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肌断食はニキビ対策になる?正しい方法で美肌を目指そう!

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ニキビの改善に効果が期待できると話題の「肌断食」。

しかし実践している方々の中には、「思ったほど効果が現れない」「むしろ肌が乾燥してボロボロになってしまった」などの感想を持つ方もいます。

現在もなお現役で活躍中の宇津木龍一医師によって広く紹介された肌断食。

その考え方をもとに、そもそも間違っている肌断食とは何かを検証し、あなたにとって正しい肌断食の方法を追究しましょう。

肌断食とは


化粧品によって壊れた肌のバリア機能を回復させ、肌が本来持つバリア機能や保湿力を引き出すための方法

宇津木龍一医師により、著書「『肌』の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―」で紹介されました。

ニキビ肌の方を中心に実践後の報告が続々あがっています。

肌断食基本のステップ1:洗顔

肌断食のキモは、洗顔にあると言っても過言ではありません。肌断食の真骨頂でもある洗顔方法を振り返ってみましょう。

ぬるま湯ではなく、ぬるま水で

朝晩の洗顔は、35度以下のぬるま湯に近い「ぬるま水」で行います。

基本の洗顔はすべて、この温度で行います。

酸化した皮脂でできた過酸化脂質は、皮膚を傷つけるため洗い流す必要があるためです。

水溶性のため石鹸で落とす必要はありません。

両手を合わせてすくった水の中に顔を入れて、手のひらが顔に触れた状態で軽く押しつけては離す、を繰り返します。

手と顔にはさまれたわずかな水によるわずかな振動で汚れを洗い流すのです。

この状態のままで過ごした日の夜は、また同じ方法で洗顔しましょう。

顔の拭き方にも注意

洗顔後はできるだけ早いうちに、清潔なタオルをそっと肌にあてて、水分を吸収させるように拭き取ります。

肌に水分が残る状態が続くと、角質層にため込まれている水分が徐々に蒸発すると、肌のキメが粗くなってしまいます。

新品のタオルは水分をほどよく吸い取らず、古いタオルはかたくなりすぎて、肌を傷つけることもあります。

1~2回洗ったタオルを使用するようにしてください。

肌断食基本のステップ2:日中のスキンケア

日中は基本的に、洗顔後の肌状態のままでいて問題ありません。

けれども女性であれば、ファンデーションやメイクをしなければならない機会もあるでしょう。

また、肌に何もつけない状態でいることから、乾燥が気になることもあるかも知れません。

そんなときにどのようなケアを行えばいいかをご紹介します。

メイクが必要な場合

ファンデーションはミネラルファンデーションを選び、少量のワセリンで整えた肌に載せます

ポイントメイクはぬるま水で洗い流せるものを選ぶようにしましょう。

「肌断食が必要な肌には、メイクをしてはいけない」わけではなく、メイクで使用する化粧品や、それを落とす際にどうするかが重要なのです。

乾燥が気になる箇所がある場合

肌は本来、しっとりとした質感を持っていません。

多少のかさつきが感じられる肌が本来の肌であることを念頭においてください。

粉をふくくらいの乾燥やかゆみ、チクチクした感触を感じる場合に、初めて「ワセリンを、ごく少量」使用します。

ワセリンを使用する目的は保湿ではなく、あくまで「弱った肌をプロテクトすることです。

肌断食基本のステップ3:純石鹸洗顔・ポイントメイクのクレンジング

メイクをした場合の洗顔方法は、純石鹸での洗顔とポイントメイクのクレンジングを行います。

最低限のケアで、肌を自然な状態に戻します。

純石鹸洗顔でのクレンジング

肌の上のファンデーションを取り去るには、純石鹸洗顔をします。

純石鹸洗顔は泡づくりが大切で、道具を使ってつくります。

スポンジを使った泡づくりが簡単ですが、スポンジに雑菌が繁殖しやすいため、使用前後によく洗うこと、使用後によく乾かす必要があります。

額や頬など広い部分は手で泡を押し、そして力をゆるめる方法で十分汚れを浮かせることができます。

目周り・小鼻・あご先など細かい部分は、泡を指先にとり、うぶ毛の先端をなでるように泡をそっとのばして洗う「うぶ毛洗い」を行います。

すすぎは水洗顔と同じ方法で、10回程度で行います。

この方法でファンデーションを完全に落としきることができるのか、心配になるかも知れません。

残った汚れは角質の新陳代謝によって3~4日で自然に肌からはがれ落ちますのでご安心を。

ポイントメイクのクレンジング

肌に残ったポイントメイクは、ファンデーション同様、角質の新陳代謝により3~4日で肌からはがれ落ちます

以下の方法で取り去れない場合も心配無用です。

アイシャドウ・アイライン・アイブロウ

