近頃、安くて使いやすい顔パックがたくさん市販されていますよね!
でも案外顔パックの正しい使い方を知らない人はいませんか?
「顔パックって長くつけている方がいいんじゃないの?」
そんなふうに考えている人もいるかも!
でも実は顔パックは時間を守らないとかえって乾燥してしまうんです!
今回は、顔パックの正しい使い方について紹介していきますので、顔パックを使用する場合には参考にしてみてください♪
顔パックの時間が長すぎるとどうなる?
スペシャルケアとして有効な顔パックですが、絶対にやってはいけないのが、規定時間よりも長く顔に乗せ続けること。
「高い効果を得たいから」「成分をよりお肌に浸透させたいから」といってパックを長時間顔に乗せることは、実は逆効果なのです。
スキンケア効果を高めるどころか、お肌にダメージを与えてしまう可能性が非常に高くなってしまいますよ。
では実際にどうなってしまうのか、具体的に説明していきますね。
時間が長すぎると潤うどころか乾燥する?
パックを長時間使用した際の最大のデメリットは、お肌を乾燥させてしまうという点です。
なぜそのようなことが起こるのかというと、水分とは「乾いているほうに移動する」という性質を持っているからです。
そもそもパックとは、シートマスクに染み込んだ美容成分を含む水分が、乾燥しているお肌に浸透していくことによって潤いを与えます。
ただし、それをそのまま長時間放置してしまうとどうなるでしょうか。
今度はシートマスク部分が乾燥してきてしまい、逆にお肌の水分がパックに吸い取られてしまうようになります。
これが、パックの時間が長すぎるとお肌が乾燥してしまう原理です。
こちらは保湿を目的としたシートマスクタイプのパックの場合ですが、毛穴パックに関しても注意が必要ですよ。
毛穴パックは使用時間に特に注意が必要
主に毛穴の汚れを除去するための毛穴パック。
こちらに関しても、使用時間を必ず厳守するようにしましょう。
長時間放置してしまうと、本来必要である皮脂まで奪ってしまう恐れが高いです。
その結果お肌の乾燥につながったり、角層を傷つけて赤みが出たりと敏感肌状態になってしまう可能性もありますよ。
さらなるケアが必要になってしまうことになるので、毛穴パックの使用時間には必ず注意しましょう。
では顔パックの最適な時間とはどのくらいなのか、次の項目で説明していきますよ。
顔パックの時間はどのぐらいが最適?パック別に紹介
顔パックの時間は原則、パッケージに記載の時間が最適です。
ですので、顔パックを行う前にパッケージをきちんと確認するようにしましょう。
ただし中には記載のないものや、パッケージを捨ててしまうなどして確認が難しいものもありますよね。
こちらでは、種類別にパック時間の大よその目安を解説していきます。
シートパックの時間の目安
シートに美容成分が浸されている、シートマスクタイプのパック。
こちらのパックは10~15分を目安としましょう。
ただしこのシートマスクタイプの目安時間に関しては、商品によってばらつきが大きいので、出来るだけメーカーの説明を確認するようにしてくださいね。
コットンパックの時間の目安
お手持ちの化粧水などで簡単に実践できるコットンパック。
こちらのパック時間は5~10分がおすすめです。
なお、コットンがひたひたになるくらい化粧水に浸してから、顔にパックするようにしてくださいね。
せっかく時間を守っても、コットンが乾いていればお肌の乾燥を招いてしまいますよ。
毛穴パックの時間の目安
毛穴の余分な汚れを除去することができる毛穴パック。
こちらは5~10分程度ですが、乾燥しにくい夏に限っては15分くらいが目安です。
自分で乾燥具合を確認しながら行うと良いでしょう。
クレイパックの時間の目安
おもにお肌の汚れを吸着してくれるクレイパック。
こちらのパック時間の目安は10~15分です。
ただしクレイパックは「クレイが乾燥する前に洗い流す」ことが大原則ですので、時間前であっても乾燥してきたなと感じた場合は、すぐに洗い流しましょう。
そのほか、顔に塗ったときの厚みによってもパック時間は変わってきますので、コツをつかんでいくことも必要ですね。
顔パックの正しい使い方
顔パックの基本的な使い方を一度おさらいしてみましょう。
分かっているつもりでも、実は間違っている場合もありますので一度チェックしてみてくださいね。
1.肌荒れをしていないか肌の状態を確認する
まずは、お肌の状態を確認してみましょう。
このときに肌荒れをおこしているようであれば、パックの使用はお勧めできません。
パックはお肌にとって少なからず刺激となりまず。
肌荒れを悪化させてしまう可能性もあるので、まずはそのほかのスキンケアで肌荒れを落ち着かせてあげてください。
2.洗顔をする
肌荒れをしていなければ、洗顔をしてお顔の汚れを取りましょう。
水洗いなどではなく、洗顔料を使ってしっかりと洗ってくださいね。
パックの美容成分をお肌にきちんと届けるためにも、余分な汚れは必ず落としましょう。
