
スピードラーニングで英語の勉強をしている方は、どうせならtoeicでも良い点を取りたいと思うことでしょう。
聞き流しで英語が話せるようになる上に、toeicでも高得点を狙えるなら一石二鳥ですよね。
しかし、スピードラーニングは聞き流し中心の勉強法なので、はたしてtoeic対策になるのか疑問です。
ここでは、スピードラーニングはtoeicにも効果があるのか、検証していきたいと思います。
スピードラーニングはtoeicに効果がある?
スピードラーニングの勉強法は、言わずと知れた「聞き流すだけ」の方法です。
「聞き流すだけの勉強法でtoeicにも効果がある?」と非常に疑問に思いますが、結論から言うとやはり効果はほとんどないと言えるでしょう。
toeicは、聞き流すだけの勉強で高い点数が取れるほど易しいものではく、スピードラーニングで得られるリスニング力だけでは到底太刀打ちできるものではありません。
toeicは聞く力も大事ですが、英文を読む力・書く力も同じくらいに大事です。
「でも、toeicはマークシートだから書く力は必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に書く必要はなくても、問題を解く上では書く力がなければ正解することができません。
また、toeicの最後の問題は長文読解になりますが、こちらは読む力が必要になり、なおかつできるだけ早く読む力が求められます。
このように、toeicでは聞く力・書く力・読む力がバランスよく必要とされるため、聞く力に特化したスピードラーニングだけでは不十分と言わざるを得ません。
スピードラーニングは資格取得のための教材ではない
スピードラーニングは、そもそもtoeicなどの試験でよい点数をとるために作られた教材ではなく、「英語を話せるようになりたい!」といった方を対象に、聞くことそして話すことを目的につくられているものです。
英語独特の音やリズムに慣れることから始め、英語を徐々に聞き取れるようにして、やがては英語で会話できるようになることを目的としています。
もちろん、スピードラーニングでの勉強が全く無意味というわけではありませんが、聞く力以外の力を養うことは、教材の目的に含まれていないのです。
ひとつひとつの単語の意味や英文法を覚えるための勉強法ではないため、toeicには不向きと言えます。
そもそも聞き流し自体が効果がないと言われる理由とは?
スピードラーニングでは聞く力が養えるといった話をしたところですが、実はこれ自体も効果がないといった評判をよく目にします。
途中で挫折してしまった方は別として、数ヶ月続けても効果が感じられない方も多いようです。
それもそのはずで、英語は聞き流すだけでは話せるようになりません。
何度も聞いて、自分でも同じようにまねして発音してみることが大事です。
インプットしたら必ずアウトプットがセットで必要になるのです。
「英語を話せるようになりたいな」と思う人は、手軽に(できればラクに)できる英語教材を選ぶことが多いです。
スピードラーニングも聞き流すだけなので、「隙間時間にBGM代わりに聞いて英語が話せるようなったらラッキー♪」などと思っている場合は、身につけることは難しいでしょう。
https://kininatta-gp.net/speed-learning-tudukanai.html
スピードラーニング公式サイトでのtoeicについてのQ&A
スピードラーニングの聞き流し勉強法がtoeicにも効果があるのかについて、公式サイトでもQ&Aで記載されていますのでご紹介します。
Q1:スピードラーニングはtoeicやTOEFLにも効果はある?
A1:スピードラーニングは英語を話すことを重点的に作られているが、toeicやTOEFLにももちろん役立つ。スピードラーニングでtoeicの点数が上がった人もいる。
Q2:toeicだとどのくらいの点数を取れるレベルなの?
A2:受講者の中には300点から800点になった人もいる。
このようにスピードラーニングの公式サイトでは、toeicにも効果があるとされています。
確かに、聞き流しによりリスニング力は付けられるかもしれませんが、スピードラーニングの勉強だけでは不安な面があるのも確かです。
リスニング力を付ける勉強法とは
toeicでは、リスニング問題とリーディング問題がありますが、リスニング問題でいかに点数をとるかが高得点のカギとなります。
スピードラーニングも、リスニング力を付ける訓練にはなりますが、他にも効果的な勉強法がありますのでご紹介していきます。
シャドーイング
スクリプト(テキスト)を見ないで、聞こえてきた英文を同じように発音する練習法です。
目で英文を追わない分、口と耳に集中してトレーニングできます。
いきなり早い英文ですと聞き取ることが難しいので、最初は無理せずゆっくりのものを選んでトライしてみましょう。
そのとき大事なのは、口に出して発音するだけで、日本語訳などを考えないことです。
聞こえてきたままの英文を繰り返し何度も練習すると、聞く力と話す力が身に付きます。
ディクテーション
英文を聞いて、それを書き取る勉強法です。
実際に書き取ってみると分かりますが、発音ではほとんど聞こえない単語や複数形のsなど、気が付かない箇所にも意識を向けられるようになります。
書き取った後はスクリプトで確認し、間違っていた文は何回か書いて練習します。
自分のレベルにあったものを選ぶのがポイントです。
オーバーラッピング
シャドーイングと似ている練習法ですが、オーバーラッピングはスクリプトを見ながら同時に発音する方法です。
ディクテーションでイメージできるようになった英文をオーバーラッピングで練習するとより効果が期待できます。
toeicにはtoeicのための勉強がおすすめ
スピードラーニングの聞き流し勉強法では、toeicのリスニング問題に対応できないということが分かりました。
やはり、toeicにはtoeicのための勉強法が必要になります。
現在toeic用の教材がたくさん販売されていますので、気になるものがあれば試してみるのもいいでしょう。
また、toeicではどのような問題が出されるのかを知るには、過去問を解くのが一番です。
他にも、toeic用の単語帳などもありますので、toeicで高得点を狙いたいのであれば、toeicに特化した問題集や教材を使った方が効果的です。
スピードラーニングをとりあえず試してみたいなら?
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これなら無料でお試しできますよね。
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まとめ
スピードラーニングの聞き流し勉強法だけでは、toeic対策としては不十分です。
toeicでは、聞く力の他にも書く力・読む力が必要とされますので、聞く力だけの勉強法では高得点を狙えません。
toeicでできるだけ高い点数をとるためには、toeic用の勉強をすることをおすすめします。