浜名湖のうなぎの楽しみ方!素材の味が活きる「白焼き」

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うなぎと言えば、「土用の丑の日」と思い浮かびませんか?じゃあ、旬も夏かな?と思っていたのですが、実は、秋から冬にかけての時期がうなぎの旬なんです。夏に食べられることが多いうなぎですが、冬になる前に栄養を蓄えているので、脂の乗ったおいしいうなぎになります。

では、どうして「土用の丑の日」に「うなぎ」なのでしょうか?

それは、江戸時代にさかのぼります。夏の売り上げが落ちるので困り、うなぎ屋が平賀源内に相談したとのこと。元々、丑の日には「う」のつく食べ物が夏バテ防止にいいとの風習がありました。

そうすると、店の前に「本日、土用の丑の日」と張り紙を店頭に貼ったところ、「そういえば『うなぎ』も“う”がつくよね。」となって夏にウナギを食べる風習が日本に根付いたのです。

うなぎの産地と言えば「浜名湖」、浜名湖といえば「うなぎ」ですよね?浜名湖のうなぎがなぜ有名になったのか、これまでの歴史や美味しい食べ方を紹介していきます。

浜名湖のうなぎの他にも有名な「うなぎ」があります。例えば「共水(きょうすい)うなぎ」「アオテうなぎ」があります。どちらも希少価値が高い「うなぎ」ですので、まずは「アオテうなぎ」を紹介させていただきます。

そして、うなぎの食べ方といえば、真っ先に「蒲焼」ではないでしょうか?炭火で焼かれた香ばしさとこだわりのタレの味が魅力ですよね。思い浮かべていると、いつの間にかよだれが出てそうです。

そんな蒲焼ももちろん美味しいのですが、うなぎ本来の味を存分に味わえる食べ方があります。その食べ方とは浜名湖周辺で愛される「白焼き」で、今までに味わったことのないうなぎの魅力を堪能できます。

浜名湖はうなぎ養殖発祥の地

浜名湖がうなぎ名産地として有名になったのは、1900年に「日本ではじめての試み」となるうなぎの養殖が浜名湖で行われたことがきっかけとなっています。うなぎ養殖の父ともいえる服部倉次郎は、うなぎの養殖の場として、浜名湖が最適な環境であると考えました。

当時の養殖方法は、クロコウナギ(体長が15cm程度まで成長したうなぎ)を捕獲して浜名湖で飼育するという方法で、浜名湖のうなぎの生産量は大きく伸びました。

その後、うなぎの生産量が頭打ちになったことから、1971年に松村啓次郎が改良を加えます。クロコウナギから、シロコウナギ(卵からかえったばかりのうなぎ)に変更することで生産量を高めることに成功したのです。この方法が全国に広まり、現在のうなぎの養殖が確立していきました。

浜名湖のうなぎ養殖

うなぎ養殖に適している理由

服部倉次郎がうなぎの養殖場として最適だと判断した理由は、うなぎが「暖かい気候」と「きれいな水」を好むからです。浜名湖は日照時間が長く、平均気温が高いため、暖かい気候を好むうなぎに適しています。

現在ではビニールハウスを利用することによって、さらに安定したうなぎの飼育環境を作っています。また、富士山に積もった雪による雪解け水が長い年月をかけて地層を通り抜けることで、「きれいな水」が浜名湖に供給されます。

地層をフィルターのかわりにし、不純物を取り除いた良質の水が臭みのない「うなぎ本来の味」をもったうなぎを育てます。

「暖かい気候」と「きれいな水」。条件の揃った浜名湖ならやっぱり美味しいうなぎになりますよね。

浜名湖のうなぎ養殖へのこだわり

浜名湖のうなぎの美味しさは、急がずじっくり育てあげることも理由の一つです。冬場ビニールハウスで飼育していたうなぎを、夏場はハウスから露地池に移して、自然に近い環境で育てられています。

また、うなぎが赤ちゃんのうちから、飼育環境や餌やりにも、とても手をかけて育てています。手間暇かけているからこそ、すくすくとストレスなく育ち、おいしいうなぎになります。

浜名湖周辺ではうなぎを「白焼き」で食す

うなぎの食べ方といえば「蒲焼」や、「ひつまぶし」が思い浮かびます。特に蒲焼は炭火で焼かれたうなぎの香ばしさと、こだわりのタレのおいしさがうなぎ好きを魅了するポピュラーな食べ方です。しかし、浜名湖周辺ではタレを使わない「白焼き」という独特の食べ方で味わいます。

