料理・食品

浜松はうなぎ発祥の地!関東風も関西風も食べられるグルメ旅におすすめ

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旅行の楽しみのひとつといえば、地元の名産を使った料理です。

ところで、うなぎは関東風と関西風で、全然違う食感になることを知っていますか?

うなぎの名産地でも知られる浜松は、関東風と関西風の境界線にもなっています。
浜松に行けばどちらのうなぎも楽しめるので、グルメ旅におすすめです。

浜松とうなぎ

浜松はうなぎ養殖発祥の地

浜松のうなぎ養殖の歴史は、100年以上までさかのぼります。
1900年に服部倉次郎が浜名湖はうなぎの養殖に最適であると目をつけ、クロコウナギを捕まえてきて養まん場で飼育するということをしてから始まりました。

クロコウナギとは、体調が15cm程度まで成長したうなぎです。

その後、うなぎの養殖は発展をとげることになり、1971年に村松啓次郎によって完成しました。

シロコウナギとよばれる卵から、かえったばかりのウナギを飼育することで、生産量が飛躍的に伸びて全国へと養殖方法が広まっていったのです。

浜松のうなぎのうまさ

100年以上の歴史に裏付けられた安心感もありますが、浜名湖で養殖されたうなぎのおいしさは、うなぎの成長に適した環境と手間のかかった飼育方法にあります。

うなぎは暖かくきれいな水を好む生き物です。
浜松がうなぎに適した気候であることはもちろん、浜名湖の地下400メートルからくみ上げられる清く澄んだ水も、うなぎを美味しく育てる秘訣となっています。

また、うなぎの繊細さに考慮して、浜名湖に放したばかりのうなぎの稚魚には1週間、餌を与えず環境に適応させます。
寒い時期は暖かい水温を保つためビニールハウスを使用し、夏にはハウスから出して泳がせるなど多くの手間をかけています。

このような「うなぎへの気遣い」がおいしさへとつながり、全国でも有名なうなぎとなったのです。

こんなにも違う関東風と関西風

関東風のうなぎ調理方法

関東では背開きでうなぎをさばきます。
そうすると身が崩れにくく、うなぎの腹の脂をしっかりと落としながら焼き上げることができます。

関東で背開きが採用されている理由に、腹開きは「切腹」を連想されるためという説があります。武士が多く生活していた江戸ならではの風習に由来しています。

関東風のうなぎ調理方法の特徴は、「蒸す」ことです。
焼く前にうなぎを蒸すことで、身がやわらかくなり「ふわふわした食感」を楽しむことができます。蒸す時間によって、うなぎの味が変わるため、職人の腕が試されます。

また、竹串をうなぎの身と皮の間に縫うように刺すことも、関西風との大きな違いとなっています。
竹串を使うのは、一度蒸していることにより金属製の串から伝わる熱で、うなぎの内側に火を通す必要がないためです。

適度に脂を落としたヘルシーさと、ふわふわの食感が関東風の味わいです。

関西風のうなぎ調理方法

関西では腹開きでうなぎをさばきます。
大阪は天下の台所とよばれ、商人が多く住んでいた都市です。商人同士が「腹を割って話そう」という意味合いを込めたとされています。

うなぎのさばき方ひとつで、当時の都市ごとに風習の違いを感じられるのも趣がありますね。

関東ではうなぎの頭を落としますが、関西では頭を落とさずに金串を刺します。
蒸さずに焼くので、何度もうなぎをひっくり返す必要があるからです。

ただ丁寧に何度もうなぎを返しながら焼くことで、「皮がぱりぱり」とした触感と香ばしさを楽しむことができます。脂をしっかりと残してジューシーに仕上げ、皮のぱりぱりの食感と香ばしい香りが関西風の魅力です。

ブランドうなぎ


グルメ好きをうならせる高級食材に、ブランドはつきものです。
例えばズワイガニのブランド「越前(えちぜん)ガニ」や、牛肉のブランド「但馬牛(たじまぎゅう)」など、一度は食べてみたい魅力の食材です。

