母の日の歌？「ハナミズキ」が意味するものとは？

2019年2月12日 2022年5月31日

母の日の花といえば真っ先に思いつくのがカーネーションですが、ハナミズキを思いつく方もいるでしょう。

ハナミズキといえば、一青窈さんの歌を思い出しますが、母の日と関係がある歌だということをご存知ですか？

ここでは、ハナミズキの意味や母の日とどんな関係があるのか、また母の日にふさわしい歌にはどんなものがあるのかを紹介していきますので、お母さんへの気持ちを伝えるのにぴったりの歌を探してみてくださいね。

母の日とハナミズキの関係は？

母の日とハナミズキにはどんな関係があるのか、それは冒頭でもお話ししたように、一青窈さんの「ハナミズキ」の歌が関係しています。

「ハナミズキ」の歌詞を確認していくと、「母の日になればミズキの葉、贈って下さい」といった箇所があるためと言われています。

「ミズキの葉」と言われてもピンとこない方もいると思いますので、まずはハナミズキという花について簡単に説明しますね。

ハナミズキは、正式和名をアメリカヤマボウシといい、アメリカを代表する花木です。

丈夫なので育てやすいこともあり、家のシンボルツリーや街路樹などに利用されています。

4～5月頃に花を咲かせますが、花びらは正しくは苞（ほう）という葉っぱで、丸みを帯びて先端がくぼんでいるものが多く、白色、ピンク、紅色があります。

本当の花は、苞の中心部に丸く集まっている部分を言います。

つまり、ハナミズキの花は本当は葉ですが、花弁のように見えるので葉ではなく花と言われているようです。

一青窈さんの「ハナミズキ」は、歌詞に「母の日にミズキの葉を贈ってください」とあるため、母の日の歌と思われることもありますし、「ハナミズキをお母さんに贈ろう」と考える方もいます。

しかし、この歌は亡き母への想いが歌われたものである一方、平和への願いを訴えた歌でもあります。

というのも、この歌はアメリカ同時多発テロに大きなショックを受けた一青窈さんが、平和への願いを込めて作詞したメッセージソングといわれているからです。

ではなぜ、ハナミズキが母の日の歌として知られるようになったのかというと、理由は2つ考えられます。

ひとつは、歌詞の中に「母の日」という文字が入っていること。

そしてもうひとつは、一青窈さんがツアーのファイナル公演で来場者全員にハナミズキの苗をプレゼントしたことなどが関係しているようです。

一青窈さんがツアーの来場者にハナミズキをプレゼントしたように、母の日にお母さんにプレゼントするのもいいですよね。

ハナミズキの開花時期は4～5月頃なので母の日にちょうどいいタイミングです。

秋になると赤い実をつけ、秋が深まっていくと葉が色づき紅葉も楽しめるのでおすすめです。

でも、母の日に贈ることを考えると、花言葉も気になりますよね。

ハナミズキの花言葉は、「永続性」「返礼」「私の想いを受け止めてください」ですが、このうちの「返礼」は1912年に東京市長がアメリカへ桜を寄贈したお返しに、日本にハナミズキが贈られたことに由来しています。

これらの花言葉から考えると、「いつもありがとう、この気持ちを受け取ってください」という意味を込められるので、母の日の贈り物にもいいですね。

ただし、成長していくと大きくなり広い庭が必要になりそうですので、その点はよく考えてからの方がいいですね。

一青窈さんの「ハナミズキ」は母の日の歌と言われることがありますが、そもそも母の日の歌ってあるのでしょうか？

確かに、子どもの日には「こいのぼり」の歌、ひな祭りには「うれしいひなまつり」といったように、イベントごとに歌がありますよね。

ちょっと気になったので調べてみましたが、こいのぼりやうれしいひなまつりのように、「母の日の歌はずばりでコレ！」という歌はないようです。

しかし、いろいろなアーティストがお母さんを想って歌っている歌がありますので、自分の気持ちにぴったりの歌を探してみるのもいいかもしれません。

お母さんを歌った歌には、このようなものがあります。