
中学生になると勉強が急に難しくなるので、家庭学習教材を始めたいという人も多いのではないでしょうか。
近頃人気の家庭学習教材といえば「進研ゼミ」と「スマイルゼミ」です。
「中学生にはどちらをさせたらいいの?」
うんうん。
そうですよね。
どちらも良さそうだけど、どっちが子供に向いているか分からない!という人も多いはず。
そこで今回は、我が家で進研ゼミとスマイルゼミの教材について体験して分かったことを紹介します。
どちらがいいか迷っている、という人は参考にしてみてくださいね。
スマイルゼミ中学生コースの資料請求をしてみた
我が家では、これまで通信教育「進研ゼミ」をメインに家庭学習を進めてきました。
比較的勉強が好きな息子は小学生のころからずっと通信教育で学力向上を図ってきました。
かたや娘はというと、あまり勉強が好きではないのか、通信教育が家庭学習に結びつくのはなかなか難しいものがあります。
そこで娘の通信教育を比較検討するため、各社から資料を取り寄せました。
息子の通信教育についても、本当にこのまま【進研ゼミ中学講座】でいいのか確認するため、中学生コースがあるものは資料を取り寄せました。(^○^)
そこで、今回は当時の「スマイルゼミ中学生コース」と【進研ゼミ中学講座】
のどっちが我が家でいいか、比較検討した話をしたいと思います。
スマイルゼミの内容を確認してみた感想
「スマイルゼミ」について小学生コースの内容を確認した時は、なかなかいい通信教育だと感心しました。
「スマイルゼミ中学生コース」の封筒を開ける前に、小学生コースのイメージがあったため、とても楽しみにしていたのですが、結論から言ってしまえば特に目新しいものもなく小学生コースに比べると影が薄れてしまいました。
「スマイルゼミ中学生コース」の口コミや評判を見ると、タブレットで勉強するのが好評みたいですが、小学生コースから比べると他社との差別化がなかなか図れていないようにも思います。
小学生のように、英語や新聞と言ったものは中学生になると特に目新しい材料でもなく、なかなか差別化を図るのも難しいのかな~と思います。
「スマイルゼミ」はまだまだ教育産業に参入してきてからは、新しいサービスです。
特に、中学生コースは2013年から始まったコースのため、まだ6年しか経過していません。
小学生のコースとは違って、中学生の場合は必ずクリアしなければいけない目標が存在します。
受験であり、定期テストでありと小学生とは違った、ノウハウが必要になります。
そういった意味で、「スマイルゼミ中学生コース」はまだまだこれからの展開次第となるのではないでしょうか。
しかし、歴史は浅いものの、使い勝手は満足できるものとなっています。
また、全額返金保証制度があるので、試してみてよくなかったら、期間内であれば返金してもらえるのは嬉しいですよね。
資料請求も無料で、頻繁にセールスも来ることもありませんので、試しに中身を確認するためにもカタログで確認してみることをお薦めします。
進研ゼミ中学講座について
「進研ゼミ中学講座」の特徴
進研ゼミ中学講座は、通信教育の老舗であるベネッセコーポレーションが提供している強みが売りですね。
会員数も昔からシェアを占めている教材なので情報が豊富です。
また、中学3年生で行われる、学力テストの問題を作成しているところも今のところはベネッセコーポレーションが独占している状態です。
そういった面で問題の質はいいと思います。
また、【進研ゼミ中学講座】は「スマイルゼミ中学生コース
」より歴史が古く1972年から名称は違うものの、ベネッセコーポレーションで出しているサービスです。
そのため、情報量は豊富で電話でのサポートサービスは、高校入試情報のみならず、日ごろの授業についての対策など多岐多様にわたって情報を聞き出すことが可能です。
この情報は昔からシェアが高いベネッセコーポレーションならではの質と量だと思います。
塾に通わなくとも、塾で得られる情報はほとんど得られますので、利用の仕方では受験対策など有利に進められると思います。
進研ゼミはノウハウが多く蓄積されているため、主要5教科以外の副教科の体育や美術、技術の対策にも力を入れてくれます。
