
小学生の通信教育について比較するときに、いっぱいありすぎてわからないという人も多いのでは?
「ポピー」と「Z会」はテキスト教材ながらまったく正反対の位置にいる通信教育です。
「ポピー」は口コミや評判ではお得感が前面に出ている教材です。
一方「Z会」は通信教育では一番会費が高い教材です。
最安の「ポピー」ともっとも高価な「Z会」ですが、どっちも同じ顧客層かと言うと全く正反対の顧客層となっています。
「Z会」はどっちかと言うと受験を目指す子供向けの教材であって、小学校の枠でとどまる教材とは一線を引いています。
「ポピー」は復習型の教材のため、学校の勉強がしっかりと定着するように考えられて作られています。
そんな正反対の教材2つを徹底比較したいと思います。
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ポピーとZ会を色々な角度から比較してみる
ポピーとZ会を比較するときに気になるのは、毎月の会費や、どのような人に向いている教材なのか、という点ですよね!
それぞれの教材の会費と特徴について、順番に確認していきましょう。
ポピーとZ会の会費を比較してみた
まずはポピーとZ会の会費を比較してみましょう!
「ポピー」と「Z会 小学生向け講座
」の毎月払いの場合で比較してみました。
教材名 | ポピー | Z会(スタンダードコース・3年生からは4教科を選択した場合) | ||
---|---|---|---|---|
受講費 | 1年生 | 2,500円(税込み) | 1年生 | 4,620円(税込み) |
2年生 | 2,900円(税込み) | 2年生 | 5,060円(税込み) | |
3年生 | 3,300円(税込み) | 3年生 | 5,280円(税込み) | |
4年生 | 4年生 | 5,940円(税込み) | ||
5年生 | 3,800円(税込み) | 5年生 | 7,590円(税込み) | |
6年生 | 6年生 | 8,250円(税込み) |
「ポピー」はとにかく、低料金なのがポイント!
「ポピー」は通信教育の中で1番低料金な通信教育です。
Z会の会費のほぼ半分ほどの会費なので、お子さん2人にポピーをさせてもZ会の1人分の会費にしかなりません。
会費的にはかなりお手頃ですね!
一方で「Z会」は会費が一番高い通信教育ですが、本当に多種多様のコースが設定されています。
一般的なスタンダードコースをはじめ、レベルの高い問題を解けるハイレベルコース、さらに中学受験コースも用意。
また、タブレット学習ができるコースも選択可能です。
株式会社イードのアワーでですが、2015年11月19日に発表したされた通信教育小学生の部の満足度では、「Z会」は教材がよい通信教育、受験・進学情報の充実している通信教育で部門賞を獲得しています。
一方、「ポピー」は、学費の満足度が高い通信教育部門で部門賞を納めています。
ポピーとZ会はどのような人に向いているのか
では次に、ポピーとZ会はそれぞれどのような人をターゲットにしているのか、比較してみましょう。
簡単に言うと、ポピーとZ会の教材は下記のような教材となっています。
◆ポピー⇒学校の学習をしっかりと定着させるための復習型の教材
◆Z会⇒ハイレベルな問題にも対応した受験対策も可能な教材
「ポピー」はあくまでも学校の勉強をしっかり復習するための教材です。
学校のテキストにもどの教材よりも準拠しているので、家庭学習を身につけるための補助教材と言う意味合いが大きい教材です。
一方、「Z会」は基本的に公立中高一貫校受験のベースとなるカリキュラムで、公立中高一貫校の専科コースをつけることで受験対策が出来るようになっています。
受験に強いと言われるところが料金表を見ただけでもわかってきます。
「Z会」を受講している人でも、中学受験を考えない人はもちろんいますが、「Z会
」側もシェアアップのため、標準コースの受講者を増やしたいと考えているところが最近はちらほらと見え隠れします。
どっちを選ぶかは、中の教材うんぬんよりも、受験をするかしないかだけで選んでもいいような両教材ですが、子供の好みもあると思いますので、一度サンプルを見てから選ぶといいかもしれません。
ポピーってどんな教材?
