
2021年4月、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン学習サービス「スタディサプリ」が新たなサービスを提供し始めます。
「スタディサプリ探求講座」は、新学習指導要領「総合的な探究の時間」をサポートしてくれる学校向けの新たなサービスです。
スタディサプリ探究講座とは
スタディサプリ探究講座は、生徒が中心となって学習ができる仕組みと先生が対話的な指導が行えるようなサービスを提供しています。
この講座では教材や動画コンテンツを使って「探究」について理解を深めて、授業から評価までサポートできるような仕組みになっています。
スタディサプリ探究講座が誕生したきっかけは?
スタディサプリ探究講座が誕生したきっかけは、高校の学習指導要領の改定で「総合的な探究の時間」が始まることが関係しています。
今後の時代を生き抜くための資質や能力を養う必要があり、2022年度からの改定で学校は対応に追われるのです。
「探究」は今までの授業とは違い、担任の先生が手探りで行っていきます。
また、「授業の準備・実施・振り返り・評価」も行う必要があるため、大きな負担がかかってくるでしょう。
このような状況を解決するために「スタディサプリ探求講座」が誕生しました。
スタディサプリ探究講座の内容
「スタディサプリ探究講座」は、文部科学省が設定している「探究」のプロセスで行っていきます。
探究のプロセスでは興味や好きが大事で、「興味研究型」と「課題発見型」に分かれているのです。
使用される教材は「株式会社a.school」が監修を行い、探究を基礎から学べる内容となっています。
また、先生の授業や指導をサポートするサービスもあるため、効率的に進められます。
スタディサプリ探究講座の6つの特徴
以下がスタディサプリ探究講座の6つの特徴です。
- 課題を設定して、探究活動の一連のプロセスを学ぶ
- 最大24コマ分の授業パッケージ
- 「スライド・ワークシート」など必要な教材
- 生徒を中心に探究活動を行う
- 自己評価シートと評価ツール
- 授業進行ガイドや指導用の参考資料
それぞれの詳しい内容について、確認していきましょう。
課題を設定した探究活動・最大24コマ分の授業パッケージ
「課題を設定して、探究活動の一連のプロセスを学ぶ」は、文部科学省が提示している探求プロセスで行われています。
高校生の生徒達が課題を設定しますが、しっかりと考える時間を確保します。
1人1人が自らの課題を設定することで、探究活動が有効的な学習ができるのです。
「最大24コマ分の授業パッケージ」はアプローチの種類が分かれており、興味研究型と課題発見型の2つです。
探究のプロセスが2回分できて、最大24コマのパッケージがあります。
「興味研究型」と「課題発見型」の2つのアプローチを試せられるでしょう。
スライドやワークシートなどの教材・生徒を中心に探究活動を行う
「スライドやワークシートなど必要な教材」は紙の教材だけではなく、授業に必要となるスライドやワークシートを導入します。
質の高い授業を目指しており、クイズやグループワークなども含めて他の生徒と一緒に取り組んでいく方法を目指しています。
1人1人が個人で学習するスタイルではなく、皆で学習を進めていく方法です。
「生徒を中心に探究活動を行う」は、生徒が中心となって探究活動が取り組めるようになっています。
また、探究活動は問いの発見ができるような学習工程が組まれています。
興味研究型は「自らの好みや興味を探る」、課題発見型では「課題を設定」と生徒が中心に探究活動ができる学習環境が整っているのです。
自己評価シートと評価ツール・授業進行ガイドや指導用の参考資料
「自己評価シートと評価ツール」は自己評価シートと評価ツールを使って、探究を終えるごとに振り返りができるようになっています。
生徒や先生が評価を細かくチャックできるため、1人1人の成長が分かりやすいです。
「授業進行ガイドや指導用の参考資料」は、先生向けの教材です。
授業で必要となる紙冊子や指導用参考動画だけではなく、先生向けの講座も開いています。
「探求」の授業が充実した内容になるための取り組みが行われています。
まとめ
この記事では、学校向けサービスの「スタディサプリ探究講座」について、見てきました。
新学習指導要領「総合的な探究の時間」が始まるため、生徒や先生は新たな取り組みを行っていきます。
慣れない学習環境を「スタディサプリ探求講座」がサポートしてくれるでしょう。