水道水で湿らせた綿棒をまぶたや眉の上を転がして取り去ります。

それだけでは落ちない場合は、純石鹸を綿棒につけ、同じように転がします。

マスカラ

あらかじめ、お湯で落とせるタイプのものを使用するようにします。

落ちない場合は水道水で湿らせた2本の綿棒でまつ毛をはさみ、やさしく取ります。

口紅・グロス

ティッシュペーパーを唇に2~3度はさむと、その時点でほとんど取り去ることができます。

唇の皮膚はほかの箇所に比べてターンオーバーが速く進みます。

皮膚からはがれ落ちるタイミングも速いため、むやみにこすったりしないよう特に気をつけてください

肌断食研究所(旧プルミエグラン)

間違っていない?あなたの肌断食


正しい肌断食の方法が解ったら、あなたの肌断食方法に間違った点はないか、3つのケーススタディで確認してみましょう。

思い当たることはありませんか?

ケース1:そのニキビ、肌断食で改善するニキビ?

あなたの肌にニキビができやすい原因を見誤っているために、肌断食してもニキビが改善しないケースがあります。

ホルモンバランス、生理、便秘、ストレスが原因のニキビと解れば、また別のアプローチが必要なのです。

体調により、特定の場所にできやすいニキビや、ニキビのタイプに注目してください。

生理や肌のターンオーバーにかかるおおよそ一ヶ月間「肌日誌」をつけて、あなたのニキビのパターンを知って対策を練り直すといいですよ。

ケース2:「肌にまったく何もしない」のは、肌断食ではない

「肌にまったく何もしない」のが肌断食だと思っているあなたは、先述の基本のステップを読んで何か感じたことはありませんか?

決して「肌にまったく何もしない」ことを肌断食というわけではないことがご理解いただけたかと思います。

究極のズボラケアのようにも聞こえる肌断食、実は大変繊細に丁寧に、自分の肌を扱う究極のスキンケアなのです。

ケース3:肝心なところが自己流ケアになっている

洗顔時、顔を手でこすっていたり、もの足りないからと言ってワセリンを多めに使っていたり…肝心なところが自己流になってしまっていませんか?

顔を手でこすれば肌への刺激になります。

ワセリンを多くつけることで、新たなニキビの原因になる場合があります。

小さな約束ごとを守り、はじめて肌断食がもたらす本当の効果を理解できるはずです。

まずは基本に忠実に、肌と向き合って、ぜひ肌断食に再挑戦してみてください。

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肌断食研究所(旧プルミエグラン)

こう考えればうまくいく!肌断食の考え方


それではどうすれば、肌断食を成功させてニキビの悩みから卒業することができるのでしょうか?

あなたの肌断食がうまくいかない原因は、その方法のほか、肌断食に対する考え方に原因があるかも知れません。

どのように考えたらうまくいくのかをご紹介します。

肌断食はあくまで「肌のリセット」

あなたは、肌断食とは何かときかれたらどう答えますか?

いろんな答えがあるかと思いますが、断食とはつまり、「肌のリセット」のこと。

いったいどういうことなのか、くわしく見てみましょう。

肌のリセット=肌をニュートラルな状態に戻すこと

肌のリセットとは、「肌を、肌荒れやニキビなど何ごとも起こっていないニュートラルな状態に戻す」ことを指します。

肌トラブルが起こる原因のひとつに「過剰なスキンケア」が挙げられます。

パック、シートマスク、化粧水、美容液、乳液、クリームなどなど…基礎化粧品をつけすぎている肌は、バリア機能が低下ぎみ。

肌自身の機能以外の力で、肌が守られすぎることが原因です。

肌トラブルが収まらないため、別の製品でスペシャルケアしたら余計に状態が悪くなった、なんていう経験はないですか?

これは、肌本来の力が封じられてしまっているために起こることです。

肌本来の力をよみがえらせる有効な手段が肌断食

バリア機能が低下した肌は気温差や日光、また物理的な刺激に弱く、肌荒れやニキビの原因に直結します。

これを解決するには、肌本来の力をよみがえらせることが必要で、これが肌をニュートラルな状態に戻すカギになります。

肌本来の力とは、適切な量の皮脂と汗によって肌につくられた「天然のクリーム」が必要十分に肌に広がり、角質のバリア機能がはたらくことを言います。

肌断食は、この肌本来の力をよみがえらせる有効な手段なのです。

肌断食が肌質や、ニキビそのものを改善するということではない

肌断食は、肌質をニキビ肌からノーマル肌に変えたり、ニキビそのものを改善する手段ではありません。

もともとあなたの肌が持っている肌質に戻るだけのことで、その過程でニキビが消えることもあれば消えないこともあります。

重要なのは、肌をリセットしてみて初めて分かる、過剰だったもの、足りなかったものを知ることにあります。

好転反応という言葉を盲信しない!