しかし、うなぎのブランドとなると余り知られていないのではないでしょうか。うなぎはブランドよりも浜松の浜名湖のように、産地が有名です。

そんなうなぎにも「ブランドうなぎ」は存在します。

まずは、静岡県の大井川で養殖される「共水うなぎ」です。飼育している数が少ないため、全国で30件ほどの鰻(うなぎ)店でしか味わうことができないため、「幻のうなぎ」とよばれています。

飼育方法へのこだわりが強く、「24時間誰かがうなぎのそばにいる」のだそうです。

そのほかのブランドうなぎは、日本一の流域面積を誇る利根川で養殖される「坂東太郎」です。目指したのは、日本一といわれる利根川の天然うなぎを目指した、ブランドうなぎです。

利根川の別名が「坂東太郎」であることから名づけられ、利根川に強いこだわりをもっていることがうかがえます。

浜松のうなぎ屋の名店

うなぎの調理方法の違いや、ブランドうなぎを知って、炭で焼きあがるうなぎを想像しているのではないでしょうか。
そこで、ますますうなぎが食べたくなる、浜松の名店を紹介します。

「共水うなぎ」が食べられる浜松の名店で、有名なのは「うなぎ大嶋」です。また、たれではなく、本わさびと塩で楽しむ「白焼き」を楽しめる「うな正」もおすすめです。

「坂東太郎」を楽しむなら、「うな蔵」がおすすめです。営業時間は17時から23時と鰻(うなぎ)屋としては珍しい夜間だけとなっていますが、遅い時間まで営業していますので、旅行の夕食に利用してみてはいかがでしょうか。

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これまでは、関東風の鰻(うなぎ)屋を紹介してきましたが、関西風の鰻(うなぎ)屋もあります。
関西風であれば、「かんたろう」がおすすめです。
お米にもこだわりをもった名店です。

うなぎの名所は他にもある一色産「アオテうなぎ」


うなぎ養殖の発祥の地として有名な浜松ですが、実は浜松がある静岡県よりも、うなぎの養殖が盛んなのが愛知県です。

2015年の統計資料によると、静岡県のうなぎ生産量は1,490トンです。これに対して愛知県のうなぎ生産量は4,918トンと大きく差があります。

静岡よりもうなぎの養殖が盛んな愛知県において、愛知県全体の約8割のうなぎを生産しているのが、西尾市一色町です。
驚くべきことに、一色町だけで静岡全体のうなぎの生産量を超える生産量になります。

そんな一色町には、「アオテうなぎ(青うなぎ)」という珍しいうなぎがあります。20匹に1匹しか存在しないという希少価値のある「アオテうなぎ」は、背中が青く、お腹(なか)が白いのが特徴です。
「やわらかい肉質とうなぎ本来の美味を味わえる」とうなぎ職人が判断したうなぎを「アオテ」とよびます。

極上のアオテうなぎを楽しめる鰻(うなぎ)屋も数が少なく、めぐり会う機会が限られています。
うなぎ好きなら一度は食べてみたいと思うことでしょう。

浜松のうなぎを楽しむ前に、愛知のうなぎを味わってからグルメ旅行に行くというのもいいかもしれません。

この、一色産のうなぎは愛知一色まで足を運ばなくても、実は食することができます。
なかなかスーパーではお目にかかれない人でも、ネット通販を利用すればお得においしい貴重なうなぎを食べることができます。

うなぎが好きな人は是非一度は味わってみてください。

まとめ

うなぎは土用の丑(うし)の日に楽しむだけではもったいないです。うなぎの名産地である浜松で観光を楽しみながら、ブランドうなぎを食べてみてみるのもいいでしょう。

また、関西風と関東風を楽しめることも、浜松ならではのグルメ旅の楽しみ方です。家族で浜松に旅行に出かけてうなぎを味わってみてください。

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