注文住宅を建てる場合にまず悩むのは「ハウスメーカー選び」ですよね!
特に知名度が高いところに依頼すると安心ですが、今回はハウスメーカー超大手の「住友林業」と広告は少ないけれど人気が高い「一条工務店」の比較をしてみたいと思います。
両社のメリットとデメリットを色々紹介していくので、住友林業と一条工務店で迷っている!という人は参考にしてみてください!
[toc]住友林業で建てられるのはこんな家
住友林業と聞くと「木の家」というイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、国内に「自社保有林」を持っているほど、「木」にこだわりがあるハウスメーカーなんです。
そんな「木」にこだわる住友林業で注文住宅を建てるとどんな家が建つのか、特徴を見ていきましょう。
「ビッグフレーム工法」は木造なのに重量鉄骨造に近い工法
ビッグフレーム構法は、通常は「鉄骨住宅」で採用される「梁勝ちラーメン構造」を、日本で初めて木造住宅で実現した構法です。
通常の木造住宅に比べると「高い耐震性」と「設計の自由度」が実現されていて、従来の木造住宅ではできないような間取りもできる点がうれしいポイントですね!
伝統工法を進化させて強くなった「マルチバランス工法」
ビッグフレーム工法は強度が強い反面、やっぱりお高いんです。
「強度は欲しいけれどビッグフレーム工法は無理かな・・・」
そんな人におすすめなのが「マルチバランス工法」です。
マルチバランス工法は、日本の伝統的な木造軸組構造に最新技術を組み合わせて、さらに進化させたものです。
最先端の木の技術を結集した「スーパー檜」や、面で構造を強化する「きづれパネル」によって、地震に耐える家づくりを提案しています。
ビッグフレーム工法は高いから無理!という人はこちらの工法で検討してみましょう!
「木」にこだわるから実現する「断熱性」「調湿性」「耐久性」
最近、地震に強い家づくりのために「鉄骨造」の家を建てる人が増えていますが、やはり木造に比べるとどうしても「断熱性」「吸湿性」に劣ってしまうんです。
木は熱を伝えにくい性質を持っていて、その断熱性はコンクリートの約10倍、鉄の約500倍なんだとか!
だから住友林業の木造住宅は快適な温度で過ごせて「住み心地の良い」家にすることができるんです。
また、木は天然の空調装置のような働きがあって、湿度が高い時には湿気を吸収、乾いていると水分を放出するということを勝手にしてくれるんですね。
「木造住宅」には本当に良いところが多いということを改めて感じますね。
でも木造で心配なのが「白アリ」です。
住友林業の注文住宅で使われる「檜(ヒノキ)」はシロアリを寄せ付けにくい素材なんだとか。
あと、檜は腐りにくいから長年の風化には「鉄より強い」とも言われています。
「木」の良さを再実感することができるのが、住友林業で建てる家の特徴かもしれませんね。
一条工務店で建てられるのはこんな家
「一条工務店」というハウスメーカーの名前を、もしかすると「知らない」という人もいるかもしれません。
実は一条工務店は「あまり宣伝をしない」ことで知られていて、余計な広告費をかけないかわりにコストパフォーマンスの良い住宅を建てられることで人気が上昇しているハウスメーカーなんです。
そんな一条工務店で建てられる住宅の特徴を紹介していきましょう!
i-smartでは全室床暖房を実現!家中あったかい
床暖房って、本当に暖かいんですよね。
私が住んでいる分譲マンションも床暖房が入ってて、すんごい暖かいです。
暖房は乾燥しがちだけど、床暖房は風が発生しないからホコリもたたないし、子供にも安心ですよね。
そんな床暖房を全部屋、廊下、トイレにまで完備したのが一条工務店の「i-smart」という商品です。しかも標準設備なのでオプション代金がつきません!
床暖房をつけていると他の暖房設備がいらないぐらい暖かいし、暖房をつけている時の「風の気持ち悪さ」みたいなのもないのがいいんですよね。
標準仕様が充実している
「住宅展示場のような家の実現は無理でしょ?」
家を建てようと考えている時によく言われるのが、住宅展示場と実際に建てられる家のギャップです。
たいていのハウスメーカーでは、高いグレードのオプションをつけた家を展示場で公開しているので、住宅展示場を見に行って「こんな家いいなー」なんて考えていても、実現するには「とんでもない費用」がかかるなんてこともよく聞く話です。
一重工務店では、このような「オプションだらけ」ではなく比較的「標準設備」の家を公開していることが多いようで、「これも標準なの?」ということも多いとか。
そのため、標準で選べる選択肢が多いというのが一条工務店の魅力のひとつと言えます。
住友林業と一条工務店はどちらも人気が高いハウスメーカーですが、やはり決め手は「いくらで建てられるのか」ということかもしれません。
住友林業と一条工務店の坪単価で比較してみると、一条工務店は50万円~80万円の坪単価であるのに対し、住友林業は70万円~100万円と言われています。
なお、坪単価って建て方によっても、違ってくるので一概には言えない部分もあります。
ただ、住友林業の家は「高い!」ということは口コミでも言われています。
特に調子にのってオプションつけていたら、「とんでもない値段に!」ということもよくある話です。
ただし、住友林業は「結構値引きしてくれる」という口コミも多く見られます。
我が編集部の田貫編集長も住友林業で家を建てたことがあるそうですが、見積りを取ったハウスメーカーの中で住友林業が一番値引きしてくれたそうです。
ただし、ある程度交渉テクニックは必要なようですけど。
ちなみに、一条工務店は一切値引きしてくれなかったとか!