肌断食開始直後は特に肌の乾燥やベタつきなど、普段のスキンケア後には感じなかった肌状態になることがあります。

この状態が、肌がニュートラルな状態に戻る前のサインとして現れることを「好転反応」と呼びます。

好転反応は1~2ヶ月程度生じるとあらかじめ考えておき、好転反応という言葉を盲信せず、都度適切な対応をしましょう。

乾燥・かさつきがみられるときの対策

角質層は28日周期で、新しい層が生まれては旧い層がはがれていくというサイクルを持っています。

これをターンオーバーと呼び、正しい周期を保つ肌にはトラブルがないと言っても過言ではありません。

肌断食を始めて、乾燥・かさつきが見られるようになったときにはまず、ターンオーバーの乱れを疑いましょう。

乾燥・かさつきを感じたときの対策は、「ごく微量、最小限の」ワセリンを気になる箇所につけること

あくまでも、肌断食によって肌本来の力が引き出されるのを待つことが大切です。

新たなニキビ・吹き出物が現れたときの対策

角質の水分保持力が一時的におとろえ、皮脂が過剰に分泌されるためにニキビ・吹き出物が起こることがあります。

角質のターンオーバーの正常化と共に自然におさまることがほとんどです。

できてしまったニキビ・吹き出物には極力触れないようにし、ぬるま水洗顔を徹底しましょう。

炎症を伴うニキビ・吹き出物に発展した場合には、消毒液をしみ込ませた綿棒で、朝晩軽く消毒しましょう。

綿棒で刺激を与えすぎないように気をつけてください。

赤ら顔・ビニール肌になったときの対策

肌断食を進めていく中で、かゆみやかさぶたを伴う肌の赤みが気になり始めたら「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。

また、一見ツヤのある肌に見えても、実は角質のバリア機能が失われた状態のビニール肌に陥るケースは「酒さ性皮膚炎」に陥っているかも知れません。

これらの症状を感じたら肌断食は一旦中断し、皮膚科医に相談してください。

素人判断が症状を悪化させることもあります。

肌状態がひどくなったら、肌断食を止める勇気を持つ

肌断食には終わりがありません。

肌断食によって納得できる肌状態になれば、同じメソッドをずっと続けてもちろんいいでしょう。

その一方で、当初好転反応だと思っていた肌状態が1~2ヶ月過ぎても好転しない、またはよりひどくなった場合には肌断食を止める勇気を持ちましょう。

「せっかくここまで取り組んだから」「この肌状態を乗り越えさえすれば…」と思う気持ちになるかも知れません。

けれども、皮膚科医の診断をあおぐなどの対応策が、ニキビのない素肌への近道になることもあります。

無理をしないことも大切です。

生活習慣を見直す!

肌断食を行って期待通りの肌を手に入れようとすることも大切ですが、生活習慣の見直しはおざなりになりがちです。

肌断食の前に、生活習慣を見直すことでニキビ肌を改善することもできます

また、肌断食によって最善の結果を得るためのステップにもなります。

ストレスが一番の美肌の敵

日常生活で感じるストレスは、ニキビに限らず一番の美肌の敵といっても過言ではありません。

日々のストレスをどう緩和するかも、大切なニキビ対策になります。

肌はわたしたちが考えている以上にセンシティブです。

心理的ストレスが肌に直撃し、フリーラジカルという物質を発生させることで肌トラブルを起こします。

これまでの説明とはまた違った原因で、ニキビが発生する可能性があるのです。

規則正しい生活で、正しい肌断食を

深く安らかな睡眠を十分にとることや、栄養バランスが取れた食生活も、ニキビ肌を改善するカギです。

睡眠時間はできるだけ6時間以上取るようにし、かつ肌再生のゴールデンタイムと呼ばれる22~2時の時間帯には熟睡するように生活改善しましょう。

食事は、たんぱく質や食物繊維を多く摂るようにし、砂糖を多く含むスイーツはできるだけ避けるように心がけましょう。

肌断食の前にこれらを見直すことで改善できるニキビがあるかも知れません。

肌断食研究所(旧プルミエグラン)

まとめ

肌断食はとてもシンプルなメソッドです。

そのため、肌断食で最善の結果を得るためには、これまでのスキンケアのみならず生活全般の見直しが必要です。

また、肌本来の力を引き出すために徹底した「引き算のスキンケア」を行います。

その彼方で素の状態に戻った肌に、何を足し算するか、あるいは引き続き肌断食を続けるかはあなた次第です。

まずはあなたの肌断食の見直しを図って、ニュートラルな肌状態に戻してみませんか?

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