高校受験は、定期テストの点数はもちろんですが、内申書の点数も上げなくてはいけません。
そのため、副教科の内申対策も必要になります。
これは、学習塾に行っても上がるものではありません。
しかし、進研ゼミでは電話サポートで、どういった点に注意をしたらいいのか、先生にどう接するといいのかしっかりとアドバイスが貰えます。
歴史が長く、全国の公立学校の学力テストなどをベネッセコーポレーションが担当しているということもあり、多くのノウハウを持っているというのは進研ゼミの強みではないでしょうか。
進研ゼミも資料請求は無料となっていますので、一度は目をとおしてみることをおすすめします。
「進研ゼミ中学講座」の会費
まず、ジャストシステムの「スマイルゼミ」の検討をする前に、まずは【進研ゼミ中学講座】
についておさらいをしておきます。
一番気になる会費からみていきましょう。
【進研ゼミ中学講座】は、テキストのみのオリジナルスタイル、専用タブレットとテキストを使用するハイブリットスタイルの2種類の学習方法から選択することができますが、受講料はどちらも同じ金額が設定されています。
受講料(税込)2020年3月現在
■ 進研ゼミ中学講座
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 6,980円(税込み) | 39,240円(税込み) (月あたり6,540円(税込み) |
71,760円(税込み) (月あたり5,980円(税込み)) |
2年生 | 7,190円(税込み) | 40,680円(税込み) (月あたり6,780円(税込み)) |
73,320円(税込み) (月あたり6,110円(税込み)) |
3年生 | 7,980円(税込み) | 45,120円(税込み) (月あたり7,520円(税込み)) |
82,680円(税込み) (月あたり6,890円(税込み)) |
■ 進研ゼミ中高一貫講座(中高一貫校に通う中学生対象)※ハイブリット講座のみ
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 9,850円(税込み) | 55,680円(税込み) (月あたり9,280円(税込み)) |
103,200円(税込み) (月あたり8,600円(税込み)) |
2年生 | 9,850円(税込み) | 55,680円(税込み) (月あたり9,280円(税込み)) |
103,200円(税込み) (月あたり8,600円(税込み)) |
3年生 | 9,850円(税込み) | 55,680円(税込み) (月あたり9,280円(税込み)) |
103,200円(税込み) (月あたり8,600円(税込み)) |
入会する月によって若干金額が異なりますが、基本的に4月からスタートした場合は上記の受講費となります。
通信教育では専用タブレットやiPadなどを使用し、デジタル教材を使う学習スタイルを取り入れるところが増えてきました。
進研ゼミも同じで、専用タブレットを使用した学習スタイルを選ぶことができます。またiPadを保有しているのであれば、そのiPadを利用して学習することも可能です。
ハイブリッドスタイルではタブレットを使用したデジタル授業ですが、定期テスト対策の暗記ブックや厳選予想問題は従来通りテキストで送付されてきます。
デジタル授業は講義や演習をiPadで行い、学習計画や赤ペンもすべてiPadで行います。
また、定期テスト対策で出る順・ニガテ度で優先順位をiPadが選択してくれて、復習するところを効率よくできるようにしています。
スマイルゼミ中学生コースについて
スマイルゼミ中学生コースの会費
「スマイルゼミ」はジャストシステムが作っている教材です。
ジャストシステムと言うと、わたしは一太郎でしょとしか思えないのです。
わたしの学生のころは、ワープロと言えばジャストシステムの一太郎で、漢字変換ソフトはATOKでしょって感じでした。
ですので初めて「スマイルゼミ」を知った時は、何でジャストシステムなのよ!と思いました。(^-^;
左から月払い、半年払い、1年払いとなっています。
◇ 標準クラス(2020年3月現在)
