梅雨になると、雨や湿気に悩む方が多いと思いますが、女子にとって大きな悩みのひとつに「髪が広がる!」ということがありますよね。
「夜しっかり乾かしたのに朝起きると爆発してる!」
「朝ちゃんとドライヤーでセットしたのに、もううねってる!」
と、あちこちから女子の悲鳴が聞こえてきそうです。
でも、どうして梅雨の時期は髪が広がったりうねったりしてしまうんでしょう?
「湿度が高いから仕方ない」とあきらめずに、まずはその原因を知っておきませんか?
原因がわかれば対処法も見つかりますので、今年こそは梅雨の時期でもウルツヤ髪をキープできるように髪をケアしていきましょう。
梅雨時に髪が広がる原因とは?
梅雨時に髪が広がってしまうという悩みを持っている方は多いですが、その一方で「特に気にならないけど・・」という方もいます。
どうして同じ湿度の中にいても、髪が広がる人とそうでない人がいるのか不思議ですよね?
実は、梅雨時などの湿気が多い日に髪が広がってしまう原因は、「髪のダメージ」が大きく関係しているんです。
つまり、髪のダメージが大きい方ほど髪が広がったりうねったりといった症状に悩まされてしまうというわけです。
髪のダメージと梅雨がどのように関係するのか、髪の毛の構造から確認していきましょう。
まずは髪の毛の構造を知ろう
髪の毛1本1本はすごく細いですが、1本はメデュラ・コルテックス・キューティクルという3つの構造からできています。
メデュラ(毛髄質):中心部
髪の毛の中心部にあるもので、やわらかいたんぱく質と脂質でできています。
メデュラはうぶ毛などには含まれていなく、太くてしっかりした毛ほど含まれています。
外からの刺激で空洞化しやすいという特徴があります。
コルテックス(毛皮質):中間層
ケラチンたんぱく質からできていて、毛髪の90%前後を占めているものです。
弾力性があり水分も含んでいるため、コルテックスの状態が毛の強さやしなやかさ、硬さに影響しています。
また、コルテックスに含まれるメラニンの種類や量によって髪の色が決められます。
キューティクル(毛表皮):最表層
「キューティクル」はよく聞く言葉ですよね。
髪の一番表にある層で、かたいたんぱく質が主成分の半透明の薄い細胞からできています。
この細胞が4~10枚くっついてうろこのように重なり、内部の組織を守るという働きがあります。
キューティクルの傷みが広がりの原因
一番外側にあるキューティクルは、内側にあるコルテックスからたんぱく質や水分が流れ出てしまわないように保護する働きがあります。
しかし、キューティクルがはがれてしまうと、そこからたんぱく質や水分が流れ出てしまい、逆に梅雨時の湿気や水分を髪の内部に取り込んでしまいます。
過剰な水分を取り込んだ髪は膨らんで、広がりやうねりの原因となってしまいます。
つまり、キューティクルの痛みが激しい=髪の傷みが激しい方ほど、広がりやすく、またうねりやすくなるのです。
髪の広がりやうねりを抑えるコツ6つ
髪が広がったりうねったりする原因が分かりましたが、梅雨の湿気にはどのように対処すればいいのでしょうか?
広がりやうねりを抑えるための6つのコツを紹介していきますので、ぜひお試しください。
1.シャンプーはしっとりタイプを選ぶ
普段使っているシャンプーが、もし「さっぱりタイプ」なら、「しっとりタイプ」に変えることで髪の広がりを抑えることができます。
しっとりタイプであれば髪に重さが加わるので重心が下がり、その重みによって広がりやうねりを抑えられます。
2.トリートメントは必須
ダメージを受けた髪を修復するためには、トリートメントが欠かせません。
シャンプーの後にトリートメントを付け、シャワーキャップで覆った後、湯船につかりながら最低でも5分間はトリートメントを浸透させましょう。
また、洗い流さないトリートメントも併用するとさらに効果的です。
タオルドライした後にトリートメントを付けてドライヤーで乾かし、乾いた後に再度付けることでより潤いを保つことができます。
3.優しくタオルドライ
濡れた髪をタオルで拭きとるとき、ゴシゴシとこするように拭いていませんか?
