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2021年の節分は2月3日ではない?節分の豆知識

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節分の日を迎えると、家庭でお父さんが鬼となり子供とお母さんが「鬼は外、福は内」と声を上げながら、豆まきする光景を思い浮かべませんか?

まだまだ肌寒い季節ですが、こういった光景はほっこりさせてくれますよね。

しかし、2021年の節分は2月3日ではなく2月2日です。

なぜ2月2日なのか?理由や節分の意味を知ると普段の一味違う節目を迎えられるかもしれません。

そもそも節分とは?

鬼の面をした熊のぬいぐるみと豆

節分とは、本来「季節が変わる前日」を表した言葉です。

季節の変わり目といえば、代表的なのが立春、立夏、立秋、立冬の4つ、この前日が本来の節分だといわれています。

節分は年に4回ということですね。

・立春(2月4日ころ)

・立夏(5月5日ころ)

・立秋(8月7日ころ)

・立冬(11月7日ころ)

昔は、春が一年の始まる大切な季節という位置づけでした。

その為、時代とともに立春の前日(今でいう大晦日にあたる)が節分という位置づけになり、鬼払いの意味を持つ節分行事が行われてきたといわれています。

今では元日が一年の始まりになっていますが、学校や企業の新年度は4~5月、春が新しい年の始まりというイメージをほとんどの人が持っているはずです。

2021年の節分は2月2日です

2021年のカレンダーでは節分は2月2日、「節分=2月3日」と覚えていた人はびっくりしたかもしれませんね。

それもそのはず、節分が2月3日からズレるのは37年ぶり!

2月2日になるのはじつに124年ぶりとなるからです。

日本最高齢の方でも120歳(2021年1月1日時点)以下ですから、節分が2月2日になったことを体験した人は今現在一人もいません。

なぜ節分の日が変わったのか?

節分は立春の前日と決まっています。

つまり、立春の日付が変動すれば必然的に節分の日付も変わってしまうのです。

立春が変動すること自体、知らなかったという方も多いのではないでしょうか?

そもそも立春は、4つの季節(春夏秋冬)を6つに分けた二十四節気の一つであり、太陽が通る経路(角度など)によって日付を決めています。

ですが、絶えず時間的なズレが生じている為、大きな変動こそありませんが、毎年同じ日になるとは限らないのです。

具体的にいうと太陽黄経が315度に達した瞬間の時間が立春です。

ちなみに2020年の立春は2月4日ですから、2021年の立春よりも一日遅かったことになります。

節分の日が変わっても行事内容は同じ

升に入った福豆

節分の日が3日から2日に変動しても行事内容は同じです。

・豆まき

・福豆を年齢分、食べる

近年は、恵方巻きを恵方に向かって食べるという習慣も全国的に広がってきました。

ただ、恵方巻きをどの方角に向かって食べるのかは毎年変わるので要注意です。

鬼払いの豆まき

「鬼は外、福は内」と声を上げながら煎り豆(福豆)を家の内外に撒いていきます。

節分の代表的な行為です。

豆まきは本来一家の長が行うものでした。

その後、年男もしくは年女が行うものと変化し、近年、お子さんのいるご家庭においては家族行事として子供が撒くというのが一般的です。

また、ドアや窓を開けておくと福は逃げ、鬼が入ってくるといわれています。

豆まきが終わったら必ず戸締まりするようにしましょう。

節分で出てくる鬼とは?

人間が作り出した架空の存在ですが、昔から身に降りかかる病や災害などの悪いことは鬼の仕業と言い伝えられてきました。

鬼の出る方角は鬼門と呼ばれ、一般的には北東を指しています。

福豆と呼ばれる穀霊が宿る煎り豆で悪さをする鬼を打ち払い、場も清めていくのが節分行事です。

無病息災を願い、豆を食べる

豆まきが終了したら無病息災(健康や幸せ)を願って年齢分の豆を食べます。

毎年、一つずつ増えていく豆を見ていると年齢を重ねている実感も湧いてくるかもしれません。

豆を食べる数については、地域ごとに若干異なります。

実年齢分を食べるところ、年齢に一つ足した数を食べるところなど様々です。

恵方巻きを食べる

恵方巻きを節分の夜に食べるという風習は、もともと大阪などで始まったといわれています。

恵方に向かって食べると願いが叶うといわれており、今では節分の時期が近づくとスーパーやコンビニでよく見かけます。

恵方とは、歳徳神(神様)のいる位置です。

この位置も毎年変わり、東西南北と十干の組み合わせでその年の恵方が決まります。

2020年は西南西、2021年は南南東です。

恵方巻きを食べる時は、包丁などで切らず、まるかじりが良いとされています。

まとめ

恵方巻きと福豆とお面と梅

2021年の節分は124年ぶりに2月2日になりました。

子供たちのが楽しんでいる節分にも色々な歴史や伝統を感じることができます。

必ずしも正式な形で節分を迎える必要はないと思いますが、意味を知るだけでも普段と違った節分になるはずです。

「昔は明日からが新年なんだ」という気持ちで豆まきすると、次の日から新たな気持ちで過ごせるかもしれませんね。

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