美容効果の高い美容液は、スキンケアの中でも重視していきたいアイテムの一つですよね。
今回は、意外と知らない美容液の正しい使い方や順番を解説します。
そして、さらに効果を高める使い方のポイントや、おすすめの美容液などについてもご紹介していきますので、美容液について改めて知りたいという人は参考にしてみてください♪
そもそも美容液の役割とは?
美容液の役割とは、ひとことで言えば「それぞれが持つお肌の悩みにアプローチすること」です。
美容液とは一般的に、化粧水やその他のスキンケアアイテムと比べて、保湿成分をはじめとした美容成分の配合率が高いことが特徴です。
つまり、自分のお悩みに合った美容液を取り入れることで、より効率的にケアができるというわけです。
まずは自分が改善したいお悩みに合わせて、美容液を選んでいくことが大切ですね。
そして使い方もとても重要なので、次の項目で詳しく解説していきます。
美容液の正しい使い方
美容液を正しく使うことができれば、より確実に自分のお肌悩みに対するアプローチをすることができます。
現在すでに美容液を使っている方でも、いまの使い方があっているのかどうか一度確認してみてくださいね。
塗る順番に気を付けよう
スキンケア商品を使用する順番の基本は、「油分が少ないもの順」です。
具体的には、洗顔後はこの順番になります。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
つまり、美容液は化粧水の後に塗るのが一般的となります。
ただし「導入美容液」など洗顔後すぐに使用するタイプもありますので、商品によって使い方をチェックすることも必要です。
特に記載がない場合は、上記の通りで問題ないですよ。
パックをする場合の美容液のタイミングは?
パックをする場合も、「油分が少ない順」という基本に当てはめてOKです。
ただしパックは大きく2種類に分けることができますので、それぞれの具体例を示しておきますね。
【美容液タイプのパックの場合】
1.洗顔
2.化粧水
(美容液)※省略可
3.パック
4.乳液
5.クリーム
マスクシートの多くが、こちらの美容液タイプのパックに当てはまります。
この場合、美容液と同じ役割を担ってくれますので美容液は省略してもOKです。
どうしても美容液を取り入れたい場合は、化粧水の後・パックの前がおすすめです。
【クリームタイプのパックの場合】
1.洗顔
2.化粧水
3.美容液
4.パック
5.クリーム
こちらのタイプのパックはペースト状であったり、マスクシートの場合は商品名に「クリームタイプ」「クリームパック」などの記載があることがほとんどです。
乳液と同じ役割を担いますので、乳液が省略OKとなります。
まずは使用するパックがどちらのタイプのものなのかを確認してから、正しい順番で取り入れていきましょう。
次の項目ではシーンごとに美容液の塗り方について解説していきます。
美容液の塗り方【朝のスキンケア編】
美容液には多少なりとも油分が入っているので、「べたつきが気になる」という理由で朝に美容液を省略する方もいらっしゃいますが、それはあまりおすすめできません。
日中や夏などでも、特に大人の女性のお肌は想像以上に乾燥しています。
季節にかかわらず美容液をきちんと塗って、油分もバランスよく取り入れて保湿することが大切ですよ。
どうしてもベタつきが気になる方や、テカりやすい方などは朝にはさっぱりとしたタイプの美容液を選ぶなどの工夫をしてみましょう。
美容液の塗り方【夜のスキンケア編】
夜はお肌にとってのゴールデンタイムが待っています。
美容液の効果を最大限に発揮するチャンスですので、惜しみなく使ってあげましょう。
特に乾燥に悩む方は、多少ベタつきが残るくらい塗ってあげると、翌朝にはちょうどよいしっとり感を手に入れることができますよ。
ここまでは基本的な美容液の塗り方について解説してきました。
次の項目では、さらなる美容液効果UPのために、ぜひ取り入れていただきたい塗り方をご紹介していきますよ。
美容液の実力がさらにUPする3つの塗り方とは?