「ポピー」の会費
「ポピー」は全家研(全日本家庭教育研究会)が出版している通信教育です。
新学社は小・中学校用の図書教材を発行している教材のため、問題の内容などは授業に即した内容を作成できるという強みを持っています。
また、昭和48年からある昔からの教材の一つでもあり、通信教育の老舗でもあります。
会費について月払い、年払い、半年払いから選ぶことができます。
●受講費(2020年7月現在)
学 年 | 会費 |
---|---|
1年生 | 2,500円(税込み) |
2年生 | 2,900円(税込み) |
3年生 | 3,300円(税込み) |
4年生 | |
5年生 | 3,800円(税込み) |
6年生 |
「ポピー」の特徴
ポピーの特徴を簡単にまとめると、下記のようなものです。
◆ 学校の勉強をしっかり復習するための教材
◆ 付録もタブレット学習もない
◆ とにかく他社よりも会費が安い
「ポピー」はなんと言っても受講費が安いこと、これに尽きると思います。
「ポピー」は家庭学習において大事なのは環境であり、親とのかかわりと言う発想があります。
ですので、添削指導もなければ、付録なども極力抑えています。
まさしく、学校の勉強の延長線上にある教材という感じで、継続するにはそれなりの親のかかわりが最も重要な教材になってきます。
問題の内容などは結局、どこの教材を使っても学力はつくでしょう。
しっかりこなしていれば。
しかし、このしっかりこなすということが出来ないため、教材が溜まってしまうということになり、通信教育が続かない理由になります。
そういった意味で「ポピー」は親のかかわりが最も重要な教材です。
親がしっかりとサポートできるのあれば、この「ポピー」でもいいと思います。
その上会費が安いことがポピーが人気の高い理由にもなっています。
「ポピー」を継続されている家庭では、家庭学習は「ポピー」で十分!成績も伸びる!と言わしめています。
結局は家庭学習の癖がついているかいないか、家庭学習の癖が付くまで親がフォローしきれるかどうかだと思います。
親からの評判が高い反面、子どもからの目線ではどうかと言うと、付録がない、タブレット学習ができないという点がネックとなり、他社よりも人気がありません。
Z会ってどんな教材?
「Z会」の会費
「Z会」は増進会出版社が持株会となっているZ会
が作っている教材です。
口コミや評判だけで広まった通信教材で、CM、DMを使わずにここまで広まってきた通信教育ということで内容は確かなものであるということはうなずけます。
口コミや評判だけでシェアを拡大してきたということは相当な質の良いサービスを展開していたと思われます。
会費については、小学1年生、2年生までは一律ですが、小学3年生からは中学受験コースがあったり、英語や作文などの専科コースがあったり1教科からできたり、さらにタブレットを使用したコースと多様にあります。
今回はスタンダードコースで、小学3年生からは本科4教科コースの会費だけを記載していきます。
会費について左から月払い、半年払い、1年払いとなっています。
●受講費 スタンダードコースの場合(2020年7月現在)
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 4,268円(税込み) | 月あたり3,718円(税込み)
合計22,308円(税込み) |
月あたり3,278円(税込み)
合計39,336円(税込み) |
2年生 | 4,510円(税込み) | 月あたり3,960円(税込み)
合計23,760円(税込み) |
月あたり3,520円(税込み)
合計42,240円(税込み) |
3年生 | 5,170円(税込み) | 月あたり
4,620円(税込み) 合計27,720円(税込み) |
月あたり4,180円(税込み)
合計50,160円(税込み) |
4年生 | 5,830円(税込み) | 月あたり5,280円(税込み)
合計31,680円(税込み) |
月あたり4,840円(税込み)
合計58,080円(税込み) |
5年生 | 6,710円(税込み) | 月あたり6,160円(税込み)
合計36,960円(税込み) |
月あたり5,720円(税込み)
合計68,640円(税込み) |
6年生 | 7,260円(税込み) | 月あたり6,710円(税込み)
合計40,260円(税込み) |
月あたり6,270円
合計75,240円(税込み) |
「Z会」の特徴
Z会の特徴を下記に簡単にまとめました!