髪同士が摩擦してキューティクルがはがれ、髪が傷む原因になってしまいますよ。
髪をタオルドライするときは、根元から毛先にかけて、タオルを軽く押さえるように優しく水分をふき取りましょう。
決してこすり過ぎないように気を付けてください。
4.髪を傷めないドライヤーの使い方
ドライヤーのかけ方も、髪の広がりやうねりに大きな影響を与えます。
そこで、髪を傷めないドライヤーの使い方のポイントをご紹介します。
- 髪の根元から毛先にかけて風をあてる
- ドライヤーは頭皮から20㎝メートル離す
- うねりをなくそうとして無理に引っ張らない
- うねりが出たらうねり部分の根元を濡らし、根元を乾かす
- 最後に上から下へ冷風をあてる
たんぱく質は熱に弱いので、ドライヤーのあてすぎにも注意しましょう。
5.UVケアも忘れずに
顔のUVケアは怠らなくても、髪の毛のUVケアをしない方は少なくありません。
しかし、髪の毛は顔などの5倍以上の紫外線を浴びていて、キューティクルは紫外線によるダメージを受けると、はがれてしまいます。
特に梅雨の時期は1年のうちでも最も紫外線量の多い時期ですので、髪への影響が心配です。
髪がダメージを受けると広がりやうねりの原因になりますので、UV対策も忘れずにしましょう。
具体的には、帽子や日傘などで直射日光を避けるとともに、UVカット効果のあるシャンプーやトリートメントを使うのがおすすめです。
6.こまめにブラッシングする
ブラッシングするだけで髪の広がりやうねりを解消できるのか疑問に思うかもしれませんね。
実は、髪をとかすと、髪全体に水分をまんべんなく広げられるという効果があります。
髪の広がり防止のために、スプレーなどで髪の毛を固めてしまいがちですが、髪の健康を考えるのであれば、固めるよりもこまめにブラッシングする方が効果的です。
また、ブラッシングは頭皮の血行をよくしたり、頭皮の脂質を全体に広げるといったようなメリットもあります。
髪はこんなことにダメージを受けている
梅雨時の髪の広がりやうねりはもちろんのこと、髪のパサつきや枝毛など、「最近、髪の毛が元気ないな」と思ったら、髪が受けているダメージをチェックしてみる必要があります。
ドライヤーやブラッシング、シャンプーなど髪を傷めている原因を探ってみましょう。
熱いお湯で髪の毛を流す
シャンプーをするときに、熱いお湯を髪の毛にかけると、キューティクルが開いてしまい髪が膨らむ原因になります。
また、カラーが抜けやすいというデメリットもありますので、熱すぎるお湯には気を付けましょう。
シャンプーに最適な温度は38度と言われています。
「冬場はちょっ寒いかな?」と思いますが、髪のダメージを考えて若干ぬるめを意識しましょう。
ドライヤー
「髪の広がりやうねりを抑えるコツ6つ」のところでも紹介したように、長時間にわたって高温のドライヤーをあびることは、髪にとって大きなストレスとなります。
髪を無理に引っ張ったりせず、キューティクルの流れに沿って、上から下へと乾かすのがポイントです。
自然乾燥
ドライヤーの熱が髪によくないからといって、自然乾燥にしている方もいるかもしれませんが、実は自然乾燥はドライヤーの熱よりもさらに危険です。
髪を自然乾燥させると、キューティクルが開いたままになってしまい、ダメージをうけ続けることになります。
したがって、キューティクルが閉じるように、タオルドライ後は必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。
ブラッシング
髪の毛が絡まったしまったときなど、力任せにブラッシングしていませんか?
