つの基準として考えても問題ありませんので、目標を15%に置いて交渉してみるのも良いでしょう。
交渉する際のコツは、実際の予算を最初から明確にせず、「だいたい○○円ぐらいで考えている」とおおよその金額を伝えることです。
その上で他のハウスメーカーからも見積もりを取り、競合価格を伝えずに「他のハウスメーカーが安くて迷っている」等と伝えたり、最終段階でこちらの予算を提示して最終的な値引きを交渉するようにすれば、うまく値引きしてもらえる可能性があります。
まとめ
大和ハウスでは、木造や鉄骨、平屋から5階建てまでと幅広い要望に応えることができるハウスプランがあります。
選択肢が多いということは、夢のマイホームが実現できる可能性が高いでしょう。
家づくりは資金の調達や仕様の選択、スケジュールの調整など大変なことばかりですが、一方でこれから始まる新しい生活の第一歩です。
できるだけ楽しんで、希望にあった家を手に入れられるよう、資料請求や見積り依頼などは1社に限らず、複数のハウスメーカーから取り寄せる持ち家計画などを積極的に利用していきましょう。