一条工務店が値引きしないのは有名みたいですけどね。
住友林業と一条工務店、どちらが高くなるかというのは、見積もり価格から値引きをどれぐらいしてくれるかによって変わってくると考えておくといいかもしれません。
家づくりで損しないために【持ち家計画】
住友林業と一条工務店|間取りの自由さではどっち?
注文住宅で家を建てる場合に大きなポイントとなるのは「間取り」かもしれません。
木造住宅と鉄骨住宅でも間取りが違ってきますが、住友林業と一条工務店で同じ木造住宅を建てた場合でも違ってくるのかというと、工法の違いによって間取りも違ってくるようです。
一条工務店の口コミでよく見られるのが、「間取りの自由がききにくい」という点です。
その理由は「2×6(ツーバイシックス)」という工法の影響が大きいようです。
というのも、従来の住宅は「2×4(ツーバイフォー)工法」なのですが、一条工務店のi-smartやi-cubeでは、「2×6工法」を採用しています。
2×6工法にすると外壁が厚くなって断熱性や強度、防音性が増すかわりに一定以上の壁が必要となってしまいます。
そのことで「むだに壁が増えた」という口コミも見られました。
ほかにも「一条ルール」と呼ばれるものがあるそうで、「窓の大きさ」「屋根の勾配や形状」などたくさんの縛りがあるとのことです。
これらによって一条工務店は「間取りの自由がきかない」と言われているようですね。
一方で住友林業は「ビッグフレーム工法」によって、木造住宅なのに鉄骨住宅のような自由度がきくことで知られています。
柱と壁を少なくして「大きな窓」を連続してつけられるなど「開放的な間取りにしたい!」という希望も、予算次第では聞いてくれるようですよ!
住友林業と一条工務店|家が暖かいのはどっち?
冬の一戸建て住宅は「寒い!」というイメージですが、どちらがより冬に暖かいのかという点で比べてみましょう。
家全体が暖かくなるということでは「一条工務店」に軍配があがるかもしれません。
なんといっても「全館床暖房設置」が大きいですよね!
トイレも廊下も床暖房が入っているので、どこにいても「ぽかぽか」。
家中があたたかいのっていいですよね。
でも逆に「あたたまりすぎる」なんていう意見も見られました。
床暖房は温度調整がしにくいというデメリットがあるので、すべての部屋でつけてしまうと「あっつ!」ってなることもあるのかも。
住友林業のメリットとデメリットまとめ
住友林業と一条工務店を比較してきましたが、ここでは「住友林業で建てようかな・・」と気持ちが傾いている人に、住友林業で建てるメリットとデメリットをまとめてみました!
◆住友林業で建てるメリット
- 高い断熱性と耐震性
- 間取りが鉄骨住宅並みに自由がきく
- 湿気対策に強い
- シロアリに強いアフターサービスの充実
- 値引きしてくれる可能性がある
◆住友林業で建てるデメリット
- 値段が高い
- 間取りは予算によってはできないことも多い
ビッグフレーム工法によって間取りの自由はききますが、「値段が高い」ということが大きなデメリットとなります。
ただし、交渉次第で値引きしてくれることもあるため、最初の見積もりが高くても交渉してみることをおすすめします。
家づくりで損しないために【持ち家計画】
一条工務店のメリットとデメリットまとめ
一条工務店で注文住宅を建てるメリットとデメリットをまとめてみました。
◆一条工務店で建てるメリット
- 全館床暖房が標準装備
- 標準仕様の選択肢が多い
- 冬はかなり暖かい
- 気密性が高い
◆一条工務店で建てるデメリット
- 間取りの自由がきかない
- 外観が同じような感じになる
- 値引きに応じてくれない
- Wi-Fiが届きにくい場合がある
- 床暖房によって生ものの足が早い
一条工務店は全館床暖房のため、冬はかなりあたたかい状態を保つことができます。
その一方で、ずっと暖かい状態がキープされることで、生ものを置いておくと腐りやすいという口コミも見られました。
また、床暖房が1階にも2階にも敷き詰められているので、Wi-Fiが届きにくい場合があるようです。
さらに一条工務店では間取りの自由がききにくい、同じような外観になりやすいというデメリットもあります。
住友林業と一条工務店の口コミをチェックしてみた
住友林業と一条工務店を比較してきたところで、実際に注文住宅を建てたという人の意見も気になるところですよね!