◆他社よりもハイレベルな問題が解ける
◆中学受験対策も可能
◆タブレット学習やプログラミング学習にも対応
Z会にはいままで積み上げてきた受験のノウハウと添削を中心にしたカリキュラムで学力を伸ばしていくという特徴があります。
また、他社との大きな違いは1,2年生から経験学習と言う名のものと理科と社会に取り組むというのが大きな特色です。
問題は良質なものが多く、受験のノウハウを存分に取り入れた良問を丁寧な説明と添削で定着を図っていくというものです。
また、キャラクターを前面に出していないので、キャラクターを嫌う子供は「Z会」を選ぶ場合があるようです。
コースも多岐多様にわたってあり、公立中高一貫校適性検査5,6年、公立中高一貫校作文6年、英語3~6年、作文5~6年の他に難関中学受験コースも用意されているなど本当に多様なコース設定となっています。
志望校別演習問題コースもあり、ここまで豊富なコース設定があるのは受験に力を入れている「Z会」の大きな特徴だと思います。
そして小学3年生から小学6年生までは、タブレットを使用したタブレットコースがあり、受講費は下記のとおりです。
●小学生タブレットコース(2020年7月現在)国算理社英+総合学習 セット受講
学 年 | 月払い | 半年払い | 年払い |
---|---|---|---|
3年生 | 7,040円(税込み) | 1ヶ月あたり
6,688円(税込み) (合計40,128円(税込み)) |
1ヶ月あたり
5,984円(税込み) (合計71,808円(税込み)) |
4年生 | 7,590円(税込み) | 1ヶ月あたり
7,210円(税込み) (合計43,260円(税込み)) |
1ヶ月あたり
6,451円(税込み) (合計77,412円(税込み)) |
5年生 | 8,250円(税込み) | 1ヶ月あたり
7,837円(税込み) (合計47,022円(税込み)) |
1ヶ月あたり
7,012円(税込み) (合計84,144円(税込み)) |
6年生 | 8,800円(税込み) | 1ヶ月あたり
8,360円(税込み) (合計50,160円(税込み)) |
1ヶ月あたり
7,480円(税込み) (合計82,280円(税込み)) |
タブレットコースを受講するためには、Z会に対応したiPadが必要です。androidタブレットや、iPhone、iPod touchでは受講できません。
現在Z会で対応が確認されているiPadモデルはこちらで確認できます。
「Z会」は受験に強い通信教材だと思います。
難関私立を求めるのであれば、「Z会」の中学受験コースはおススメです。
まずは、「Z会」の資料を取り寄せて一度内容をご自身で確認してみるのがいいと思います。
資料は無料ですので、「Z会」の教材のバリエーションについて目で確認してみてください。
ポピーとZ会は対象にしている子供がまったく違っていた
ポピーとZ会について詳しくみてきましたが、両社の違いははっきりしているので、かえって選択しやすいのではないでしょうか。
とにかく、学校の授業を家でしっかり復習させたいという人にはポピーで十分だと思います!
ポピーは、教科書よりも色やイラストで分かりやすく解説されているなど、学校での授業をさらに理解するための工夫がされています。
また、Z会はとにかく問題がハイレベルなので、普通の問題では物足りないというお子さんにピッタリ!
中学受験を考えている家庭はもちろん、受験をしないけれどハイレベルな問題を解かせたい人におすすめですよ。
どんな教材かを詳しく知りたい人は、無料のお試し教材を取り寄せてみるのがオススメ!
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