美容成分が多く配合されている美容液。
どうせ使うなら最大限に効果を発揮したいですよね。
こちらでは美容液の効果的な塗り方を3つご紹介していきます。
塗る前に蒸しタオルを使用する
美容液を塗る前に蒸しタオルを使用すると、美容液の浸透率が格段にUPしますよ。
使用するタイミングは洗顔後すぐ、化粧水の前が良いでしょう。
蒸しタオルは電子レンジで簡単に作ることも出来ますので、数日に一度でもぜひ取り入れてみてくださいね。
美容液だけではなく、ほかのスキンケアアイテムの浸透率ももちろんUPしますよ。
※蒸しタオルの作り方…フェイスタオルを濡らして電子レンジで40~50秒温めれば完成です
塗るときは手のひらで温める
「蒸しタオルを毎日準備するのはちょっと…」という方は、こちらの方法を取り入れてみてください。
美容液の適量を手に取った後、顔に塗る前に手のひらで温めるだけです。
このひと手間で、美容液が人肌に温まることにより、お肌への浸透率がUPしますよ。
少し意識するだけで簡単に取り入れられる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
気になる部分には美容液の重ね付け
自分のお悩みに合わせて選んだ美容液ですから、気になる部分には重ねづけをして集中ケアをしてあげましょう。
このときに、部分的ではなく全体に重ねづけをしないように気を付けてくださいね。
「油分の与え過ぎによるニキビの発生」などの逆効果を生んでしまう恐れがあります。
重ねづけはあくまで、気になる部分のみにしていきましょう。
普段の使い方に取り入れていただきたいポイントは以上です。
では逆に、注意して頂きたい間違った使い方についても解説していきますよ。
【これはNG!】間違った美容液の使い方
正しく使っているつもりでも、実は間違っていて美容液の効果が上手く発揮されない場合も少なくありません。
ここでは代表例を3つご紹介しますね。
美容液がもったいないから少しずつ使う
美容液は、他のスキンケア商品よりも美容成分が多いとだけあって、高価なものが多いです。
だからといって少しずつケチケチ使うのは絶対にやめましょう。
メーカーが推奨する適量を守ってからこそ、効果が発揮されますよ。
最初から無理なく使える価格帯の美容液を選ぶのも大切です。
朝はべたつくので美容液を使用しない
朝のメイク前にべたつきが気になるからといって、美容液を省略するのもおすすめできません。
ほとんどの美容液が朝晩使用することで効果を発揮するものが多いからです。
また、美容液を塗らずにいると乾燥しやすくなり、メイク崩れの原因にもなりかねません。
朝のべたつきを避けるには、Tゾーンなどべたつきが気になる部分は少なめに塗るなど、場所によって美容液の量を調整してみましょう。
また、もともとサラッとしたタイプの美容液を選ぶのも一つの手ですね。
かさつく部分だけに塗る
保湿ケアを重視した美容液の場合に多いのですが、独自の判断でかさつきが気になる部分だけに塗る、というのもおすすめできません。
乾燥はその部分だけの症状ではなく、実は肌全体が乾燥しています。
たとえば「他は乾燥しているけど、Tゾーンだけテカリが気になる」という場合でも、実はTゾーンも乾燥が原因で皮脂が過剰分泌し、テカってしまっているというケースがとても多いのです。
なので根本的な乾燥対策をするには、表面上は気にならない場合でも適量をしっかりと顔全体に塗ることが大切です。
※ただし、「目元集中美容液」など部分美容液の場合は、商品説明に記載の部分のみでOKです
では次に、具体的におすすめの美容液を5つご紹介していきます。
それぞれの特徴もまとめていきますのでチェックしてくださいね。
これぞ鉄板!おすすめ美容液5選
「美容液=ブランドの顔」となるケースも多いほど、メーカーも力を入れて開発しているのが美容液です。
その中でも今回は選りすぐりの5つをご紹介していきますよ。
ETVOS(エトヴォス)モイスチャライジングセラム
★こんな方におすすめ…敏感肌の方・乾燥肌の方★
特徴は何と言っても、ヒト型セラミドが5種配合されているという点。
セラミドとは、人のお肌に欠かせない保湿成分であり、現在最も注目されている保湿成分の一つです。
その他にも植物由来の保湿成分が多く配合されている、オーガニックコスメでもあります。
また、石油系界面活性剤など刺激が強めとされる成分を除去しているので、敏感肌の方でも安心して使うことができますよ。
美容液の中では比較的安価なので、毎日惜しみなくしっかりと使いやすいのも嬉しいですね。
ランコム ジェニフィック アドバンスト N
まさに「ランコムの顔」ともいえる導入保湿美容液。
洗顔後すぐに使用することで、保湿に加えてほかのアイテムの浸透率も上げてくれる優れものです。
2019年秋にリニューアルし、さらに成分がパワーアップしていますよ。
美肌菌といわれる、肌にもともと存在している菌の栄養素をたっぷりと配合しています。
それによって美肌菌を育てて、肌のバリア機能やストレス耐性を上げることができるというのです。
乾燥に悩む方だけでなく、ゆらぎやすいお肌の方にもおすすめですよ。
エスティローダー アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス II
★こんな方におすすめ…乾燥肌の方・エイジングケアを重視する方★
年齢とともに落ちていく、「夜間の肌修復機能」に着目して開発されたのがこちらの美容液。
もともと持っている肌のパワーを回復し、睡眠中にきちんと肌ダメージを修復させることができます。
使い続けることで、乾燥による小じわや、肌のハリ不足が解消されたという口コミも多いですよ。
みずみずしい感触で、馴染みが早いので朝にも使いやすいのが嬉しいですね。
エスティローダー アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス II
資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート N
★こんな方におすすめ…乾燥肌の方・ストレスを感じやすい方★
日本を代表する化粧品メーカーである資生堂が、長年の歳月をかけて生み出したのがこちらの美容液。
脳が受けるストレスと肌トラブルの関係にいち早く注目し、独自の新成分を配合しています。
その新成分とは「お肌の自己防衛機能に働きかけることのできる」もの。
この成分によって、ストレスによる悪影響からお肌を守ることができるようになります。
乾燥やくすみ、毛穴トラブルなどあらゆるお悩みに効果が期待できるでしょう。
資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート N
PlusRay(プラスレイ) ホワイトPlus美容原液
★こんな方におすすめ…乾燥肌の方・お肌のハリ感、透明感が欲しい方★
ノーベル賞を受賞するほどの実力を持つ保湿成分、フラーレンが高濃度で配合されている美容液。
こちらは商品名に「ホワイト」とあるので、一見すると美白美容液のようですが、保湿力・ハリ感アップに定評のある商品です。
すみずみまで保湿されることにより、お肌に透明感が生まれ、美白効果を感じる方も多いようですね。
また、国産豚高級プラセンタエキスが配合されていることによって、塗ってすぐにパン!というお肌のハリも実感することができますよ。
オールインワン化粧品ならお手入れが楽?