タレを使わない「白焼き」は、うなぎ本来の味を堪能できます。浜名湖の良質な水が育てたうなぎだからこそ、うなぎ本来の味を楽しむことができるのです。

浜名湖周辺では、うなぎの白焼きがスーパーでも販売されているほど、地元の人に愛されている食べ方です。安定して「良質なうなぎ」が手に入る環境だからこそ、他の地域では見かけない「白焼き」が普及しています。

「白焼き」なら、塩やわさび醬油、ポン酢など、さまざまな味で味わえますので、蒲焼とは違った感覚で食べることができ、新しいうなぎに出会えるかもしれません。

浜名湖周辺で「白焼き」が食べられる名店

おいしい食材は、「最低限の調味料」で楽しみたいと思いませんか。例えば、最高級の牛肉は少量の塩コショウをふっただけで食します。余計な味付けをせず、「素材本来の味」だけでおいしいと感じることができることが良質の食材です。

それでは「うなぎ本来の味」を堪能できる、浜名湖周辺の鰻(うなぎ)屋を紹介します。

うなぎの白焼きを堪能するなら、「うなぎ白焼山口」がおすすめです。白焼きを前面に打ち出した店名からも、白焼きに対する情熱がうかがえます。このお店では、蒲焼と白焼きを半分ずつ楽しめる「あいのり定食」がありますので、蒲焼と白焼きの味を同時に味わえます。白焼きは特製の塩でいただきます。

また「うな正」もおすすめします。「うな正」の魅力はブランドうなぎで有名な「共水うなぎ」100%を掲げる名店です。注文を受けてから調理するので、より一層美味しく頂けるでしょう。タイミングが良ければ、珍しいうなぎの頭の冷製の煮こごりなどの一品も味わえます。

日本三大うなぎの「共水うなぎ」は浜名湖産ではありませんが、生産量の少なさから「幻のうなぎ」とよばれるほど希少価値の高いうなぎです。共水うなぎは日本全国で約30店舗でしか味わうことができないため、共水うなぎの白焼きを味わうことができる数少ない名店です。

愛知も有名なうなぎの産地 「アオテうなぎ」って知ってる?

愛知県の生産量は静岡よりも多い!一色町のうなぎは全国の約2割!

うなぎの養殖発祥の地であることから、うなぎといえば浜名湖を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、生産量においては浜名湖がある静岡県よりも、上位に位置するのが愛知県です。2017年の統計では、静岡県のうなぎ生産量は1,705トンです。

これに対して愛知県のうなぎ生産量は、5,780トンと静岡県の3倍近い生産量があります。
その中でも一色町は愛知県全体の約8割のうなぎの生産量を占め、全国でも約2割を占める「うなぎ養殖の町」です。静岡県全体の生産量を超えてしまうほど、うなぎの養殖が盛んな町なのです。

そんな愛知県にはとても希少価値の高いうなぎが存在します。それが愛知県一色町「アオテうなぎ」です。

希少な「アオテうなぎ」

「アオテうなぎ」とは、うなぎ職人が「ふっくらやわらかい肉質とうなぎ本来の味を楽しめる上質のうなぎ」と認めるうなぎなのです。一色町のうなぎは、うなぎ養殖専用の清流水で育てているため、天然に近いような環境で養殖されています。背中が青く、お腹(なか)が白いことが特徴で、一色町のうなぎのなかでも20匹に1匹しか存在しないという数の少ない希少なうなぎです。

浜名湖周辺の独特な食べ方の、うなぎ本来の味を楽しめる「白焼き」は、うなぎ好きなら気になります。一色町の「アオテうなぎ」にも、浜名湖の白焼きに負けない魅力があります。うなぎ本来の味をもつ「アオテうなぎ」を試してみるのもとてもおすすめです。

20匹に1匹と希少価値の高い「アオテうなぎ」ですが、愛知県まで訪れなくても堪能できます。腕利きの職人が選び抜いた良質のうなぎを、どれだけ遠方に住む人でもネット通販で取り寄せて味わえます。うなぎには目がないという人には、是非味わっていただきたいおすすめ商品です。

まとめ

うなぎといえば「蒲焼」が有名ですが、タレの味に隠されたうなぎ本来の味を楽しめるのが「白焼き」です。白焼きをおいしく食べられるのは、新鮮で良質なうなぎが豊富な浜名湖周辺ならではです。うなぎ好きなら一度は浜名湖のうなぎで白焼きを堪能してください。

そして、うなぎと言えば「土用の丑の日」ですが、一年に4回あります。夏だけでなく、土用の丑の日ごとに食べてみるのもいいですね。ビタミン豊富なうなぎですので、土用の丑の日だけでなく定期的に、またスタミナをつけたいときに、ぜひうなぎを食べてはいかがでしょうか。

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