無理やりブラッシングすると、髪とブラシの間に摩擦が起き、キューティクルがはがれてしまいます。
また、お風呂上がりの濡れた髪をブラッシングするときも気を付けなくてはなりません。
濡れた髪は敏感になっているので、粗めのくしでそっととくのがポイントです。
シャンプー
シャンプーは、ただやみくもにゴシゴシこすってしまうと、汚れを落とすと同時にキューティクルも壊していまいます。
正しいシャンプーの仕方は、まず洗う前に軽くブラッシングし絡まりをなくしておきます。
水で流すだけで大半の汚れは落ちてしまいますので、泡立てたシャンプーを優しくなじませながら洗いましょう。
シャンプーをしっかり泡立ててから使うことで、髪と髪の摩擦を防ぐことができます。
ところで、シャンプーは洗い方も大事ですが、どんなシャンプーを使うかも大事ですよね。
「どんなシャンプーを使えばいいのか分からない」という方のために、髪の広がりを抑えるおすすめのシャンプーを紹介します。
髪の広がりが気になるなら「クイーンズバスルーム」を試して
髪の毛をケアしていくうえで欠かせないのがシャンプーですが、シャンプーの選び方ひとつで髪の広がりが変わるのなら、広がりを抑える効果のあるシャンプーに変えない手はありませんね。
これまで紹介してきましたように、髪の広がりを抑えるためには髪が受けるダメージを最小限にとどめることが大切です。
しかし、梅雨の時期はじめじめと湿度が高いため、頭皮の脂分も気になりますよね。
そこで、「髪の毛もケアしつつ頭皮の脂もすっきりさせたい!」という願いをかなえてくれるシャンプーが欲しくなります。
そんなうまい条件のそろったシャンプー、あると思いますか?
実は、あるんですよ!
その名も「クイーンズバスルーム 薬用ヘアソープ」。
「クイーンズバスルーム 薬用ヘアソープ」は、「さっぱり洗う」と「しっとり潤いは奪わない」という一見して逆に見える効果を見事に両立させたシャンプーです。
保湿成分を贅沢に配合した泡でデリケートな頭皮と髪を優しく包み込むように洗います。
発売して10年だった今もなおベストセラー商品として愛用されていますので、髪の広がりやダメージが気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
ヘアオイルは髪の広がりに効果ある?
ヘアオイルを使ったことはありますか?
「オイルっていうと、なんか頭皮がベタつきそう・・」というイメージがありますが、適量を正しく使えば梅雨時の髪の広がりを抑える効果があるんです。
ヘアオイルに含まれている油分が髪のゴワゴワ感を改善してくれ、柔らかくてツヤツヤの髪に戻してくれるので、広がりも抑えられます。
ヘアオイルを使うメリット
ヘアオイルを使うメリットは、髪の広がりを抑えるだけではありません。
他にも次のような髪にうれしいメリットがあります。
- 高い保湿効果により頭皮トラブルを防ぐ
- 紫外線やドライヤーの熱から髪を守る
- 髪にツヤを出す
効果的な使い方
ヘアオイルを効果的に使うには、必ず「適量」を心がけましょう。
「もっと保湿効果を高くしよう」と多量のワックスを使ってしまうと、頭皮に油分が残ってしまい逆に肌トラブルを起こしてしまいます。
また、髪が油っぽくなって「ちょっとギトギト・・」といったことになりかねません。
適量を掌にとり、多すぎたときはコットンなどでふきとりましょう。
また、ワックスを使う効果的なタイミングは「タオルドライ後ドライヤー前」がベストです。
クィーンズバスルームのヘアオイルを試してみて
シャンプーでもおすすめしたクィーンズバスルームのシリーズにはヘアオイルもあるんです。
クィーンズバスルームのヘアオイルは、なんと新素材の「野菜オイル」。
野菜油は他の油脂類と比べて髪が重くなりにくく、油脂オイル独特のべたつく光沢ではなく自然なツヤを与えることができるんです。
野菜油の感じがどんな感じが分からないという人は、まずは500円のサンプルを試してみることをおすすめします。
くせ毛の人は「縮毛矯正」をするものもおすすめ
どんなにドライヤーや紫外線に気を付けても、どんなにヘアトリートメントをこまめにしても、それでもやっぱり髪が広がってしまう方もいるでしょう。
もともと強いくせ毛の方は、そう簡単に広がりを抑えることはできませんよね。
そこで、最も効果的にストレートヘアを手に入れられる方法として、「縮毛矯正」をかけてみるのはいかがでしょうか?