汚れを取らないままパックを行ってしまうと、皮脂詰まりなどの肌トラブルにつながる可能性も出てきてしまいますよ。
3.パック前に化粧水をつける
洗顔を終えたら、次は化粧水をつけましょう。
化粧水をつけることで角質が柔らかくなり、パックを乗せた時の浸透率を上げることができます。
いきなりパックを使用するよりも、効率よくケアをすることができますよ。
4.パックをのせる
ではいよいよパックを顔に乗せていきます。
パックの付け方の手順を簡単に説明しますね。
- パックを広げておおよその位置を確認し顔に乗せる
- 顔の中心部分からパックを手で押さえるように密着させていく
- 端のほうまできたら、少し斜め上に引っ張りながらすべての面を密着させていく
- 小鼻や目の周りなど、細かい部分は最後に調整しながら密着させる
少し引っ張りながら固定することで密着度だけでなくリフトアップ効果も狙っていきましょう。
5.時間を守ってパックをはずす
パックを乗せたら、パッケージなどに記載の時間を守って端からパックをはがしていきましょう。
はがした後に美容液が残っている場合は、ハンドプレスをしてお肌に浸透させてあげてください。
6.最後に保湿をする
パックが浸透し終わったら、保湿クリームなどでしっかりとお肌に蓋をしましょう。
パックの美容液成分を閉じ込めることで、しっかりとケアをすることができますよ。
顔パックの基本的な使い方は以上です。
では次の項目からは、パックの効果をさらに上げることができる使い方を解説していきますよ。
顔パックの力を発揮させるコツとは?
美容効果の高い顔パック。
できるだけ効果を最大限に発揮していきたいですよね。
そのためには基本的な使い方を間違えないことが大前提ですが、そのほかにも一手間加えることで効果をパワーアップさせることもできますよ。
具体的な方法をご説明していきますね。
パック前にホットタオルを使用する
時間に余裕があるときは、パック前にホットタオルで毛穴を開かせてあげてみましょう。
そうすることによって、パックの美容成分がお肌に浸透しやすくなりますよ。
取り入れる際の順番は、洗顔後すぐ、もしくは化粧水のあとがオススメです。
※ホットタオルの作り方
ハンドタオルを濡らし、固く絞ってから電子レンジで40~50秒温める
パックの上からラップをする
もう一つは、パックの上からラップをして顔を覆うという方法。
ただし、こちらはシートタイプのパックもしくはコットンパックの場合にのみ有効です。
ラップの効果で、パックの保湿力と浸透力をアップさせることができますよ。
使用頻度を守る
どのタイプのパックにも共通して言えることですが、それぞれの商品に記載の使用頻度は必ず守りましょう。
毛穴パックやクレイパックなど、汚れを除去するタイプのものは特に注意が必要です。
もともと肌への刺激が強いので、炎症などのトラブルを引き起こしやすく、ひどい場合は角質層を傷付けてターンオーバーを乱してしまうなんてことも…。
そうなると、回復するまでにも時間がかかり、長期間後悔することになってしまいますよ。
使用頻度を守って、焦らずにケアしていきましょう。
ところが種類によっては「デイリーケアに使える」と謳っているマスクもありますよね。
こちらはどういうことなのか、次の項目では、おすすめ商品と併せて解説していきます。
毎日ケアできるプチプラのペアパック3選
数年前から「毎日パック法」という美容方法が密かに話題になっています。
これはその名の通り、毎日パックをすることでスキンケアの質を高めていくという美容方法です。
これを実践してから肌がきれいになった、という感想もネットで多く見かけるので、気になるところですよね。
しかしこの方法は、パックならどれでも適しているというわけではないのです。
特徴は「比較的マイルドな処方のパック」ということですので、お値段もお手頃なものが多いです。
数多くあるパックの中でも、特にオススメなデイリー向けプチプラパックを3つご紹介していきますよ。
ルルルンプレシャスシリーズ
デイリーパックの火付け役といえば、ルルルンシリーズですね。
中でもこちらのプレシャスシリーズは、通常のルルルンよりも大人の女性向けの処方となっています。
特に注目の成分は、22歳の皮脂を再現したという独自開発の保湿成分、L22です。
こちらの成分をふんだんに配合することによって、お肌の皮脂バランスを整え、若々しいお肌を目指します。
メンテナンスタイプ・濃厚保湿タイプ・ハリツヤタイプと3種類あるので、その日の気分やお肌状態などによって変えられるのもうれしいですね。
肌美精3Dマスクシリーズ
シートの形状に大きな特徴がある、肌美精3Dマスクシリーズ。
マスクシートは、製品によっては顔の形にフィットしづらく、効果を得られにくいものもありますよね。
そんな心配が全くないのがこちらのシリーズです。
立体形状になっており、顔の形にぴったりとフィットしてくれますよ。
成分の蒸発もしにくく、しっかりと成分をお肌に届けて保湿することができます。
