
ANAホールディングス株式会社が中心となって立ち上げられた「旅と学びの協議会」の第一期会員として、26の団体が参画します。
第一期会員にはソフトバンク株式会社や株式会社電通など大手企業のみならず、教育機関や自治体も加わっています。
官民一体となった「旅と学びの協議会」は、どのような活動を行っているのか見ていきましょう。
旅と学びの協議会とは
「旅と学びの協議会」は2020年6月に設立された団体で、教育における旅の効果を検証して子供達が旅に関心を持ってもらう環境作りを目指しています。
この団体には分野ごとの専門家の知見とデータを集結して、旅が人間の成長にどのような影響を与えるのか科学的に検証しようとします。
アフターコロナの時代で、生き抜く能力を培うための次世代教育体系を構築しようとしているのです。
第一期参加団体は企業(鉄道・通信・広告・航空など)14社、学校教育機関(私立中高学校)5校、団体(地方自治体・NPO法人)7団体の26団体となっています。
事務局「ANAHD」と第一期会員である26団体は2020年10月より、旅に関する「教育プログラム開発・データの検証・活動の発信」などの活動をしています。
今後も多くの「企業・学校教育機関・団体」が参画する可能性はあるでしょう。
旅と学びの協議会の活動内容
旅と学びの協議会の活動内容は大きく3つのテーマに分かれていて、「新たな旅の教育プログラム」・「旅のデータ有効活用」・「新たな旅のメディア創出、需要喚起」です。
具体的な項目の詳細については以下のようになっています。
- 地域と団体が連携した中高生に向けた教育旅行プログラムの開発・構築
- 次世代の修学旅行や探求学習のアップデート
- 人事研修の教育旅行プログラムの開発
- 働き方の改革、旅の効果から活かした人材育成プログラムの実施
- 旅と様々なスキルの関係性を検証・研究
- マスメディアやSNSを活用した「旅と学び」の発信・書籍化
- 一般公開に向けた勉強会・シンポジウムの開催
テーマごとに得意分野の企業が中心となって活動を行っていくため、効率的な研究やプログラムの実施ができます。
また、「旅と学び」に関する様々な取り組みを積極的に行い、情報の配信をしているのです。
旅と学びの協議会のシンポジウム
2021年2月16日(火)に旅と学びの協議会のシンポジウムが開催される予定です。
開催時間は16時から18時の2時間で、第一期の活動などを無料オンラインで紹介されます。
また、「ポストコロナの旅と不便益」をテーマにした講演や参画団体が旅と学びの関係性について紹介されるのです。
旅と学びの協議会のシンポジウムの流れは以下のようになります。
- 目的について・・・「ANAHD 事務局」
- 挨拶(開会)・・・「東京学芸大学大学院准教授・スタディサプリ教育AI研究所所長 小宮山利恵子氏」
- 講演・・・「アドバイザー 駒沢女子大学観光文化学類准教授 鮫島卓氏」
- テーマごとの取り組みを紹介・・・「各グループ」
- 第二期会員の募集のご案内・・・「ANAHD 事務局」
- 挨拶(閉会)・・・「ANAHD 事務局」
申し込み方法や詳細については、「旅と学びの協議会WEBサイト」で確認してください。
今回はオンラインで参加できるシンポジウムになっており、見学しやすくなっています。
まとめ
この記事では、「旅と学びの協議会」にANAホールディングスを含む26の団体が参画について見てきました。
3つのテーマである「新たな旅の教育プログラム・旅のデータ有効活用・新たな旅のメディア創出、需要喚起」など旅と学びが、私達の生活にどのような影響を与えるのか立証されていくでしょう。
今後も様々な取り組みをしていく「旅と学びの協議会」の活動や報告から目が離せません。