今日から取り入れたい炭酸パック!炭酸濃度と効果の関係性とは?

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最近、美容に関心の高い女性の間で流行しているのが、高濃度炭酸パックです。

炭酸の持つ血行促進効果によって、シワやシミ、毛穴、たるみなど気になる肌悩みの改善が期待できるので、日々のスキンケアに取り入れる人が増えています。

一見、新しい美容法のようにも感じますが、実は、炭酸はかなり昔から美容や健康のために取り入れられていました。

ローマ時代にはすでに、病気や寒さなどの外的要因で血のめぐりが悪くなった手足を炭酸泉につけて血流改善を図るなど、療養目的で炭酸が活用されていたと言われています。

また、ドイツでは天然の炭酸泉が多く発見され、国内各地に保養施設が作られるなど、炭酸は人々の生活のとても身近なところにありました。

そんな炭酸のチカラが今また見直され、多くの化粧品や美容家電にも炭酸が使用されるようになっています。

ここでは、その中でも日常的に取り入れやすい炭酸パックとその濃度による効果の違い、肌への刺激についてご紹介します。

炭酸パックには色々なタイプがある


炭酸パックには、大きく2つのタイプがあります。

1つめは、炭酸塩を含んだ1剤と、有機酸を含んだ2剤を、肌にのせる直前に混ぜ合わせるもので、酸とアルカリが反応し炭酸ガスが発生する仕組みになっています。

2つめは、炭酸ガスと美容成分が混ざった状態で噴射されるエアゾールタイプ(いわゆるスプレー缶)のものです。

どちらのタイプを使用するかは、炭酸パックを使いたいシーンや、ライフスタイルによって選ぶと良いでしょう。

また、剤型は、泡やジェル、クリームなど様々なタイプがありますので、好みの使用感によって選ぶのも1つの方法です。

炭酸パックの炭酸ガスの濃度は濃いほうがいいの?


さて、店頭にたくさん並んでいる炭酸パックを見てみると、それぞれの製品には、含まれている炭酸ガスの濃度が表示されていることに気づきます。

中には、10000ppmや15000ppmといった高い炭酸ガス濃度のものも多く見られます。

たくさんある製品からどれか1つを選ぼうとするとき、「炭酸濃度が高いほうが、美容効果が高そう!」、「せっかく買うなら、より炭酸が濃いものが欲しい!」と考えるのは自然な発想ですが、本当に炭酸ガス濃度が高いものほど、美肌効果が高いのでしょうか?

一般的に、血行促進効果は炭酸ガス濃度が高いほど効果が発揮されると言われています。

これは、入浴環境下での炭酸ガス濃度の違いによる血流変化量を調べた研究結果に基づいていて、炭酸濃度が100~1000ppmの範囲では、数値が高いほど血流が良くなるという結果が報告されています。

しかし、1000ppm以上の場合、濃度の濃さが血流にどう影響するかという点については現時点ではまだ検証はされていません。

そのため、1000ppmを越える濃度の炭酸パックの場合、記載されている炭酸ガス濃度が高いほうが効果があると一概には言えないのです。

また、炭酸の性質上、炭酸パックを使用している間は、どうしても炭酸ガスが空気中へ拡散してしまいます。

泡やジェルタイプのものの場合、剤型の中に炭酸ガスを閉じ込めておきやすく、空気中へのガスの拡散量は少なくなる傾向にありますが、それでも完全にガスの拡散を防ぐのは難しいです。

つまり、パッケージに表示されている炭酸濃度は、そのまま肌に浸透する炭酸ガスの量を示しているわけではなく、実際には表示されている濃度よりも大幅に少ない量の炭酸ガスしか肌に浸透しないと考えられています。

このことからも、炭酸パックの炭酸濃度に関しては、>高ければ高いほど効果が発揮されると明言することは難しいと言えるでしょう。

炭酸パックは敏感肌でも使える?


敏感肌の方の中には、炭酸の刺激が肌に良くないのではないかと心配する方もいるかもしれませんが、実は炭酸ガスそのものにはほとんど刺激性はないと考えられています。

ただし、炭酸の働きで血行が良くなることで皮膚表面にかゆみを感じたり、2剤混合タイプの場合は酸とアルカリの反応が熱を発生させ刺激になることもあるので、不安な場合は使用頻度を落とし様子を見ながら使うようにしましょう。

(肌に明らかに違和感がある場合は、すぐに皮膚科に行き医師の診断を受けるようにしてください)。

まとめ


今回は、近頃人気の炭酸パックについてご紹介しました。

自分の肌質やライフスタイルに合わせて、上手に炭酸のチカラを取り入れてみてくださいね。