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 6,980円(税込み) | 39,480円(税込み) | 71,760円(税込み) |
2年生 | 6,980円(税込み) | 39,480円(税込み) | 75,760円(税込み) |
3年生 | 7,980円(税込み) | 45,480円(税込み) | 83,760円(税込み) |
◇ 特進クラス(2020年3月現在)
月払い | 半年払い | 1年払い | |
---|---|---|---|
1年生 | 12,400円(税込み) | 69,600円(税込み) | 129,600円(税込み) |
2年生 | 12,400円(税込み) | 69,600円(税込み) | 137,600円(税込み) |
3年生 | 14,400円(税込み) | 81,600円(税込み) | 153,600円(税込み) |
やはり小学講座同様に教材そのものがどういったものであるかがどっちを選ぶかのメインとなります。
中学講座は小学講座と違い受験を見据えなければいけません。
小学生で受験をする子は、小学生で受験を見据えた教材を選ばなければいけませんが、小学生は主に家庭学習の習慣をつけるための教材選びになるので、そこが大きな違いとなります。
あるドラマではありませんが、「受験は情報をいかに得るかだ」だと思います。
だから塾と言う存在があり、塾ではその情報を売っているのです。
塾に通っていない子供は、その点でハンデがあります。
まあ、ハンデと言ってもテストでしっかりと点数さえ取れる学力があれば問題はないのですが、希望する高校によってはこの情報と言うのはとても大事になると思います。
ですので、教材の内容の良し悪しも大事ですが情報の良し悪しも大事だと思います。
内容についてはどの通信教育を使ってもしっかりと勉強さえしていれば、学力は伸びると思います。
ですので情報という点で言えば「スマイルゼミ中学生コース」は、出来て日も浅いため弱点と言えます。
また、「スマイルゼミ小学生コース」のよにジャストシステムならではの情報技術を生かしきれていないと感じます。
やはり、この点は受験対策についてまだまだ発展途上であることがうかがえる教材と思います。
勉強をすると、親の携帯電話にメールが届き、親がそこから子供の勉強の進捗などをチェックできて、なおかつ返信ができるので「みまもるトーク」機能は健在です。
しかし、これは小学生コースだからこそとてもいい機能だと思ったものの、どっちかというと中学生コースでは特別にいい機能だとは思いませんでした。
思春期の時期の子供であるため、関わりに個人差があると思うからです。
最後に【進研ゼミ中学講座】と「スマイルゼミ中学生標準コース
」の毎月払いの比較を記載しておきます。
教材名 | スマイルゼミ | チャレンジ | ||
---|---|---|---|---|
受講費 | 1年生 | 6,980円(税込み) | 1年生 | 6,336円(税込み) |
2年生 | 6,980円(税込み) | 2年生 | 6,336円(税込み) | |
3年生 | 7,980円(税込み) | 3年生 | 6,665円(税込み) |
料金も【進研ゼミ中学講座】のほうが安く、情報の質量も【進研ゼミ中学講座】
がノウハウが蓄積されているでしょう。
やはり、一朝一夕で得たノウハウではないので、中学生の通信教育は【進研ゼミ中学講座】は料金の割にはしっかりとしたサービスだと思います。
しかしながら、タブレットを使った教材と言うことでは「スマイルゼミ中学生コース」はおススメです。
資料請求は無料ですので、一度「スマイルゼミ」の資料を請求してその内容をご自身で確認してみてください。
◆スマイルゼミ◆に資料請求をしてみる。
やはり、【進研ゼミ中学講座】は歴史が古く、「Z会
」同様に頭一つ出ている感じがします。
なお、イード社のアワードでは中学生部門の顧客満足度を「Z会」がほぼ総なめにしています。
ただし、塾の1/4の費用でで受けるサービスとしては、【進研ゼミ中学講座】はとてもいい教材だと思います。
◆【進研ゼミ中学講座】と「Z会高校受験コース」の比較ならこちら