「春が近づいてくると花粉症がでてつらい…」という人が年々増えています。
花粉症は、ひどくなると目のかゆみ、鼻水がとまらないなどさまざまな症状が出てかなりつらいですよね!
花粉症は、実は食生活を見直すことで辛い症状を改善することができる場合もあります。
そこで今回は、花粉症にはどんな食べ物がおすすめなのか詳しく紹介していきます。
花粉症対策は食べ物から始めよう!おすすめの6つの食べ物
花粉症の症状を緩和するには栄養バランスのとれた食事をとり、免疫力をつけることがとても大切!
免疫機能の約60%が腸に集中しているので、特に腸内環境を整えることを意識してみましょう!
これから紹介する食べ物は即効性はないですが、継続して食べてみることをおすすめします。
1.乳酸菌
乳酸菌は腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整える働きもありますが、免疫細胞のバランスを整える働きもしてくれます。
ヨーグルトやチーズ、キムチなどの発酵食品に乳酸菌が含まれています。
乳酸菌が免疫力を高めるとして、風邪やウィルス対策にも良いと注目されているので、普段から積極的に摂ることをおすすめします!
2.青魚
青魚にはDHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富です。
血流をよくし、抗アレルギー作用があります。特にサバ、イワシ、アジ、サワラなどに多く含まれています。
手軽に摂取するなら、青魚の缶詰もおすすめですよ。
3.脂肪の少ない肉
肉類を食べるときは、バラ肉や霜降り肉など脂肪分の多い肉を摂りすぎてしまうと、消化しきれなかった脂肪分が悪玉菌を増やしてしまいます。
悪玉菌が増えてしまうと善玉菌が減ってしまい、アレルギーが悪化しやすくなってしまいます。
豚ヒレ肉、鶏ササミ、鶏胸肉のように脂肪が少ない肉を選ぶようにしましょう。
4.ビタミンAを多く含む食べ物
ビタミンAには、粘膜を正常な状態に保ってくれる作用があり、花粉がつく鼻の粘膜を保護して症状和らげる効果があります。
大根の葉、かぶの葉、人参、春菊、小松菜、焼き海苔、シソの葉、チンゲン菜などに多く含まれています。
5.ビタミンCを多く含む食べ物
ビタミンCには、免疫力低下の原因になってしまう活性酸素という物質を取り除いてくれる抗酸化作用があります。
体内の免疫力が上がることで症状が改善されます。
ブロッコリー、パセリ、キウイフルーツ、菜の花、柿、パパイヤ、いちご、れんこんなどに含まれています。
6.ビタミンEを多く含む食べ物
ビタミンEは強い抗酸化力を持っていて、細胞が炎症を起こすのを防いでくれます。
アレルギーの症状を和らげるのに大事なビタミンです。
ビタミンEは脂溶性なので脂と一緒に摂ると吸収されやすくなりますが、脂は花粉症を悪化させてしまうので、少量にしてください。
かぼちゃ、ごま、アーモンド、ほうれん草、いかなどに含まれています。
花粉症の時期に避けたい食べ物とは?
花粉症にいい食べ物をたくさん紹介しましたが、その反対に避けたほうがいい食材もあります。
控えたほうがいい食材を知っておかないと、いい食べ物を積極的に摂って腸内環境を整えたとしてもまた腸内環境が悪くなりアレルギーが悪化してしまうこともあります。
そうならないためにも避けたい食べ物を知っておきましょう。
脂肪の多い食べ物
悪玉菌は、体に有害な物質を作ってしまう腸内細菌です。脂肪分の多い食べ物を摂ると、消化しきれない脂肪分が悪玉菌を増やしてしまい、アレルギーが悪化しやすくなってしまいます。
脂肪の多い肉や揚げ物、加工食品、インスタント食品などはなるべく避けるようにしましょう。
アルコール
アルコールが肝臓で分解されるときにアセトアルデヒドという物質が作られます。
アセトアルデヒドはアレルギーを悪化させてしまうヒスタミンを放出させるので、花粉症が悪化する可能性があります。
お酒が好きな人は、飲まない日を作って肝臓を休ませると症状が緩和するかもしれません。
花粉症にはトマトやメロンもNG?口腔アレルギー症候群に注意
果物や野菜を食べたときに、口の中にイガイガやかゆみがでたことはありませんか?
それは実は「口腔アレルギー症候群」と言われるもの。
口腔アレルギー症候群は、特定の食材と花粉中に類似する物質がアレルギーを起こすため、花粉症と関係があるといわれているんです。
口腔アレルギー症候群の原因と言われている果物や野菜は下記のようなものです。
- スギ、ヒノキ花粉症⇒トマト
- シラカンバ花粉症⇒りんご、もも、さくらんぼ
- イネ科花粉症⇒トマト、スイカ、メロン、オレンジ
- ヨモギ、ブタクサ花粉症⇒メロン、スイカ、セロリ
心当たりがある人は、花粉症の時期に上記の果物や野菜を食べないように気を付けましょう。
花粉症の時期に食べ物以外で気を付けること
花粉症の時期に食べ物以外で気をつけることがあります。
どのような点に気を付ければいいのか、確認していきましょう。
必ずマスクをして外出する
花粉症対策にはまず「マスク」を思い浮かべる人が多いでしょう。
マスクは花粉を防止するためには必需品です。
特に長時間外で過ごすレジャーなどに出かけたときは、マスクをしていないと症状がかなり悪化することがあります。
また、目がかゆくなるという人は、花粉対策メガネもおすすめですよ!
できればタバコもひかえる
タバコもアレルギーを悪化させてしまいます。タバコの煙が鼻の粘膜を刺激すると、鼻の症状が悪化します。
本人だけではなく、周りの人にも影響があるので、花粉症の時期はタバコを控えるか禁煙するようにしましょう。
規則正しい生活を心がける
ストレスや過労、睡眠不足なども免疫が低下する原因になります。
症状が悪化しないように徹夜や深酒、喫煙を控えて規則正しい生活を心がけましょう。
適度に運動することも体調管理をするのに必要です。
服についた花粉を落としてから家に入る
家に帰宅したときに上着や髪についた花粉を落としましょう。
衣類は表面が毛羽立ったウールなど花粉がつきやすい服装は避けたほうがいいです。
また、花粉を落とすときは手ではたくのはNG!
ウェットティッシュなどで服の表面をさっとぬぐうと、花粉が家の中に飛び散らずにすみます。
―さらに、自宅にもどったら、すぐに手や顔を洗って花粉を落とすのもおすすめですよ。
まとめ
花粉症対策するには体質を変えることが必要だとわかりましたよね。
ですが、すぐに体質を変えることはできないので時間がかかると思います。
少しずつでも花粉症の症状を緩和するために紹介した食べ物を食べ続けてみてください。
花粉症の辛い時期も快適に過ごせるようにぜひ参考にしてみてください。