全3種類のラインナップで、お悩みに合わせて選ぶこともできますよ。
肌ラボ 極潤パーフェクトマスク
スキンケアになかなか時間が取れない方にもおすすめなのが、こちらの肌ラボ極潤パーフェクトマスク。
オールインワンタイプのパックとなっており、洗顔後のケアがこれ一枚ですんでしまうという優れものです。
疲れてしまっているときでも、お手軽にケアができてうれしいですね。
ヒアルロン酸やセラミドなどのうるおい成分がたっぷり含まれていますよ。
週末はスペシャルケアをするのもおすすめ♪
疲れを癒したい週末や、大事な日の前にはパックによるスペシャルケアを取り入れてみましょう。
この項目では、そんなときにおすすめの、少しリッチなご褒美パックを3つご紹介します。
また、このようなご褒美パックは万人受けするギフトとしてもおすすめですよ。
是非チェックしてみてくださいね。
カバーマークセルアドバンスト マスク WR (26ml ×6枚)
カバーマークのエイジングケアシリーズとして大人気の、セルアドバンストシリーズ。
その中から発売しているこちらのマスクは、一度でお肌のハリ・ツヤUPが実感できると大人気です。
セラミドやコラーゲンなどの保湿成分がナノカプセル化されて含まれていることにより、保湿成分が効率よくお肌に浸透します。
また、エモリエント効果も高いので、パック後の保湿クリームが不要というのも嬉しいポイントですね。
※エモリエント効果とは…油分によってお肌に膜を張る効果のこと。エモリエント効果が高いほど保湿力が長続きします。
カバーマークセルアドバンスト マスク WR (26ml ×6枚)
ランコムジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク
ランコムの看板美容液である、ジェニフィックアドバンストの成分がたっぷりと含まれているのがこちらのパックです。
美容液成分の中でも、お肌のバリア機能を高める効果のある「ビフィズス菌エキス」に関しては、美容液一本分が丸々入っているほどです。
また「メルティングマスク」の名の通り、お肌に乗せるとジェルが溶け出して美容成分が浸透していく、という新感覚のパックでもあります。
1枚入りの発売もされているので、気になった方はお試ししてみてはいかがでしょうか。
ランコムジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク
エリクシール シュペリエル リフトモイストマスク W(30ml×6枚)
ご褒美マスクの中では気軽に購入しやすいお値段なのが、エリクシールシリーズから発売されているシュペリエル リフトモイストマスクです。
厚めのマスクシートにたっぷりと美容液が含まれていて、お肌にしっかりと密着してくれます。
ローズマリーやオリーブなどの植物性エキスが、お肌にうるおいを与えます。
おすすめは夜に使用することで、口コミでも翌日のハリ感や化粧もちの良さが高い評価を受けていますよ。
顔全体だけでなく部分ケアもしてみよう
ひとくちに顔と言っても、部分によって皮脂量や皮膚の厚みは異なります。
特に皮脂量が少なく、皮膚が薄い繊細なところには部分ケアをしてあげると良いでしょう。
大人の女性が気になりやすい部分のパックについて、解説していきますね。
目元が気になる人にはアイパックがおすすめ
顔全体のパックでは、目元ギリギリまで覆えるものは意外と少ないので、気になってきた場合にはアイパックを取り入れてみましょう。
アイパックをすると目元にふっくらとハリが出て、若々しく元気な印象を手に入れることができますよ。
唇の乾燥が気になる人にはリップパック
唇は、皮膚の中では繊細な部分ですが、ターンオーバーが早いという特徴もあります。
つまりダメージを受けても、適切なケアをすることで比較的早く効果が得られるということですね。
顔全体のパックでは唇を覆うことは出来ませんので、気になった場合は唇パックが有効です。
早めにケアすればすぐに効果を得られるはずですよ。
顔パックの時間は韓国ではどうなの?
最近は韓国製のパックも大人気ですよね。
韓国の顔パックの特徴は、1ブランドから発売されている種類がとても多いというところ。
その日の肌コンディションや、お悩みに合わせて選ぶことができるように、と個包装でバラ売りになっていることも多いです。
韓国では顔パックがとても重要視されていて、スキンケア商品専用の冷蔵庫にいれて保管する方もいるほどなのですよ。
そんな韓国で作られる顔パックの基本的な使い方は日本と同じで、時間も日本と同等なものがほとんどです。
ただしこちらも日本の場合と同じく、パックのパッケージやメーカーホームページなどで使い方・時間を確認することが大切です。
まとめ
お手軽にスペシャルケアができる、顔パック。
自分に合ったものを選ぶことも大切ですが、使用時間を守ることが何よりも重要です。
正しく使えば、自宅でもエステ並みのお手入れをすることができますよ。
顔パックを活用して、効率的に美肌を手に入れましょう。