少し前からオールインワンタイプの化粧品が増えてきていますね。
ワンステップでお手入れが終わるなら確かに楽なのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
メリット・デメリットについて詳しく解説していきますよ。
オールインワン化粧品のメリット
オールインワン化粧品のメリットは大きく3つ挙げられます。
- スキンケアの時間を短縮することができる
- コストを低く抑えることができる
- 肌への摩擦を抑えることができる
1と2は容易に想像できるかと思います。
3に関しては単純に使うアイテムが1つに減るので、スキンケアをする際の摩擦の回数が減る、ということですね。
ひどい敏感肌の方で、なるべく肌への刺激を避けたいという方には嬉しいポイントですね。
ただしそれ以外の方にとっては、大きなメリットとは言い難いかもしれません。
オールインワン化粧品のデメリット
次にオールインワン化粧品のデメリットについてです。
こちらも大きく3つに分けて解説しますね。
- 保湿ケアが物足りなくなる
- お肌への浸透率が下がる
- お肌のコンディションやシーンに合わせた調節ができない
それぞれ補足しながら説明していきます。
1. 保湿ケアが物足りなくなる
→保湿とはそもそも、化粧水で水分を与えたあとに、乳液やクリームなどで蓋をすることで完成します。
それぞれの成分を一度に与えてしまっては、特に蓋をすることが難しくなり、少なくとも長時間の保湿をするのは難しいでしょう。
2.お肌への浸透率が下がる
→普通のスキンケアステップでは、お肌に浸透しやすい「水分→油分」の順で与えていくところを、オールインワンタイプでは同時に与えています。
これが原因で、それぞれの成分が効率よくお肌に浸透しづらくなってしまいます。
1つずつだとスムーズに浸透するところを、すべての成分が1度に通ろうとすることで渋滞を起こしてしまっているようなイメージですね。
3.お肌のコンディションやシーンに合わせた調節ができない
→例えば、生理前で皮脂分泌が多く油分が気になる場合、化粧水多め・乳液少なめなどの調節をするのがおすすめです。
しかしオールインワンタイプでは、すべての成分が決まった割合で配合されているためにそれができません。
お肌のコンディションは季節や環境によっても大きく変わります。
それぞれに対応して調節ができないというのは、大きなデメリットとなってしまいそうですね。
男性も美容液を使おう!おすすめのメンズ美容液
最近ではメンズ化粧品も多く増えてきています。
ただ、女性ほどスキンケアに時間をかける人は少なく、化粧水1つで終えてしまう方が多いのが特徴です。
しかし、乾燥をはじめとするお肌の老化にしっかりと対抗していくためには、ぜひ美容液も取り入れていきましょう。
男性の方でも使いやすいオススメの美容液をご紹介しますよ。
資生堂メン アクティブ コンセントレイティッドセラム
資生堂から発売されているメンズ用の美容液です。
テクスチャーはサラッとしていてべたつかず、男性好みの使用感となっています。
もちろん保湿成分がたっぷりと配合されていますので、乾燥による小じわやお肌のくすみにも効果的ですよ。
男性もしっかりと美容液でケアをして、若々しいお肌を手に入れましょう。
まとめ
肌トラブル改善には欠かせない、美容液。
メーカーとしても力を入れて開発しているところが多く、その進化は止まりません。
自分に合った美容液を探すことはもちろん大切ですが、もっと大切なのは使い方です。
使い方を正しいものにして、美容液の効果を最大限に引き出してあげてくださいね。
そうすればきっと、あなたが理想とする潤いに満ちた美肌に近づくことができるはずですよ。