住友林業と一条工務店のtwitterの口コミを見てみましょう!
住友林業の口コミ
まずは良い口コミから見ていきましょう!
住友林業の新築におじゃましてきた!!すごく!!ステキ!!
— まめこ○1y5m (@mamecchiiai) February 10, 2019
基礎、美しいですね(*^^*)
住林は他社より基礎にかなり時間をかけるようで、最初の方は変化無しなので「超つまらないですよ」て営業さんに言われました笑
いよいよここからですねー!— もりっち@もりのかんづめ運営中〜注文住宅&おすすめ商品&育児情報発信 (@moricch_i) February 10, 2019
続いて悪い口コミも紹介しておきましょう!
https://twitter.com/m3k7r/status/1092678620181454848
今日は雨で作業が出来ないので、明日の打ち合わせに向けて住友林業のこれまでのやらかし案件を思い出せるだけリストアップ頑張る。
半年以上遅れてるのに営業はぜんぜん連絡してこなかったし誠意のカケラも感じなかったので、怒ってるけど、ただ怒ってもしょうがないので、それなりの要求しないとね。— むっしゅ takayoshi (@monsieurTAKA) February 6, 2019
住友林業の家は「良い家だ」という口コミが多い一方で、「営業が悪い」という口コミもちらほら見られました!
対応する営業によっては「自分と合わない」と感じる場合も多いようです。
一条工務店の口コミ
一条工務店の良い口コミを紹介してみましょう。
引き渡しされました!
キッチンの上など、どうしても色をちゃんと見たいところ以外はほぼ電球色の照明にしたので、優しい雰囲気になりました。いい感じです!そして、ものすごく快適に暖かいです…!#一条工務店 #ismart pic.twitter.com/06c9E9GKLR
— しかく (@sikakuiniku) February 6, 2019
一条工務店の断熱性良すぎて半端ない‼︎
— チワワスポーツ (@NoBuuuu890) February 10, 2019
#一条工務店
引っ越してから
床暖房暖かい→
一条やっぱ最高!→
一条は私一人では建てられない!→
旦那ありがとうと、いう図式が出来たと書いたけど、本当に前まで旦那に舌打ちしてイライラしてた私だけど(素行が悪すぎる)
冬にこれだけ快適に過ごせててマジ一条感謝
マジ旦那感謝
て
なってる— ICEマニア (@ICE39512758) February 4, 2019
続いて悪い口コミです!
https://twitter.com/XuNKWVixXK9LqxQ/status/1094088124588642304
一条工務店の何が良いんすか?
床暖房→東北や北海道ならね
太陽光→10年後には売電単価が…
間取り→全く融通きかないから基本がダサいのに更に酷くなる
まぁ他に上げればキリがないです…#ismart#一条工務店— タン・コルレオーネ (@BBtarouuu) February 11, 2019
補修などアフターに関しては、あまりいい印象は受けない。というか建築中〜建築後のトラブル。家を新築という楽しいはずの期間を暗黒のような気分にさせた一条工務店の役員と失礼な態度の店長。忘れてない。
— 理系文系夫婦の嫁 (@rikeibunkeiyome) February 10, 2019
「床暖房が暖かい」という口コミが特に多くみられました。
全館床暖房設備で家中が暖かくなるようですね。
一方で「外観がみんな同じ」だとか「営業の態度が悪い」といった声もちらほら見かけました。
結局どっちがいいの?まずは資料請求してみよう
「ハウスメーカーどこにすればいいか分からない・・・」
色々見に行ってみたいけれど、どこから手をつければいいか分からないという人も多いですよね。
注文住宅を建てることに決めたら、まずは資料請求をしてみましょう。
色々なハウスメーカーから一括で資料請求したいなら「持ち家計画」を使ってみましょう。
持ち家計画では、無料で簡単に複数社の住宅カタログを一括請求できちゃいます!
建築予定地から住宅メーカを探したり、全国・各都道府県のランキングから住宅カタログがを探すこともできます。
家づくりで損しないために【持ち家計画】
まとめ
住友林業と一条工務店は大手ハウスメーカーですが、どちらもまったく違った特徴があります。
まずは工法など確認するためにも資料請求をしてみましょう。
資料を確認したら、それぞれの住宅展示場で比較してみて実際に見積もりを取るなど、納得するまで比較検討することをおすすめします。