縮毛矯正用の薬剤を使うほか、ヘアアイロンなどの熱によってくせを伸ばしていくため、髪の根元から毛先までまっすぐにすることができます。
縮毛矯正とストレートパーマの違い
ところで、縮毛矯正と同じようなものにストレートパーマというものがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
縮毛矯正はすでに紹介したように、もともとのくせを薬剤や熱によってまっすぐに直していくものです。
一方でストレートパーマは、一度かけたパーマを落としてストレートヘアに戻すパーマのことを言います。
弱いくせ毛の場合はストレートーパーマでも効果が出ることがありますが、もともとの強いくせを直すほどの効果はないため、強いくせで悩んでいる方は縮毛矯正の方がおすすめということになります。
アフターケアも大事
縮毛矯正やストレートパーマをかけた後は、頭皮も髪の敏感になっていますので、アフターケアが大事になってきます。
髪を洗っていいタイミングやお手入れ方法などを、担当の美容師さんに聞いておくといいですね。
基本的には、髪をしっかり乾かしてから寝る、ブラッシングはやさしくといったことが大切になります。
頭皮のケアや生活習慣も大事
梅雨時の髪の広がりというと、どうしても髪の毛に焦点が行きがちですが、健康な髪の毛は健康な頭皮に宿るといっても過言ではありません。
さらに、健康な頭皮は生活習慣にも大きく関係していますので、髪の広がりを改善するためには、頭皮のケアや生活習慣の見直しなども必要になってきます。
ウルツヤ髪は頭皮マッサージから
頭皮マッサージというと抜け毛防止というイメージがありますが、健康な髪に改善する効果もあります。
- 頭皮に刺激が加わると血行が促進する
- 老廃物が浮く
- 血流がアップし細胞が活性化する
頭皮は大人になるにつれて硬くなっていき、血行が悪くなると髪の根元の細胞に必要な酸素や栄養が行き届かなくなってしまいます。
定期的に頭皮マッサージをすることで、頭皮環境を改善していくことができます。
なお、頭皮マッサージはシャンプー前に行うのがベストです。
浮いてきた老廃物をシャンプーで洗い流すことができるからです。
生活習慣を見直してみる
髪の潤いを保つためには日々のケアが大切ですが、そのほかに生活習慣も大きな影響を与えます。
例えば、
- ストレス
- 喫煙
- 寝不足
- 偏った食生活
このような習慣は、ホルモンバランスを崩し、血行を悪くすることがあるので、頭皮の健康にも影響があります。
すべてを解決していくのは難しいかもしれませんが、髪の広がりだけでなく体全体の健康にもつながりますので、ひとつずつ心掛けていきましょう。
梅雨時におすすめのヘアアレンジ
梅雨の時期は髪をどんなにうまくセットしても、すぐにひろがったりうねったりくずれたりしがちです。
「でもおしゃれを楽しみたい!」という方のために、梅雨の時期におすすめのヘアアレンジを紹介します。
前髪を編み込む
湿気でせっかくセットした前髪が乱れてしまうとがっかりですよね。
そんなときは、前髪を編み込んですっきりまとめるのがおすすめです。
大きめのバレッタやお気に入りのヘアピンでアクセントを出すと、さらにおしゃれ度UPです。
ハーフアップ
ボブの方は、トップにボリュームを持たせたハーフアップはいかがですか?
くるっとねじることで、簡単にトップにボリュームが出せます。
簡単にゴムでしばるのもいいですが、せっかくなのでバレッタなどで仕上げるとすてきです。
おだんごヘア
ロングヘアなどある程度の長さがある方は、おだんごヘアが簡単でかわいいのでおすすめです。
おだんごを作る位置によってイメージが変わるので、オフィスでは低めの位置など、シチュエーションに合わせてアレンジしてみましょう。
まとめ
梅雨の時期に髪が広がってしまうのは、髪のダメージが大きく影響しています。
髪の広がりを抑えるには、ダメージを少なくすることが大切なので、紫外線やドライヤーの熱などから髪を守る必要があります。
また、シャンプーの仕方や定期的なトリートメントなど、日々のケアも大事ですので、髪の健康のためにできることはしておきたいですよね。
ウルツヤ髪をキープするには頭皮の健康、生活習慣の見直しなども効果的ですので、本格的な梅雨シーズンの前に一度生活を見直すのもいいですね。